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公開番号2024124119
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023032070
出願日2023-03-02
発明の名称光合波器、可視光光源モジュール及び光学エンジン
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 6/12 20060101AFI20240905BHJP(光学)
要約【課題】ニオブ酸リチウム膜を用いた光変調器と接続可能あるいは集積可能であって、従来より小型化が可能な光合波器を提供を提供することである。
【解決手段】本発明の光合波器100は、3個の異なる波長のレーザー光を合波する光合波器であって、入力側から第1MMI型光合波部50-1と第2MMI型光合波部50-2とが接続された2段MMI型光合波部50を備え、第1MMI型光合波部50-1の幅W1が第2MMI型光合波部50-2の幅W1よりも広い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の異なる波長のレーザー光を合波する光合波器であって、
入力側から第1MMI型光合波部と第2MMI型光合波部とが接続されており、
前記第1MMI型光合波部の幅が前記第2MMI型光合波部の幅よりも広い、光合波器。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記複数の異なる波長がすべて可視光波長である、請求項1に記載の光合波器。
【請求項3】
前記光合波器は3入力、1出力の光合波器であり、3色のレーザー光を入力し、中央から入力するレーザー光が最も短い波長のレーザー光であるように構成されている、請求項1に記載の光合波器。
【請求項4】
前記3色はそれぞれ、610nm以上750nm以下の赤色波長であり、500nm以上560nm以下の緑色波長であり、435nm以上480nm以下の青色波長である、請求項3に記載の光合波器。
【請求項5】
前記第2MMI型光合波部の、前記第1MMI型光合波部との接続部には前記第1MMI型光合波部に近づくほど幅広のテーパを有する、請求項4に記載の光合波器。
【請求項6】
ニオブ酸リチウムとは異なる材料からなる基板と、
前記基板の主面に形成された、ニオブ酸リチウム膜からなる光合波機能層と、を備え、
前記光合波器は光合波機能層に形成されている、請求項1~5のいずれか一項に記載の光合波器。
【請求項7】
請求項6に記載の光合波器と、前記光合波器で合波する可視光を出射する複数の可視光レーザー光源とを備える、可視光光源モジュール。
【請求項8】
請求項6に記載の光合波器と、前記光合波器に接続され、複数の可視光レーザー光源から出射された複数の可視光を前記光合波器に導波するマッハツェンダー型光変調器と、を備える、光変調機能付き光合波器。
【請求項9】
請求項8に記載の光変調機能付き光合波器と、前記光変調機能付き光合波器で合波する可視光を出射する複数の可視光レーザー光源とを備える、可視光光源モジュール。
【請求項10】
請求項7に記載の可視光光源モジュールと、
前記可視光光源モジュールから出射された光を、画像表示するように角度を変えて反射する光走査ミラーと、を備える光学エンジン。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光合波器、可視光光源モジュール及び光学エンジンに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
現在、VR(Virtual Reality:仮想現実)やAR(Augmented Reality:拡張現実)等のxR技術において眼鏡型端末が検討されている。特に近年では、二次元的に走査された光をユーザの網膜に結像することで、使用者に画像を視認させる網膜走査ディスプレイが注目されている。網膜走査ディスプレイにおいては、一般的に、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の各色に対応するLED(Light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)などの光源から出射される3色の可視光が、1つの光軸上に合波される。合波された3色の可視光は画像表示部に伝送される。画像表示部は伝送された光を二次元的に走査して、使用者の瞳孔に入射する。この入射光が使用者の網膜上に結像することで、使用者は画像を視認する。この場合、網膜が画像を表示するスクリーンである。
【0003】
例えば、特許文献1では、マッハツェンダー型光変調器を用いた網膜投影型ディスプレイの構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6728596号公報
特許第6787397号公報
特許第6572377号公報
特開2012-48071号公報
特開2020-27170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されている網膜投影型ディスプレイでは、出射部において複数の光導波路が近接されているが、合波はされていないため、波長毎の光軸が異なり、出射光の制御が複雑となる。
【0006】
また、可視光変調器と接続可能あるいは集積可能で、RGBのカラーバランスを調整可能な光合波器が求められているが、現状では全く検討されていない。
【0007】
しかし、特許文献1では、出射部においては近接されているだけで合波はされていない。そのため波長毎の光軸が異なるため出射光の制御が複雑となる。
【0008】
また、特許文献2には、ニオブ酸リチウム膜を用いた可視光の変調器が開示されている。ニオブ酸リチウム膜を用いた可視光変調器と接続可能あるいは集積可能なRGB光合波器が求められているが、未だ検討されていない。
【0009】
可視光の合波については、一般的には方向性結合器が検討されている(例えば、特許文献3参照)。これらはガラス系材料で構成されており安定性に優れているが、Δnの大きなニオブ酸リチウム基板を用いる場合、結合長が長くなり小型化ができない。
【0010】
特許文献4や特許文献5では、MMI(マルチモード干渉計)を用いたRGB合波器の構成が開示されているが、いずれもガラス系の材料であり、ニオブ酸リチウム膜を用いた構成については全く開示されていない。
MMI型光合波器は、光入力側に複数の導波路ポートを用いて複数の入力信号を入力し、光出力側では、出力信号に対して単一の導波路ポートが用いられ、全ての入力信号が合波されて出力信号として出力される。
MMI型光合波器では、各波長ごとに、幅が広い光合波器内で発生する多数のモードが干渉し合い、特定の位置で結像(収束する)するという特性を利用した光合波器である。
(【0011】以降は省略されています)

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