TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024137422
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023048944
出願日2023-03-24
発明の名称半導体装置及び半導体記憶装置
出願人キオクシア株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H10B 12/00 20230101AFI20240927BHJP()
要約【課題】トランジスタ特性の優れた半導体装置を提供する。
【解決手段】実施形態の半導体装置は、第1の電極と、第2の電極と、第1の電極と第2の電極との間に設けられ、第1の領域と、第2の領域と、第1の領域と第2の領域との間に位置する第3の領域と、を含む酸化物半導体層と、第3の領域に対向するゲート電極と、第1の領域に対向する第1の絶縁層と、第2の領域に対向する第2の絶縁層と、ゲート電極と酸化物半導体層との間、第1の絶縁層と酸化物半導体層との間、及び、第2の絶縁層と酸化物半導体層との間に設けられ、Al、Hf、Zr、La、Y、Zn、In、Sn、及びGaから成る群から選ばれる少なくとも一つの金属元素と、酸素(O)とを含み、酸化物半導体層と異なる化学組成を有するゲート絶縁層と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の電極と、
第2の電極と、
前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられ、第1の領域と、第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域との間に位置する第3の領域と、を含む酸化物半導体層と、
前記第3の領域に対向するゲート電極と、
前記第1の領域に対向する第1の絶縁層と、
前記第2の領域に対向する第2の絶縁層と、
前記ゲート電極と前記酸化物半導体層との間、前記第1の絶縁層と前記酸化物半導体層との間、及び、前記第2の絶縁層と前記酸化物半導体層との間に設けられ、アルミニウム(Al)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、ランタン(La)、イットリウム(Y)、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、スズ(Sn)、及びガリウム(Ga)から成る群から選ばれる少なくとも一つの金属元素と、酸素(O)とを含み、前記酸化物半導体層と異なる化学組成を有するゲート絶縁層と、
を備える、半導体装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1の領域及び前記第2の領域の少なくともいずれか一方は、前記第3の領域の電気抵抗よりも電気抵抗の高い高抵抗部分を含む、請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1の領域が前記高抵抗部分と前記第1の電極との間に設けられた低抵抗部分を含むか、又は、前記第2の領域が前記高抵抗部分と前記第2の電極との間に設けられた低抵抗部分を含み、
前記低抵抗部分の電気抵抗は、前記第3の領域の電気抵抗よりも低い、請求項2記載の半導体装置。
【請求項4】
前記ゲート絶縁層は、シリコン(Si)を含む、請求項1記載の半導体装置。
【請求項5】
前記ゲート絶縁層は、シリコン(Si)及び窒素(N)を含む、請求項1記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1の絶縁層と前記酸化物半導体層との間に設けられた前記ゲート絶縁層の中の窒素の原子濃度は前記ゲート電極と前記酸化物半導体層との間に設けられた前記ゲート絶縁層の中の窒素の原子濃度よりも低い、又は、
前記第2の絶縁層と前記酸化物半導体層との間に設けられた前記ゲート絶縁層の中の窒素の原子濃度は前記ゲート電極と前記酸化物半導体層との間に設けられた前記ゲート絶縁層の中の前記窒素の原子濃度よりも低い、請求項5記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1の絶縁層と前記酸化物半導体層との間に設けられた前記ゲート絶縁層の中の前記少なくとも一つの金属元素の原子濃度の窒素の原子濃度に対する比は、前記ゲート電極と前記酸化物半導体層との間に設けられた前記ゲート絶縁層の中の前記少なくとも一つの金属元素の原子濃度の窒素の原子濃度に対する比よりも高い、又は、
前記第2の絶縁層と前記酸化物半導体層との間に設けられた前記ゲート絶縁層の中の前記少なくとも一つの金属元素の原子濃度の窒素の原子濃度に対する比は、前記ゲート電極と前記酸化物半導体層との間に設けられた前記ゲート絶縁層の中の前記少なくとも一つの金属元素の原子濃度の窒素の原子濃度に対する比よりも高い、請求項5記載の半導体装置。
【請求項8】
前記ゲート絶縁層は、シリコン(Si)及び酸素(O)を含む第1の部分と、シリコン(Si)及び窒素(N)を含む第2の部分と、前記第1の部分と前記第2の部分との間に設けられ前記少なくとも一つの金属元素と酸素(O)を含む第3の部分を含み、
前記第1の部分は前記酸化物半導体層と前記第2の部分との間に設けられる、請求項1記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第3の部分の前記少なくとも一つの金属元素の原子濃度は、前記第1の部分及び前記第2の部分の前記少なくとも一つの金属元素の原子濃度よりも高く、
前記第2の部分の窒素(N)の原子濃度は、前記第1の部分及び前記第3の部分の窒素(N)の原子濃度よりも高い、請求項8記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第3の部分の前記酸化物半導体層から前記ゲート電極に向かう方向の厚さは3nm以下である、請求項8記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置及び半導体記憶装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
酸化物半導体層にチャネルを形成する酸化物半導体トランジスタは、オフ動作時のチャネルリーク電流が極めて小さいという優れた特性を備える。このため、例えば、酸化物半導体トランジスタを、Dynamic Random Access Memory(DRAM)のメモリセルのスイッチングトランジスタに適用することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2021/0408293明細書
