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公開番号2024132284
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023043012
出願日2023-03-17
発明の名称コイル部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 17/00 20060101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】接続部において二つの導体が接触する部分の接合強度の向上が図れるコイル部品を提供する。
【解決手段】コイル部品1は、複数の絶縁層が積層されて形成されており、主面2c及び主面2dを含む素体2と、素体2の主面2dに配置されている第一端子電極3及び第二端子電極4と、素体2内に配置されており、第一端子電極3及び第二端子電極4と電気的に接続されているコイル5と、を備え、コイル5は、主面2c側に配置されている第一配線部6と、主面2d側に配置されている第二配線部7と、第二方向D2において延在していると共に、第一配線部6と第二配線部7とを接続しているピラー部8と、を含み、ピラー部8において、二つの導体が接触している接触面8Sには、フィラー15が配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の絶縁層が積層されて形成されており、実装面と当該実装面と対向する主面とを含む素体と、
前記素体の前記実装面に配置されている一対の端子電極と、
前記素体内に配置されており、一対の前記端子電極と電気的に接続されているコイルと、を備え、
前記コイルは、前記主面側に配置されている第一配線部と、前記実装面側に配置されている第二配線部と、前記実装面と前記主面との対向方向において延在していると共に、前記第一配線部と前記第二配線部とを接続している接続部と、を含み、
前記接続部において、二つの導体が接触している接触面には、フィラーが配置されている、コイル部品。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記接触面を前記対向方向から見たときに、前記接触面の外縁領域に配置されている前記フィラーの密度は、前記接触面の内側領域に配置されている前記フィラーの密度よりも高い、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記フィラーは、前記接触面において、前記対向方向における±5μmの範囲内に配置されている、請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記接触面の面積に対する前記フィラーの存在割合は、0.05%以上である、請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項5】
複数の前記フィラーは、通常フィラーと、前記通常フィラーの一部が破断している破断フィラーと、を含んでいる、請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記フィラーは、電気的な絶縁性を有している絶縁性フィラーである、請求項1又は2に記載のコイル部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル部品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、樹脂からなる絶縁体と、絶縁体内に設けられたコイルと、コイルと電気的に接続されており、素体の実装面に配置されている端子電極と、を備えるコイル部品が開示されている。コイルは、第一配線部と、第二配線部と、第一配線部と第二配線部とを接続している接続部と、を含んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-141945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一側面は、接続部において二つの導体が接触する部分の接合強度の向上が図れるコイル部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明の一側面に係るコイル部品は、複数の絶縁層が積層されて形成されており、実装面と当該実装面と対向する主面とを含む素体と、素体の実装面に配置されている一対の端子電極と、素体内に配置されており、一対の端子電極と電気的に接続されているコイルと、を備え、コイルは、主面側に配置されている第一配線部と、実装面側に配置されている第二配線部と、実装面と主面との対向方向において延在していると共に、第一配線部と第二配線部とを接続している接続部と、を含み、接続部において、二つの導体が接触している接触面には、フィラーが配置されている。
【0006】
本発明の一側面に係るコイル部品では、接続部において、二つの導体が接触している接触面には、フィラーが配置されている。接触面は、接続部(導体)と第一配線部(導体)とが接触する面であってもよいし、接続部が複数の部材が積層されて構成されている場合には、二つの部材(導体)が接触面であってもよい。コイル部品では、接触面にフィラーが配置されているため、接触面に凹凸が設けられる。そのため、コイル部品では、アンカー効果によって、二つの導体の密着性が向上する。したがって、コイル部品では、接続部において二つの導体が接触する部分の接合強度の向上が図れる。
【0007】
(2)上記(1)のコイル部品において、接触面を対向方向から見たときに、接触面の外縁領域に配置されているフィラーの密度は、接触面の内側領域に配置されているフィラーの密度よりも高くてもよい。この構成では、接触面の外縁領域に多くのフィラーが配置されているため、二つの導体の接続部分に外力が加わった場合に、フィラーによって応力を効果的に緩和(吸収)することができる。したがって、コイル部品では、接続部において二つの導体が接触する部分の接合強度の向上が図れる。
【0008】
(3)上記(1)又は(2)のコイル部品において、フィラーは、接触面において、対向方向における±5μmの範囲内に配置されていてもよい。この構成では、アンカー効果を効果的に得ることができる。
【0009】
(4)上記(1)~(3)のいずれか一つのコイル部品において、接触面の面積に対するフィラーの存在割合は、0.05%以上であってもよい。この構成では、フィラーによって、アンカー効果を得ることができる。
【0010】
(5)上記(1)~(4)のいずれか一つのコイル部品において、複数のフィラーは、通常フィラーと、通常フィラーの一部が破断している破断フィラーと、を含んでいてもよい。通常フィラーは、フィラーの原型を保持しているフィラーであり、たとえば球状を呈している。破断フィラーは、通常フィラーの一部が破断しているものである。破断フィラーは、破断によって角部などを有している。この構成では、アンカー効果を効果的に得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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