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公開番号2024131059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041086
出願日2023-03-15
発明の名称積層インダクタ
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 17/06 20060101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】直流重畳特性の向上が可能な積層インダクタを提供する。
【解決手段】積層インダクタ10は、互いに対向している一対の端面12a,12bと、一対の端面12a,12b間を接続するように第一方向D1において延在している側面12cと、を有する素体12と、素体12内に配置され、第一方向D1において延在しているスルー導体16と、を備える。素体12は、第一方向D1から見て、スルー導体16を囲む第一部分21と、第一部分21よりも外側に位置する第二部分22と、を含む。第一部分21は、側面12c,12d,12e,12fから離間して配置されている。第一部分21及び第二部分22は、互いに異なる透磁率を有している。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
互いに対向している一対の端面と、前記一対の端面間を接続するように前記一対の端面の対向方向において延在している側面と、を有する素体と、
前記素体内に配置され、前記対向方向において延在しているスルー導体と、を備え、
前記素体は、前記対向方向から見て、前記スルー導体を囲む第一部分と、前記第一部分よりも外側に位置する第二部分と、を含み、
前記第一部分は、前記側面から離間して配置されており、
前記第一部分及び前記第二部分は、互いに異なる透磁率を有している、
積層インダクタ。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記第一部分の透磁率は、前記第二部分の透磁率よりも低い、
請求項1に記載の積層インダクタ。
【請求項3】
前記素体は、前記第一部分と前記第二部分との間に配置された第三部分を更に含み、
前記第三部分の透磁率は、前記第一部分の透磁率よりも高く、前記第二部分の透磁率よりも低い、
請求項2に記載の積層インダクタ。
【請求項4】
前記素体は、前記対向方向において積層された複数の素体層を有している、
請求項1~3のいずれか一項に記載の積層インダクタ。
【請求項5】
前記第一部分の前記対向方向における長さは、前記スルー導体の前記対向方向における長さと等しい、
請求項1~3のいずれか一項に記載の積層インダクタ。
【請求項6】
前記対向方向から見て、前記第一部分は、前記第一部分の長手方向が前記素体の長手方向に沿うように配置されている、
請求項1~3のいずれか一項に記載の積層インダクタ。
【請求項7】
前記一対の端面は、長方形状を呈しており、
前記一対の端面の長辺方向における前記第一部分の長さは、前記一対の端面の短辺方向における前記第一部分の長さよりも長い、
請求項1~3のいずれか一項に記載の積層インダクタ。
【請求項8】
前記一対の端面は、正方形状を呈しており、
前記対向方向から見て、前記スルー導体及び前記第一部分は、いずれも円形状を呈しているか、いずれも正方形状を呈している、
請求項1~3のいずれか一項に記載の積層インダクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、積層インダクタに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
一対の端面を有する素体と、素体内に配置され、一対の端面の対向方向において延在しているスルー導体と、を備える積層インダクタが知られている(たとえば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-165606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、直流重畳特性の向上が可能な積層インダクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る積層インダクタは、互いに対向している一対の端面と、一対の端面間を接続するように一対の端面の対向方向において延在している側面と、を有する素体と、素体内に配置され、対向方向において延在しているスルー導体と、を備え、素体は、対向方向から見て、スルー導体を囲む第一部分と、第一部分よりも外側に位置する第二部分と、を含み、第一部分は、側面から離間して配置されており、第一部分及び第二部分は、互いに異なる透磁率を有している。
【0006】
上記積層インダクタでは、スルー導体を囲む素体の第一部分と、第一部分よりも外側に位置する素体の第二部分とが互いに異なる透磁率を有している。これにより、磁束密度の分布が一様となり易いので、直流重畳特性を向上させることができる。第一部分は、側面から離間して配置され、側面から露出していないので、側面にめっき延びを生じさせることが抑制される。
【0007】
第一部分の透磁率は、第二部分の透磁率よりも低くてもよい。この場合、確実に直流重畳特性を向上させることができる。
【0008】
素体は、第一部分と第二部分との間に配置された第三部分を更に含み、第三部分の透磁率は、第一部分の透磁率よりも高く、第二部分の透磁率よりも低くてもよい。この場合、インピーダンスを調整することができる。
【0009】
素体は、対向方向において積層された複数の素体層を有していてもよい。この場合、各素体層を印刷法により形成すれば、第一部分及び第二部分を所望の形状とし易い。
【0010】
第一部分の対向方向における長さは、スルー導体の対向方向における長さと等しくてもよい。この場合、スルー導体の全長にわたって、第一部分を設けることができるので、直流重畳特性を更に向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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