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公開番号2024120632
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027555
出願日2023-02-24
発明の名称情報処理装置、計測システムおよびプログラム
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61B 5/347 20210101AFI20240829BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】複数の参照センサが用いられる場合に、所望の信号の計測結果からノイズを除去する精度を高くすることができる情報処理装置を提供する。
【解決手段】目的信号とノイズとが混在する混在信号を計測する1以上の信号センサによる信号計測結果、および、前記ノイズを計測する複数の参照センサによるノイズ計測結果を取得する取得部と、時間的に複数に分割された区間ごとに、前記取得部により取得された前記信号計測結果および前記ノイズ計測結果のそれぞれを複数の周波数領域に分割して、前記混在信号に含まれる前記ノイズを除去する信号処理を行う信号処理部と、を備える情報処理装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
目的信号とノイズとが混在する混在信号を計測する1以上の信号センサによる信号計測結果、および、前記ノイズを計測する複数の参照センサによるノイズ計測結果を取得する取得部と、
時間的に複数に分割された区間ごとに、前記取得部により取得された前記信号計測結果および前記ノイズ計測結果のそれぞれを複数の周波数領域に分割して、前記混在信号に含まれる前記ノイズを除去する信号処理を行う信号処理部と、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記信号処理部は、前記区間として、それぞれ同一の区間長を有し、隣接する2個の前記区間で前記区間長の1/2が重複する区間を用いる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記区間は、前記参照センサの数および信号処理対象の信号データ長に基づいて決定され、
前記信号データ長が一定である場合には、前記参照センサの数が多いほど前記区間の長さが短い、
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記信号処理部は、共分散行列を用いた演算により前記信号処理を行い、
前記共分散行列を正則化する際に正則化の程度を調整する正則化パラメータは、前記参照センサの数および前記区間に基づいて決定される、
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
少なくとも1個の前記参照センサと、少なくとも1個の前記信号センサとは、同種類のセンサである、
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
少なくとも1個の前記参照センサと、少なくとも1個の前記信号センサとは、異種類のセンサである、
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置と、
前記信号センサと、
前記参照センサと、
を備える計測システム。
【請求項8】
目的信号とノイズとが混在する混在信号を計測する1以上の信号センサによる信号計測結果、および、前記ノイズを計測する複数の参照センサによるノイズ計測結果を取得する取得機能と、
時間的に複数に分割された区間ごとに、前記取得機能により取得された前記信号計測結果および前記ノイズ計測結果のそれぞれを複数の周波数領域に分割して、前記混在信号に含まれる前記ノイズを除去する信号処理を行う信号処理機能と、
をコンピューターに実現させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、計測システムおよびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
各種の計測で良好な解析結果を得るためには、所望の信号に重畳する各種の環境ノイズの除去が必要である。
一般的に、環境ノイズを除去する手法として、所望の信号を計測するための信号センサとは別に参照センサを用意し、当該参照センサによって取得したデータについて時系列にフィルタリング処理する手法が用いられる。
環境ノイズの種類が多い場合には、それに対応して参照センサを増やす必要がある。
【0003】
特許文献1に記載された磁界計測装置では、磁気シールドルームと、当該磁気シールドルームの内部に配置される磁気センサと、当該磁気シールドルームの外部に配置される参照用磁気センサと、当該磁気センサからの磁界時系列データおよび当該参照用磁気センサからの環境磁界時系列データが入力される演算装置とを有し、当該演算装置は、当該磁界時系列データに含まれる環境磁界の大きさを、当該磁界時系列データと当該環境磁界時系列データから求めた推定環境磁界時系列データとの所定の評価関数を最小とするように求め、かつ、当該推定環境磁界時系列データを求めるにあたり、当該環境磁界時系列データに対して当該磁気シールドルームの周波数ごとの磁界低減効果を適用する(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-10483号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術では、複数の参照センサが用いられる場合に、所望の信号の計測結果からノイズを除去する精度が不十分な場合があった。
【0006】
本開示は、このような事情を考慮してなされたもので、複数の参照センサが用いられる場合に、所望の信号の計測結果からノイズを除去する精度を高くすることができる情報処理装置、計測システムおよびプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様は、目的信号とノイズとが混在する混在信号を計測する1以上の信号センサによる信号計測結果、および、前記ノイズを計測する複数の参照センサによるノイズ計測結果を取得する取得部と、時間的に複数に分割された区間ごとに、前記取得部により取得された前記信号計測結果および前記ノイズ計測結果のそれぞれを複数の周波数領域に分割して、前記混在信号に含まれる前記ノイズを除去する信号処理を行う信号処理部と、を備える情報処理装置である。
【0008】
一態様は、前記情報処理装置と、前記信号センサと、前記参照センサと、を備える計測システムである。
【0009】
一態様は、目的信号とノイズとが混在する混在信号を計測する1以上の信号センサによる信号計測結果、および、前記ノイズを計測する複数の参照センサによるノイズ計測結果を取得する取得機能と、時間的に複数に分割された区間ごとに、前記取得機能により取得された前記信号計測結果および前記ノイズ計測結果のそれぞれを複数の周波数領域に分割して、前記混在信号に含まれる前記ノイズを除去する信号処理を行う信号処理機能と、をコンピューターに実現させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、情報処理装置、計測システムおよびプログラムにおいて、複数の参照センサが用いられる場合に、所望の信号の計測結果からノイズを除去する精度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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