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公開番号2024160195
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-13
出願番号2021161773
出願日2021-09-30
発明の名称導電性フィルム、及び表示装置
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01B 5/14 20060101AFI20241106BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】導電線の視認性を低くすることができる導電性フィルム、及び表示装置を提供する。
【解決手段】ピッチP1、及びピッチP2は、いずれも幅狭ピッチPxよりも大きい。すなわち、第1の導電性パターン60Aは、第1のメッシュ部61及び第2のメッシュ部62において、狭い幅狭ピッチPxよりも大きいピッチを確保することができる。これにより、第1の導電性パターン60Aの端部60Aaにおいて、第1の導電線50A,50Bの潰れなどによって視認性が上がってしまうことを抑制することができる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
フィルム状の基材と、前記基材の主面上に配置されるメッシュ状の第1の導電性パターンと、を備える導電性フィルムであって、
前記第1の導電性パターンは、前記主面に沿った第1の方向に延びる複数の第1の導電線、及び前記主面沿って前記第1の方向と直交する第2の方向に延びる複数の第2の導電線を含み、
前記第1の導電性パターンは、
前記第1の導電性パターンの前記第2の方向における端部に配置される第1のメッシュ部と、
前記第1のメッシュ部に前記第2の方向に隣り合う第2のメッシュ部と、
前記第1のメッシュ部及び前記第2のメッシュ部以外の第3のメッシュ部と、を少なくとも有し、
前記第2の方向において、前記第1のメッシュ部の第1のピッチ、及び前記第2のメッシュ部の第2のピッチは、前記第3のメッシュ部の第3のピッチよりも小さく、
前記第1のピッチ及び前記第2のピッチの和は、前記第3のピッチよりも大きく、前記和と、前記第3のピッチとの差を第4のピッチと仮定した場合、前記第1のピッチ、及び前記第2のピッチは、いずれも前記第4のピッチよりも大きく、
前記第1のメッシュ部、及び前記第2のメッシュ部は、前記第3のメッシュ部と非相似形状である、導電性フィルム。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記第1のメッシュ部、及び前記第2のメッシュ部は、長方形である、請求項1に記載の導電性フィルム。
【請求項3】
前記第1のピッチは、前記第2のピッチと等しい、請求項1又は2に記載の導電性フィルム。
【請求項4】
前記第1のメッシュ部の開口面積、及び前記第2のメッシュ部の開口面積は、それぞれ前記第3のメッシュ部の開口面積の二分の一以上である、請求項1~3の何れか一項に記載の導電性フィルム。
【請求項5】
前記第1の導電性パターンに対して、前記第2の方向に離間して対向するように配置され、前記第1の導電線及び前記第2の導電線を含む第2の導電性パターンを備え、
前記第2の導電性パターンは、前記第1の導電性パターンと対向する端部に配置される第4のメッシュ部を有し、
前記第4のメッシュ部の開口面積と前記第1のメッシュ部の開口面積の合計は、前記第3のメッシュ部の開口面積以上である、請求項1~4の何れか一項に記載の導電性フィルム。
【請求項6】
請求項1~5の何れか一項に記載の導電性フィルムを備える、表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、導電性フィルム、及び表示装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、透明基板と、透明基板の主面上に配置されるメッシュ状の導電性パターンと、を備える導電性フィルムが知られている(例えば特許文献1)。この導電性フィルムにおいて、導電性パターンは、導電線を二軸方向に一定ピッチで配列することで形成される複数のメッシュ部を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-138512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述のような導電性フィルムでは、導電性パターンの端部に、他のメッシュ部よりも小さいピッチのメッシュ部が形成される場合がある。このとき、端部のメッシュ部のピッチが小さくなりすぎると、メッシュ部において対向する一対の導電線同士の距離が近くなりすぎる。この場合、製造時などにおいて、一対の導電線同士が潰れなどによって接続されてしまう可能性がある。当該潰れが発生した場合、太い導電線が形成されてしまい、視認性が上がってしまう。導電性フィルムを表示装置に組み込んだ場合、導電線の視認性は低く抑制されることが求められる。
【0005】
そこで、本開示は、導電線の視認性を低くすることができる導電性フィルム、及び表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る導電性フィルムは、フィルム状の基材と、基材の主面上に配置されるメッシュ状の第1の導電性パターンと、を備える導電性フィルムであって、第1の導電性パターンは、主面に沿った第1の方向に延びる複数の第1の導電線、及び主面沿って第1の方向と直交する第2の方向に延びる複数の第2の導電線を含み、第1の導電性パターンは、第1の導電性パターンの第2の方向における端部に配置される第1のメッシュ部と、第1のメッシュ部に第2の方向に隣り合う第2のメッシュ部と、第1のメッシュ部及び第2のメッシュ部以外の第3のメッシュ部と、を少なくとも有し、第2の方向において、第1のメッシュ部の第1のピッチ、及び第2のメッシュ部の第2のピッチは、第3のメッシュ部の第3のピッチよりも小さく、第1のピッチ及び第2のピッチの和は、第3のピッチよりも大きく、和と、第3のピッチとの差を第4のピッチと仮定した場合、第1のピッチ、及び第2のピッチは、いずれも第4のピッチよりも大きく、第1のメッシュ部、及び第2のメッシュ部は、第3のメッシュ部と非相似形状である。
【0007】
本開示の一側面に係る表示装置は、上述の導電性フィルムを備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一側面によれば、導電線の視認性を低くすることができる導電性フィルム、及び表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
導電性フィルムの一実施形態を示す平面図である。
図1のII-II線に沿う断面図である。
表示装置の一実施形態を示す断面図である。
導電性層の平面図である。
図4の「E」で示す部分の拡大図である。
変形例に係る導電性フィルムの導電性層の拡大図である。
変形例に係る導電性フィルムの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示のいくつかの実施形態について詳細に説明する。ただし、本開示は以下の実施形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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