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公開番号2024134190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044373
出願日2023-03-20
発明の名称コイル装置
出願人TDK株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類H01F 27/28 20060101AFI20240926BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ワイヤの引き回しがシンプルであり、電気的特性に優れたコイル装置を提供すること。
【解決手段】コイル装置1は、連続した1本の第1ワイヤ3と連続した1本の第2ワイヤ4とが複数のボビンに巻回されたコイル装置である。複数のボビンには、第1ボビン2aと、第2ボビン2bと、第3ボビン2cとが含まれている。第1ボビン2aには、第1ワイヤ3が巻回されて、第1コイル31が形成されている。第2ボビン2bには、第2ワイヤ4が巻回されて、第2コイル42が形成されている。第3ボビン2cには、第1ワイヤ3が巻回されて、第3一次側コイル33が形成されているとともに、第2ワイヤ4が巻回されて、第3二次側コイル43が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
連続した1本の第1ワイヤと連続した1本の第2ワイヤとが複数のボビンに巻回されたコイル装置であって、
複数の前記ボビンには、第1ボビンと、第2ボビンと、第3ボビンとが含まれており、
前記第1ボビンには、前記第1ワイヤが巻回されて、第1コイルが形成されており、
前記第2ボビンには、前記第2ワイヤが巻回されて、第2コイルが形成されており、
前記第3ボビンには、前記第1ワイヤが巻回されて、第3一次側コイルが形成されているとともに、前記第2ワイヤが巻回されて、第3二次側コイルが形成されているコイル装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第3ボビンは、前記第1ボビンと前記第2ボビンとの間に配置されており、
前記第1ワイヤは、前記第1ボビンから前記第3ボビンにかけて、連続的に巻回されており、
前記第2ワイヤは、前記第2ボビンから前記第3ボビンにかけて、連続的に巻回されている請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記第3一次側コイルおよび前記第3二次側コイルの一方は、他方の上に積層されている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記第3ボビンの軸方向に沿って、前記第3一次側コイルと前記第3二次側コイルとは隣接して配置されている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項5】
複数の前記ボビンには、第4ボビンがさらに含まれており、
前記第4ボビンには、前記第1ワイヤが巻回されて、第4一次側コイルが形成されているとともに、前記第2ワイヤが巻回されて、第4二次側コイルが形成されている請求項1に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記第3ボビンおよび前記第4ボビンは、前記第1ボビンと前記第2ボビンとの間に配置されており、
前記第1ワイヤは、前記第1ボビン、前記第3ボビンおよび前記第4ボビンに、この順で連続的に巻回されており、
前記第2ワイヤは、前記第2ボビン、前記第4ボビンおよび前記第3ボビンに、この順で連続的に巻回されている請求項5に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記第3ボビンにおいて前記第3二次側コイルが前記第3一次側コイルの上に積層されているとき、前記第4ボビンにおいて前記第4二次側コイルは前記第4一次側コイルの上に積層されており、
前記第3ボビンにおいて前記第3一次側コイルが前記第3二次側コイルの上に積層されているとき、前記第4ボビンにおいて前記第4一次側コイルは前記第4二次側コイルの上に積層されている請求項5または6に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記第3ボビンでは前記第3二次側コイルが前記第3一次側コイルの上に積層されており、前記第4ボビンでは前記第4一次側コイルが前記第4二次側コイルの上に積層されている請求項5または6に記載のコイル装置。
【請求項9】
前記第3ボビンの軸方向に沿って、前記第3一次側コイルと前記第3二次側コイルとは隣接して配置されており、
前記第4ボビンの軸方向に沿って、前記第4一次側コイルと前記第4二次側コイルとは隣接して配置されている請求項5または6に記載のコイル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複数のコイル装置を相互に接続することにより、複数のコイルを有する電気回路を構成する技術が知られている。また、1つのコイル装置に複数のコイルを具備させ、複数のコイルを相互に接続することにより、複数のコイルを有する電気回路を構成する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
しかしながら、上述したいずれの技術においても、複数のコイル装置間、あるいは複数のコイル間において、ワイヤの引き回しが煩雑になるという問題がある。また、複数のコイル装置間、あるいは複数のコイル間を接続するために、端子等を用いる必要があり、端子等の接続抵抗により、各コイルにおいて電気的特性(銅損等)が悪化するという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平5-43734号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、ワイヤの引き回しがシンプルであり、電気的特性に優れたコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
連続した1本の第1ワイヤと連続した1本の第2ワイヤとが複数のボビンに巻回されたコイル装置であって、
複数の前記ボビンには、第1ボビンと、第2ボビンと、第3ボビンとが含まれており、
前記第1ボビンには、前記第1ワイヤが巻回されて、第1コイルが形成されており、
前記第2ボビンには、前記第2ワイヤが巻回されて、第2コイルが形成されており、
前記第3ボビンには、前記第1ワイヤが巻回されて、第3一次側コイルが形成されているとともに、前記第2ワイヤが巻回されて、第3二次側コイルが形成されている。
【0007】
本発明に係るコイル装置では、第1ワイヤおよび第2ワイヤのいずれも、連続した1本のワイヤである。そのため、第1ボビンおよび第3ボビンに第1ワイヤを巻回し、それぞれに第1コイルおよび第3一次側コイルを形成すると、第1コイルと第3一次側コイルとが連続し、第1コイルと第3一次側コイルとの間に、端子などによる不連続部が形成されることがない。そのため、第1コイルと第3一次側コイルとの間において、第1ワイヤの引き回しがシンプルになり、コイル装置の信頼性が向上する。また、端子などの不連続部に起因して、第1コイルあるいは第3一次側コイルの電気的特性(銅損等)が悪化することがない。
【0008】
同様に、第2ボビンおよび第3ボビンに第2ワイヤを巻回し、それぞれに第2コイルおよび第3二次側コイルを形成すると、第2コイルと第3二次側コイルとが連続し、第2コイルと第3二次側コイルとの間に、端子などによる不連続部が形成されることがない。そのため、第2コイルと第3二次側コイルとの間において、第2ワイヤの引き回しがシンプルになり、コイル装置の信頼性が向上する。また、端子などの不連続部に起因して、第2コイルあるいは第3二次側コイルの電気的特性(銅損等)が悪化することがない。
【0009】
また、第1ボビンに形成された第1コイルによって、第1のインダクタ部を形成するとともに、第2ボビンに形成された第2コイルによって、第2のインダクタ部を形成することができる。さらに、第3ボビンに形成された第3一次側コイルと第3二次側コイルとによって、トランス部を形成することができる。したがって、例えば、2つのインダクタ部と1つのトランス部とを有する電気回路を2本の連続するワイヤで構成することができる。
【0010】
前記第3ボビンは、前記第1ボビンと前記第2ボビンとの間に配置されており、前記第1ワイヤは、前記第1ボビンから前記第3ボビンにかけて、連続的に巻回されており、前記第2ワイヤは、前記第2ボビンから前記第3ボビンにかけて、連続的に巻回されていてもよい。第3ボビンを第1ボビンと第2ボビンとの間に配置することにより、第1ボビンから第3ボビンにかけて第1ワイヤを巻回しやすくなり、第3ボビンに第3一次側コイルを容易に形成することができる。また、第2ボビンから第3ボビンにかけて第2ワイヤを巻回しやすくなり、第3ボビンに第3二次側コイルを容易に形成することができる。これにより、第3ボビンにトランス部を容易に形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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