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公開番号2024148038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060918
出願日2023-04-04
発明の名称圧電デバイス
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H10N 30/87 20230101AFI20241009BHJP()
要約【課題】圧電素子と配線部材との電気的な接続性に優れる圧電デバイスを提供する。
【解決手段】圧電デバイスPD1は、ベース板10と、ベース板10に配置されている圧電素子1と、ベース板10と圧電素子1とに対向している配線部材20と、ベース板10及び圧電素子1と配線部材20とを接続している異方性導電部材30とを備える。ベース板10は、圧電素子1と電気的に接続されていると共に圧電素子1から露出している領域11を含む。配線部材20は、圧電素子1と対向している第一導体と、領域11と対向している第二導体とを含む。異方性導電部材30は、部分31,32,33を含む。部分31は、圧電素子1と第一導体とを物理的かつ電気的に接続している。部分32は、領域11と第二導体とを物理的かつ電気的に接続する。部分33は、部分31と部分32の間に位置すると共に部分31と部分32とに連続している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ベース板と、
前記ベース板に配置されている圧電素子と、
前記ベース板と前記圧電素子とに対向している配線部材と、
前記ベース板及び前記圧電素子と前記配線部材とを接続している異方性導電部材と、を備え、
前記ベース板は、前記圧電素子と電気的に接続されていると共に前記圧電素子から露出している領域を含み、
前記配線部材は、前記圧電素子と対向している第一導体と、前記領域と対向している第二導体と、を含み、
前記異方性導電部材は、
前記圧電素子と前記第一導体とを物理的かつ電気的に接続している第一部分と、
前記領域と前記第二導体とを物理的かつ電気的に接続している第二部分と、
前記第一部分と前記第二部分の間に位置すると共に前記第一部分と前記第二部分とに連続している第三部分と、を含む、圧電デバイス。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記ベース板は、前記圧電素子が物理的かつ電気的に接続されていると共に前記領域を含む主面を含み、
前記主面に直交する方向において、前記主面と前記第一部分との間隔は、前記主面と前記第二部分との間隔より大きい、請求項1に記載の圧電デバイス。
【請求項3】
前記第一部分と前記第二部分との間隔は、前記第一部分及び前記第二部分のそれぞれの幅より大きい、請求項1又は2に記載の圧電デバイス。
【請求項4】
前記配線部材は、前記第一導体が配置されている第一基材部分と、前記第二導体が配置されていると共に前記第一基材部分から離間している第二基材部分と、を有する基材を含み、
前記第三部分は、前記第一基材部分と前記第二基材部分との間で、前記基材から露出している、請求項1に記載の圧電デバイス。
【請求項5】
前記配線部材は、前記第一導体が配置されている第一基材部分と、前記第二導体が配置されている第二基材部分と、前記第一基材部分と前記第二基材部分の間に位置すると共に前記第一基材部分と前記第二基材部分とに連続している第三基材部分と、を含む基材を含み、
前記第三部分は、前記第三基材部分で覆われている、請求項1に記載の圧電デバイス。
【請求項6】
前記異方性導電部材は、異方性導電フィルム又は異方性導電ペーストの硬化物を含む、請求項1に記載の圧電デバイス。
【請求項7】
前記圧電素子は、
互いに対向している第一主面と第二主面とを含む圧電素体と、
前記第一主面に配置されている第一外部電極と、
前記第二主面に配置されている第二外部電極と、を含み、
前記ベース板は、導電性を有すると共に、前記第二外部電極に接触している、請求項1に記載の圧電デバイス。
【請求項8】
前記圧電素子は、前記ベース板を介して与えられる外力に基づく電荷を発生する、請求項1に記載の圧電デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圧電デバイスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
知られている圧電デバイスは、ベース板と、ベース板に配置されている圧電素子と、ベース板に接続されている配線部材と、を備える(たとえば、特許文献1参照)。配線部材は、第一導体及び第二導体を含む。第一導体及び第二導体のそれぞれは、圧電素子と電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-070100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一つの態様は、圧電素子と配線部材との電気的な接続性に優れる圧電デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一つの態様に係る圧電デバイスは、ベース板と、ベース板に配置されている圧電素子と、ベース板と圧電素子とに対向している配線部材と、ベース板及び圧電素子と配線部材とを接続している異方性導電部材と、を備える。ベース板は、圧電素子と電気的に接続されていると共に圧電素子から露出している領域を含む。配線部材は、圧電素子と対向している第一導体と、上記領域と対向している第二導体と、を含む。異方性導電部材は、第一部分と第二部分と第三部分とを含む。第一部分は、圧電素子と第一導体とを物理的かつ電気的に接続している。第二部分は、上記領域と第二導体とを物理的かつ電気的に接続している。第三部分は、第一部分と第二部分の間に位置すると共に第一部分と第二部分とに連続している。
【0006】
上記一つの態様では、圧電素子と第一導体とは、互いに対向しており、圧電素子と第一導体とは、第一部分を介して、互いに物理的かつ電気的に接続される。圧電素子と第一導体との電気的な接続の信頼性が高まる。圧電素子と電気的に接続されている上記領域と、第二導体とは、互いに対向しており、上記領域と第二導体とは、第二部分を介して、互いに物理的かつ電気的に接続される。圧電素子と第二導体との電気的な接続の信頼性が高まる。異方性導電部材では、第一部分と第二部分の間に位置する第三部分が、第一部分と第二部分とに連続している。したがって、圧電素子と第一導体との、物理的かつ電気的な接続を実現する第一部分と、ベース板と第二導体との、物理的かつ電気的な接続を実現する第二部分と、の位置関係に、ばらつきが生じがたい。配線部材が、圧電素子とベース板という異なる部材に接続される構成においても、配線部材と、圧電素子及びベース板との、電気的かつ物理的な接続が確保される。これらの結果、上記一つの態様は、圧電素子と配線部材との電気的な接続性に優れる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一つの態様は、圧電素子と配線部材との電気的な接続性に優れる圧電デバイスを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る圧電デバイスを示す斜視図である。
図2は、本実施形態に係る圧電デバイスを示す上面図である。
図3は、本実施形態に係る圧電デバイスの断面構成を示す図である。
図4は、本実施形態に係る圧電デバイスを示す側面図である。
図5は、本実施形態の変形例に係る圧電デバイスを示す上面図である。
図6は、本実施形態の変形例に係る圧電デバイスの断面構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
【0010】
図1~図4を参照して、本実施形態に係る圧電デバイスPD1の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る圧電デバイスPD1を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る圧電デバイスPD1を示す上面図である。図3は、本実施形態に係る圧電デバイスPD1の断面構成を示す図である。図4は、本実施形態に係る圧電デバイスPD1を示す側面図である。図3では、ハッチングが省略されている。
(【0011】以降は省略されています)

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