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公開番号2024130758
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040652
出願日2023-03-15
発明の名称コイル部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 17/04 20060101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】漏れ磁束の低減が図られたコイル部品を提供する。
【解決手段】 コイル部品1においては、磁性シート30は、コイル20と上下方向において重なる領域31において傾いており、磁性シート30がコイル20の内縁近傍の磁束Fの向きに沿っている。そのため、磁束Fが磁性シート30を通りやすくなっており、コイル部品1における漏れ磁束の低減が実現されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
金属粉および樹脂を含む材料で構成された素体と、
前記素体内に設けられたコイルと、
前記素体内において前記コイルの軸線に対して交差して延在する磁性シートと
を備え、
前記磁性シートは、前記コイルの軸線の方向に関する前記コイルの先端位置に対応する部分が、前記コイルの軸線に近づくにつれて前記コイル側に近づくように傾いている、コイル部品。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
金属粉および樹脂を含む材料で構成された素体と、
前記素体内に設けられたコイルと、
前記素体内において前記コイルの軸線に対して交差して延在する磁性シートと
を備え、
前記磁性シートは、前記コイルの軸線の方向に関する前記コイルの先端位置に対応する部分が、前記コイルの軸線から離れるにつれて前記コイル側に近づくように傾いている、コイル部品。
【請求項3】
金属粉および樹脂を含む材料で構成された素体と、
前記素体内に設けられたコイルと、
前記素体内において前記コイルの軸線に対して交差して延在する磁性シートと
を備え、
前記磁性シートは、前記コイルの軸線の方向に関する前記コイルの先端位置に対応する部分と前記コイルの軸線に対応する部分とで、前記コイルの軸線の方向に関する位置が異なっている、コイル部品。
【請求項4】
前記磁性シートが前記素体内に複数層設けられている、請求項1~3のいずれか一項に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記複数層の磁性シートの構成材料が異なっている、請求項4に記載のコイル部品。
【請求項6】
隣り合う前記磁性シートの層間に、前記素体の材料が介在している、請求項4に記載のコイル部品。
【請求項7】
隣り合う前記磁性シートの層間に介在している前記素体の材料は、前記コイルの軸線に直交する方向に関し、前記コイルの内側の量より外側の量の方が多い、請求項6に記載のコイル部品。
【請求項8】
前記磁性シートの層間に前記コイルが位置している、請求項4に記載のコイル部品。
【請求項9】
前記磁性シートが複数層構造を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のコイル部品。
【請求項10】
前記磁性シートに含まれる複数層の構成材料が異なっている、請求項9に記載のコイル部品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル部品に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、コイルを含む絶縁性素体と、素体上に配置されたシート状の磁性体とを備えるコイル部品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-203813号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者らは、ノイズの原因となるコイル部品の漏れ磁束について研究を重ねた末に、コイルを含む磁性素体の内部に磁性シートを設けることで、漏れ磁束を低減できるとの知見を得た。特に、コイルの形状に応じた姿勢で磁性シートを設けることで、漏れ磁束をさらに低減することができるとの知見を得た。
【0005】
本発明の一側面は、漏れ磁束の低減が図られたコイル部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係るコイル部品は、金属粉および樹脂を含む材料で構成された素体と、素体内に設けられたコイルと、素体内においてコイルの軸線に対して交差して延在する磁性シートとを備え、磁性シートは、コイルの軸線の方向に関するコイルの先端位置に対応する部分が、コイルの軸線に近づくにつれてコイル側に近づくように傾いている。
【0007】
上記コイル部品においては、コイルの軸線に近づくにつれてコイル側に近づくように傾いている磁性シートの部分をコイルの内縁近傍の磁束が通ることで、漏れ磁束が有意に低減される。
【0008】
本発明の一側面に係るコイル部品は、金属粉および樹脂を含む材料で構成された素体と、素体内に設けられたコイルと、素体内においてコイルの軸線に対して交差して延在する磁性シートとを備え、磁性シートは、コイルの軸線の方向に関するコイルの先端位置に対応する部分が、コイルの軸線から離れるにつれてコイル側に近づくように傾いている。
【0009】
上記コイル部品においては、コイルの軸線から離れるにつれてコイル側に近づくように傾いている磁性シートの部分をコイルの外縁近傍の磁束が通ることで、漏れ磁束が有意に低減される。
【0010】
本発明の一側面に係るコイル部品は、金属粉および樹脂を含む材料で構成された素体と、素体内に設けられたコイルと、素体内においてコイルの軸線に対して交差して延在する磁性シートとを備え、磁性シートは、コイルの軸線の方向に関するコイルの先端位置に対応する部分とコイルの軸線に対応する部分とで、コイルの軸線の方向に関する位置が異なっている。
(【0011】以降は省略されています)

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