TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024137211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023048644
出願日2023-03-24
発明の名称コイル装置
出願人TDK株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類H01F 17/04 20060101AFI20240927BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】優れた放熱性を有し、小型化を図ることが可能なコイル装置を提供すること。
【解決手段】コイル装置1は、第1ワイヤ4が巻回されてなる第1巻回部40と、第2ワイヤ5が巻回されてなる第2巻回部50と、第1巻回部40と第2巻回部50との径方向の内側に配置される中脚コア2と、第1巻回部40と第2巻回部50との径方向の外側に配置される外脚コア3aと、中脚コア2と外脚コア3aとを連結する第1連結コア6bと、を有する。第1巻回部40および第2巻回部50の少なくとも一方の内周面は、中脚コア2の外周面に接触している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1ワイヤが巻回されてなる第1巻回部と、
第2ワイヤが巻回されてなる第2巻回部と、
前記第1巻回部と前記第2巻回部との径方向の内側に配置される中脚コアと、
前記第1巻回部と前記第2巻回部との径方向の外側に配置される外脚コアと、
前記中脚コアと前記外脚コアとを連結する第1連結コアと、を有し、
前記第1巻回部および前記第2巻回部の少なくとも一方の内周面は、前記中脚コアの外周面に接触しているコイル装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記第1ワイヤおよび前記第2ワイヤの少なくとも一方は、前記中脚コアの外周面に直接的に巻回されている請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記第1巻回部および前記第2巻回部の少なくとも一方の外周面には、前記外脚コアの内周面が接触している請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記外脚コアは、前記中脚コアとは別体で構成されている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項5】
前記中脚コアは、前記第1連結コアとは別体で構成されている請求項4に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記外脚コアは、前記第1連結コアとは別体で構成されている請求項5に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記中脚コアは、前記第1ワイヤが巻回される第1分割コアと、前記第1分割コアとは別体からなり、前記第2ワイヤが巻回される第2分割コアとを有し、
前記第1分割コアと前記第2分割コアとの間には、第1ギャップが形成されている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記中脚コアの軸方向に沿って、前記第1連結コアと対向する第2連結コアをさらに有し、
前記中脚コアの軸方向の端部と、前記第2連結コアとの間には、第2ギャップが形成されている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項9】
前記第1ワイヤおよび前記第2ワイヤの少なくとも一方は、絶縁被覆ワイヤであり、
前記第1巻回部および前記第2巻回部の少なくとも一方は、前記絶縁被覆ワイヤの被膜の上から、樹脂によって覆われている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項10】
前記中脚コアと前記外脚コアとを収容するケースをさらに有し、
前記ケースには、前記第1巻回部と前記第2巻回部とを覆うように、放熱性樹脂が充填されている請求項1または2に記載のコイル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、筒状のボビンと、ボビンの外周面に配置された第1巻回部および第2巻回部と、ボビンに装着され、中脚部と外脚部とを備えたE型のコアと、を有するコイル装置が記載されている。中脚部は、ボビンの貫通孔に差し込まれており、第1巻回部と第2巻回部との径方向の内側に配置されている。外脚部は、第1巻回部と第2巻回部との径方向の外側に配置されている。
【0003】
