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公開番号2025088330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202973
出願日2023-11-30
発明の名称発光装置の製造方法
出願人日亜化学工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H10H 20/85 20250101AFI20250604BHJP()
要約【課題】高性能の発光装置を製造することを目的とする。
【解決手段】本発明の一態様の発光装置の製造方法は、上面と、前記上面の反対側に位置する下面とを有する複数の発光素子を準備する工程と、支持体上に、複数の前記発光素子を配置する工程と、前記発光素子の上面、及び隣り合う前記発光素子間に、空隙を有する無機部材を配置する工程と、前記無機部材における隣り合う前記発光素子間に、溝を形成する工程と、前記無機部材における前記発光素子の上方に位置する上面及び前記溝に被覆部材を配置し、前記空隙に前記被覆部材の一部を含浸させる工程と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
上面と、前記上面の反対側に位置する下面とを有する複数の発光素子を準備する工程と、
支持体上に、複数の前記発光素子を配置する工程と、
前記発光素子の前記上面、及び隣り合う前記発光素子間に、空隙を有する無機部材を配置する工程と、
前記無機部材における隣り合う前記発光素子間に、溝を形成する工程と、
前記無機部材における前記発光素子の上方に位置する上面及び前記溝に被覆部材を配置し、前記空隙に前記被覆部材の一部を含浸させる工程と、を含む発光装置の製造方法。
続きを表示（約 700 文字）【請求項２】
前記溝を形成する工程において、前記溝は、前記無機部材を貫通する、請求項１に記載の発光装置の製造方法。
【請求項３】
前記含浸させる工程の後に、前記溝の位置で、前記無機部材及び前記被覆部材を切断する工程を含む、請求項１に記載の発光装置の製造方法。
【請求項４】
前記切断する工程において、前記溝より狭い幅を有するブレードを用いて切断する、請求項３に記載の発光装置の製造方法。
【請求項５】
前記発光素子を準備する工程において、前記発光素子の前記上面は、一対の電極を有し、
前記含浸させる工程の後に、前記発光素子の前記上面の上方に位置する前記無機部材及び前記被覆部材を除去することで、前記電極を露出させる工程を含む、請求項１に記載の発光装置の製造方法。
【請求項６】
前記電極を露出させる工程では、前記発光素子の前記上面の上方に位置する前記無機部材及び前記被覆部材を、研削によって除去する、請求項５に記載の発光装置の製造方法。
【請求項７】
前記含浸させる工程において、前記被覆部材は、ポリシラザン及び溶剤を含む混合物である、請求項１に記載の発光装置の製造方法。
【請求項８】
前記被覆部材を被覆する工程において、前記被覆部材は、無機粒子及び溶剤を含む混合物である、請求項１に記載の発光装置の製造方法。
【請求項９】
前記無機部材は、光反射材、二酸化ケイ素、及びアルカリ金属を含む光反射性の部材である、請求項１から８のいずれか１項に記載の発光装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、発光装置の製造方法に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
発光素子と、発光素子の一部を被覆する無機部材で構成される被覆部材と、を備える発光装置が知られている（特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－５８２１２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
このような無機部材で構成された被覆部材を備える発光装置は、発光装置の性能を向上させるために未だ改善の余地がある。本明細書における発光装置の性能とは、例えば、絶縁性、強度、又は耐熱性である。
【０００５】
そこで、本開示の一実施形態は、高性能の発光装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一実施形態に係る発光装置の製造方法は、上面と、前記上面の反対側に位置する下面とを有する複数の発光素子を準備する工程と、支持体上に、複数の前記発光素子を配置する工程と、前記発光素子の前記上面、及び隣り合う前記発光素子間に、空隙を有する無機部材を配置する工程と、前記無機部材における隣り合う前記発光素子間に、溝を形成する工程と、前記無機部材における前記発光素子の上方に位置する上面及び前記溝に被覆部材を配置し、前記空隙に前記被覆部材の一部を含浸させる工程と、を含む。
【発明の効果】
【０００７】
本開示の一実施形態によれば、高性能の発光装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
一実施形態に係る発光装置の概略断面図である。
図１のＩＩ－ＩＩ断面の一部を拡大した模式図である。
一実施形態に係る発光装置の他の例における、図１のＩＩ－ＩＩ断面の一部を拡大した模式図である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図（その１）である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図（その２）である。
図４ＢのＩＶ－ＩＶ断面の一部を拡大した模式図である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図（その３）である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図（その４）である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図（その５）である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図（その６）である。
溝を形成する工程の他の例を説明する概略断面図である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法の他の例を説明する概略断面図（その１）である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法の他の例を説明する概略断面図（その２）である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法の他の例を説明する概略断面図（その３）である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法の他の例を説明する概略断面図（その４）である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法の他の例を説明する概略断面図（その５）である。
一実施形態に係る発光装置の製造方法の他の例を説明する概略断面図（その６）である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語（例えば、「上」、「下」、及びそれらの用語を含む別の用語）を用いる。しかし、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が制限されるものではない。また、複数の図面に表れる同一符号の部分は同一若しくは同等の部分又は部材を示す。
【００１０】
更に、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための発光装置等を例示するものであって、本発明を以下に限定するものではない。また、以下に記載されている構成部品の寸法、材料、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図したものである。また、一の実施形態において説明する内容は、他の実施形態や変形例にも適用可能である。また、図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張している場合がある。更に、図面が過度に複雑になることを避けるために、一部の要素の図示を省略した模式図を用いたり、断面図として切断面のみを示す端面図を用いたりすることがある。
（【００１１】以降は省略されています）

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