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公開番号
2024141111
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023052580
出願日
2023-03-29
発明の名称
太陽電池モジュール
出願人
株式会社カネカ
代理人
個人
,
個人
主分類
H10K
39/15 20230101AFI20241003BHJP()
要約
【課題】取り扱いが容易な、シースルー型の太陽電池サブモジュールとタンデム型の太陽電池サブモジュールとを含む太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】太陽電池モジュール100は、第1領域R1に配置された、結晶シリコン系太陽電池サブモジュール10と、第1領域R1に配置され、結晶シリコン系太陽電池サブモジュール10にスタックされた第1ペロブスカイト系太陽電池サブモジュール21と、第1領域R1に隣接する第2領域R2に配置された、シースルー型の第2ペロブスカイト系太陽電池サブモジュール22とを備える。第1ペロブスカイト系太陽電池サブモジュール21と第2ペロブスカイト系太陽電池サブモジュール22とは並列に接続されており、結晶シリコン系太陽電池サブモジュール10と第1ペロブスカイト系太陽電池サブモジュール21とは4端子型のタンデム型太陽電池モジュールを構成する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1領域に配置された、結晶シリコン系太陽電池サブモジュールと、
前記第1領域に配置され、前記結晶シリコン系太陽電池サブモジュールにスタックされた第1ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールと、
前記第1領域に隣接する第2領域に配置された、シースルー型の第2ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールと、
を備え、
前記第1ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールと前記第2ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールとは並列に接続されており、
前記結晶シリコン系太陽電池サブモジュールと前記第1ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールとは4端子型のタンデム型太陽電池モジュールを構成する、
太陽電池モジュール。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記第1ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールは、集積方向に分割され、前記集積方向と交差する方向に延在する複数の第1ペロブスカイト系太陽電池セルが前記集積方向に直列に接続された集積構造を有し、
前記第2ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールは、
前記集積方向に分割され、前記集積方向と交差する方向に延在する複数の第2ペロブスカイト系太陽電池セルが前記集積方向に直列に接続された集積構造を有し、
前記集積方向に延びるスリット状のシースルー領域を有する、
請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項3】
前記第1ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールと前記第2ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールとは、単数の透明基板に形成されており、
前記複数の第2ペロブスカイト系太陽電池セルの各々の前記集積方向の寸法は、前記複数の第1ペロブスカイト系太陽電池セルの各々の前記集積方向の寸法と同一である、
請求項2に記載の太陽電池モジュール。
【請求項4】
前記第1ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールにおける前記複数の第1ペロブスカイト系太陽電池セルの各々の裏面電極は透明電極であり、
前記第2ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールにおける前記複数の第2ペロブスカイト系太陽電池セルの各々の裏面電極は金属電極である、
請求項2に記載の太陽電池モジュール。
【請求項5】
前記第1ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールと前記第2ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールとは、異なる透明基板に形成されており、
前記複数の第2ペロブスカイト系太陽電池セルの各々の前記集積方向の寸法は、前記複数の第1ペロブスカイト系太陽電池セルの各々の前記集積方向の寸法よりも大きい、
請求項4に記載の太陽電池モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の太陽電池セルを含む太陽電池サブモジュールを、ガラスまたは透明樹脂等の保護部材および封止材によって封止した太陽電池モジュールが知られている。太陽電池セルとしては、光電変換層として結晶シリコン基板を用いた結晶シリコン系太陽電池セル、光電変換層として、アモルファスシリコン薄膜等の無機系薄膜、または、ペロブスカイト薄膜等の有機系薄膜(詳細には、有機/無機ハイブリット系薄膜)を用いた薄膜系太陽電池セルが知られている。
【0003】
また、近年、広波長範囲の光を有効に利用して太陽電池セルの変換効率を高める目的で、バンドギャップが異なる光電変換層をスタックしたタンデム多接合(タンデム)型太陽電池モジュールが知られている。例えば、特許文献1には、異なる光電変換層をそれぞれ含む2種類の太陽電池セルをスタックした多接合型太陽電池モジュールが開示されている。この太陽電池モジュールでは、例えば、光電変換層として結晶シリコン基板を含むボトムセルから構成された結晶シリコン系太陽電池サブモジュールと、光電変換層としてペロブスカイト薄膜を含むトップセルから構成されたペロブスカイト系太陽電池サブモジュールとが、2種類の太陽電池サブモジュールとしてスタックされている。
【0004】
また、近年、薄膜系太陽電池セルまたはサブモジュールにおいて、多少発電出力を犠牲にしても、光の一部を透過させる光透過型(以下、シースルー型ともいう。)の太陽電池セルまたはサブモジュールの要望がある。特許文献1には、薄膜系太陽電池セルであって、多数の貫通孔を備えたシースルー型の太陽電池セルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-157176号公報
特開平5-129642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
建物の窓またはバルコニーフェンス等において、シースルー型の太陽電池サブモジュールが要望される。しかし、実際には、下側は、シースルー型の太陽電池サブモジュールである必要性が低く、本願発明者(ら)は、上半分にはシースルー型の太陽電池サブモジュールを配置して採光性を高め、下半分にはタンデム型の太陽電池サブモジュールを配置して発電効率を高めることを考案する。
【0007】
しかし、シースルー型の太陽電池サブモジュールとタンデム型の太陽電池サブモジュールとを組み合わせて配置する場合、これらの接続が煩雑であり、取り扱いが煩雑である。
【0008】
本発明は、取り扱いが容易な、シースルー型の太陽電池サブモジュールとタンデム型の太陽電池サブモジュールとを含む太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る太陽電池モジュールは、第1領域に配置された、結晶シリコン系太陽電池サブモジュールと、前記第1領域に配置され、前記結晶シリコン系太陽電池サブモジュールにスタックされた第1ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールと、前記第1領域に隣接する第2領域に配置された、シースルー型の第2ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールとを備える。前記第1ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールと前記第2ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールとは並列に接続されており、前記結晶シリコン系太陽電池サブモジュールと前記第1ペロブスカイト系太陽電池サブモジュールとは4端子型のタンデム型太陽電池モジュールを構成する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、シースルー型の太陽電池サブモジュールとタンデム型の太陽電池サブモジュールとを含む太陽電池モジュールの取り扱いを容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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