ところで、特許文献1のコイル装置では、上述した各部材を組み合わせたときに、例えばボビンと中脚部との間に隙間が不可避的に形成される。本発明者等の調査によると、このような隙間が、コイル装置の放熱性および小型化を阻害する要因となり得ることが判明した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-93404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、優れた放熱性を有し、小型化を図ることが可能なコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
第1ワイヤが巻回されてなる第1巻回部と、
第2ワイヤが巻回されてなる第2巻回部と、
前記第1巻回部と前記第2巻回部との径方向の内側に配置される中脚コアと、
前記第1巻回部と前記第2巻回部との径方向の外側に配置される外脚コアと、
前記中脚コアと前記外脚コアとを連結する第1連結コアと、を有し、
前記第1巻回部および前記第2巻回部の少なくとも一方の内周面は、前記中脚コアの外周面に接触している。
【0007】
本発明に係るコイル装置では、第1巻回部および第2巻回部の少なくとも一方の内周面が、中脚コアの外周面に接触している。そのため、第1巻回部および第2巻回部の少なくとも一方と中脚コアとの間に隙間が形成されにくく、コイル装置の小型化を図ることができる。加えて、第1巻回部および第2巻回部の少なくとも一方で発生する熱が中脚コアに直接的に伝熱されやすくなり、コイル装置の放熱性を高めることができる。また、第1巻回部および第2巻回部の少なくとも一方と中脚コアとの間にボビンが介在しないため、ボビンの肉厚分、コイル装置の小型化を図ることができる。
【0008】
前記第1ワイヤおよび前記第2ワイヤの少なくとも一方は、前記中脚コアの外周面に直接的に巻回されていてもよい。この場合、第1巻回部および第2巻回部の少なくとも一方の内周面が中脚コアの外周面に接触する。そのため、第1巻回部および第2巻回部の少なくとも一方と中脚コアとの間に隙間が形成されにくく、コイル装置の小型化および放熱性の向上を効果的に図ることができる。
【0009】
前記第1巻回部および前記第2巻回部の少なくとも一方の外周面には、前記外脚コアの内周面が接触していてもよい。この場合、第1巻回部および第2巻回部の少なくとも一方と外脚コアとの間に隙間が形成されにくくなる。そのため、第1巻回部および第2巻回部の少なくとも一方と外脚コアとの間に伝熱経路が確保され、コイル装置の小型化および放熱性の向上を効果的に図ることができる。
【0010】
前記外脚コアは、前記中脚コアとは別体で構成されていてもよい。この場合、外脚コアと中脚コアとを分離した状態で、第1ワイヤおよび第2ワイヤを中脚コアに巻回することができる。そのため、外脚コアに阻害されることなく、第1ワイヤおよび第2ワイヤを中脚コアに巻回することができ、第1ワイヤおよび第2ワイヤの巻回作業が容易になる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

TDK株式会社
電子部品
2日前
TDK株式会社
回路基板
2日前
TDK株式会社
電子部品
1日前
TDK株式会社
コイル部品
1日前
TDK株式会社
コイル部品
2日前
TDK株式会社
コイル部品
1日前
TDK株式会社
全固体電池
2日前
TDK株式会社
コイル部品
1日前
TDK株式会社
コイル部品
1日前
TDK株式会社
全固体電池
2日前
TDK株式会社
ガスセンサ
1日前
TDK株式会社
全固体電池
5日前
TDK株式会社
コイル装置
5日前
TDK株式会社
コイル部品
1日前
TDK株式会社
コイル装置
1日前
TDK株式会社
コイル装置
1日前
TDK株式会社
インダクタ
9日前
TDK株式会社
コイル装置
9日前
TDK株式会社
光学デバイス
1日前
TDK株式会社
積層電子部品
1日前
TDK株式会社
光学デバイス
1日前
TDK株式会社
光学デバイス
1日前
TDK株式会社
光学デバイス
1日前
TDK株式会社
積層型電子部品
8日前
TDK株式会社
電子部品構造体
8日前
TDK株式会社
積層コイル部品
9日前
TDK株式会社
無線モジュール
2日前
TDK株式会社
積層型電子部品
2日前
TDK株式会社
レーザモジュール
1日前
TDK株式会社
アンテナモジュール
1日前
TDK株式会社
積層型フィルタ装置
8日前
TDK株式会社
R-T-B系永久磁石
5日前
TDK株式会社
R‐T‐B系永久磁石
1日前
TDK株式会社
R-T-B系永久磁石
8日前
TDK株式会社
評価方法、及び評価装置
2日前
TDK株式会社
焦電素子、及び赤外線センサ
2日前
続きを見る