特開2022-147872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、トランジスタ特性の優れた半導体装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の半導体装置は、第1の電極と、第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられ、第1の領域と、第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域との間に位置する第3の領域と、を含む酸化物半導体層と、前記第3の領域に対向するゲート電極と、前記第1の領域に対向する第1の絶縁層と、前記第2の領域に対向する第2の絶縁層と、前記ゲート電極と前記酸化物半導体層との間、前記第1の絶縁層と前記酸化物半導体層との間、及び、前記第2の絶縁層と前記酸化物半導体層との間に設けられ、アルミニウム(Al)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、ランタン(La)、イットリウム(Y)、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、スズ(Sn)、及びガリウム(Ga)から成る群から選ばれる少なくとも一つの金属元素と、酸素(O)とを含み、前記酸化物半導体層と異なる化学組成を有するゲート絶縁層と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第1の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第1の実施形態の半導体装置の製造方法の一例を示す模式断面図。
第1の実施形態の半導体装置の製造方法の一例を示す模式断面図。
第1の実施形態の半導体装置の製造方法の一例を示す模式断面図。
第1の実施形態の半導体装置の製造方法の一例を示す模式断面図。
第1の実施形態の半導体装置の製造方法の一例を示す模式断面図。
第1の実施形態の半導体装置の作用及び効果の説明図。
第1の実施形態の第1の変形例の半導体装置の模式断面図。
第1の実施形態の第2の変形例の半導体装置の模式断面図。
第2の実施形態の半導体記憶装置の等価回路図。
第2の実施形態の半導体記憶装置の模式断面図。
第3の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第3の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第3の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第4の実施形態の半導体記憶装置の模式断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、同一又は類似の部材などには同一の符号を付し、一度説明した部材などについては適宜その説明を省略する場合がある。
【0008】
また、本明細書中、便宜上「上」、又は、「下」という用語を用いる場合がある。「上」、又は、「下」とはあくまで図面内での相対的位置関係を示す用語であり、重力に対する位置関係を規定する用語ではない。
【0009】
本明細書中の半導体装置及び半導体記憶装置を構成する部材の化学組成の定性分析及び定量分析は、例えば、二次イオン質量分析法(Secondary Ion Mass Spectrometry:SIMS)、エネルギー分散型X線分光法(Energy Dispersive X-ray Spectroscopy:EDX)、ラザフォード後方散乱分析法(Rutherford Back-Scattering Spectroscopy:RBS)により行うことが可能である。また、半導体装置及び半導体記憶装置を構成する部材の材料の同定は、例えば、X線光電子分光法(X-ray Photoelectron Spectroscopy:XPS)により行うことが可能である。また、半導体装置及び半導体記憶装置を構成する部材の厚さ、部材間の距離、結晶粒径等の測定には、例えば、透過型電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope:TEM)を用いることが可能である。また、本明細書中の半導体装置及び半導体記憶装置を構成する部材の電気抵抗の測定は、例えば、走査型拡がり抵抗顕微鏡法(Scannning Spreading Resistance Microscopy:SSRM)により行うことが可能である。
【0010】
(第1の実施形態)
第1の実施形態の半導体装置は、第1の電極と、第2の電極と、第1の電極と第2の電極との間に設けられ、第1の領域と、第2の領域と、第1の領域と第2の領域との間に位置する第3の領域と、を含む酸化物半導体層と、第3の領域に対向するゲート電極と、第1の領域に対向する第1の絶縁層と、第2の領域に対向する第2の絶縁層と、ゲート電極と酸化物半導体層との間、第1の絶縁層と酸化物半導体層との間、及び、第2の絶縁層と酸化物半導体層との間に設けられ、アルミニウム(Al)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、ランタン(La)、イットリウム(Y)、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、スズ(Sn)、及びガリウム(Ga)から成る群から選ばれる少なくとも一つの金属元素と、酸素(O)とを含み、酸化物半導体層と異なる化学組成を有するゲート絶縁層と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

TDK株式会社
光検知装置及び信号処理方法
2日前
大阪瓦斯株式会社
圧電膜素子及びその製造方法
2日前
大阪瓦斯株式会社
圧電膜素子及びその製造方法
2日前
リンテック株式会社
熱電ウェハ及びその製造方法
2日前
リンテック株式会社
ペルチェ冷却熱電変換モジュール
2日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光装置
2日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
2日前
NGKエレクトロデバイス株式会社
セラミック配線部材
2日前
日本ゼオン株式会社
光電変換素子から材料を分離回収する方法、及び光電変換素子の製造方法
3日前
国立大学法人鳥取大学
熱電変換素子及びその製造方法並びに熱電変換デバイス
2日前
ツェヴェック ファーマシューティカルズ ゲーエムベーハー
AAVを産生する方法
2日前