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公開番号
2024159498
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2024025671
出願日
2024-02-22
発明の名称
R-T-B系永久磁石およびその製造方法
出願人
TDK株式会社
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
H01F
1/057 20060101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】残留磁束密度Br、保磁力HcJおよび角形比Hk/HcJを向上させたR-T-B系永久磁石を得る。
【解決手段】 Cと、Zrと、を含むR-T-B系永久磁石である。R-T-B系永久磁石が主相粒子および粒界を含む。R-T-B系永久磁石の断面において、主相粒子内のZr濃度の分布が特定の範囲内の分布である。粒界に含まれるZrB
2
の合計面積をS(B)、粒界に含まれるZrCの合計面積をS(C)として、S(C)/(S(B)+S(C))が98.0%以上である。R-T-B系永久磁石を100質量%として、Zrの含有量が0.60質量%以上1.60質量%以下、Bの含有量が0質量%を上回り0.85質量%以下、Cの含有量が0質量%を上回り0.260質量%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
Cと、Zrと、を含むR-T-B系永久磁石であって、
前記R-T-B系永久磁石が主相粒子および粒界を含み、
前記R-T-B系永久磁石の断面において、
前記主相粒子の中心部のZr濃度を[Zr1]として、[Zr1]が0以上0.35at%以下であり、
前記粒界に含まれるZrB
2
の合計面積をS(B)、前記粒界に含まれるZrCの合計面積をS(C)として、S(C)/(S(B)+S(C))が98.0%以上であり、
前記R-T-B系永久磁石を100質量%として、
Zrの含有量が0.60質量%以上1.60質量%以下、
Bの含有量が0質量%を上回り0.85質量%以下、
Cの含有量が0質量%を上回り0.260質量%以下であるR-T-B系永久磁石。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
Cと、Zrと、を含むR-T-B系永久磁石であって、
前記R-T-B系永久磁石が主相粒子および粒界を含み、
前記R-T-B系永久磁石の断面において、
前記主相粒子の中心部のZr濃度を[Zr1]、前記主相粒子の外縁部のZr濃度[Zr2]として、[Zr1]/[Zr2]が原子数比で0.70以上1.20以下であり、
前記粒界に含まれるZrB
2
の合計面積をS(B)、前記粒界に含まれるZrCの合計面積をS(C)として、S(C)/(S(B)+S(C))が98.0%以上であり、
前記R-T-B系永久磁石を100質量%として、
Zrの含有量が0.60質量%以上1.60質量%以下、
Bの含有量が0質量%を上回り0.85質量%以下、
Cの含有量が0質量%を上回り0.260質量%以下であるR-T-B系永久磁石。
【請求項3】
前記R-T-B系永久磁石におけるZrB
2
の合計面積割合が0%以上0.01%未満である請求項1または2に記載のR-T-B系永久磁石。
【請求項4】
ZrB
2
の粒径が最大で1.0μm以下であり、かつ、ZrCの粒径が最大で1.0μm以下である請求項1または2に記載のR-T-B系永久磁石。
【請求項5】
重希土類元素の含有量が0質量%以上0.80質量%以下である請求項1または2に記載のR-T-B系永久磁石。
【請求項6】
さらにGaを含み、
Gaの含有量が0.40質量%以上1.00質量%以下である請求項1または2に記載のR-T-B系永久磁石。
【請求項7】
さらにAlを含み、
Alの含有量が0質量%を上回り0.07質量%以下である請求項1または2に記載のR-T-B系永久磁石。
【請求項8】
希土類元素の含有量が29.00質量%以上34.00質量%以下である請求項1または2に記載のR-T-B系永久磁石。
【請求項9】
希土類元素の含有量が30.00質量%以上33.00質量%以下、Bの含有量が0.70質量%以上0.85質量%以下である請求項1または2に記載のR-T-B系永久磁石。
【請求項10】
主相合金と粒界相合金とを準備する工程と、
前記主相合金と前記粒界相合金とを混合する工程と、を含み、
前記主相合金におけるCの含有量が0.070質量%以上0.180質量%以下であり、
前記粒界相合金におけるZrの含有量が3.00質量%以上7.00質量%以下であり、
前記主相合金と前記粒界相合金との混合比率が質量比で85:15~92:8であるR-T-B系永久磁石の製造方法
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、R-T-B系永久磁石およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1にはR-T-B系希土類永久磁石等に関する発明が記載されている。特許文献1に記載されたR-T-B系希土類永久磁石の製造方法では、R
2
T
14
B相を主体とする低R合金と、低R合金よりRを多く含む高R合金とを用いる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2004/029997号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、残留磁束密度Br、保磁力HcJおよび角形比Hk/HcJを向上させたR-T-B系永久磁石を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の観点に係るR-T-B系永久磁石は、Cと、Zrと、を含むR-T-B系永久磁石であって、
前記R-T-B系永久磁石が主相粒子および粒界を含み、
前記R-T-B系永久磁石の断面において、
前記主相粒子の中心部のZr濃度を[Zr1]として、[Zr1]が0以上0.35at%以下であり、
前記粒界に含まれるZrB
2
の合計面積をS(B)、前記粒界に含まれるZrCの合計面積をS(C)として、S(C)/(S(B)+S(C))が98.0%以上であり、
前記R-T-B系永久磁石を100質量%として、
Zrの含有量が0.60質量%以上1.60質量%以下、
Bの含有量が0質量%を上回り0.85質量%以下、
Cの含有量が0質量%を上回り0.260質量%以下である。
【0006】
本開示の第2の観点に係るR-T-B系永久磁石は、Cと、Zrと、を含むR-T-B系永久磁石であって、
前記R-T-B系永久磁石が主相粒子および粒界を含み、
前記R-T-B系永久磁石の断面において、
前記主相粒子の中心部のZr濃度を[Zr1]、前記主相粒子の外縁部のZr濃度[Zr2]として、[Zr1]/[Zr2]が原子数比で0.70以上1.20以下であり、
前記粒界に含まれるZrB
2
の合計面積をS(B)、前記粒界に含まれるZrCの合計面積をS(C)として、S(C)/(S(B)+S(C))が98.0%以上であり、
前記R-T-B系永久磁石を100質量%として、
Zrの含有量が0.60質量%以上1.60質量%以下、
Bの含有量が0質量%を上回り0.85質量%以下、
Cの含有量が0質量%を上回り0.260質量%以下である。
【0007】
以下の記載は第1の観点と第2の観点とで共通する記載である。
【0008】
前記R-T-B系永久磁石におけるZrB
2
の合計面積割合が0%以上0.01%未満であってもよい。
【0009】
ZrB
2
の粒径が最大で1.0μm以下であってもよく、かつ、ZrCの粒径が最大で1.0μm以下であってもよい。
【0010】
重希土類元素の含有量が0質量%以上0.80質量%以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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