TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024132497
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-01
出願番号
2023043284
出願日
2023-03-17
発明の名称
電子部品
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01P
7/06 20060101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】Q値の向上が図れる電子部品を提供する。
【解決手段】電子部品1は、互いに対向している一対の主面2c,2dを有している素体2と、素体2内に配置されている共振器3と、を備え、共振器3は、一対の主面2c,2dの対向方向において対向して配置されている第一導体4及び第二導体5と、対向方向に延在していると共に、第一導体4と第二導体5とを接続している接続導体6と、を有し、第一導体4、第二導体5及び接続導体6によって共振空間Sが形成されており、接続導体6は、複数の接続部分を含んで構成されており、複数の接続部分のうちの少なくとも一部は、対向方向から見たときに、一方向に延在している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに対向している一対の主面を有している素体と、
前記素体内に配置されている共振器と、を備え、
前記共振器は、
一対の前記主面の対向方向において対向して配置されている第一導体及び第二導体と、
前記対向方向に延在していると共に、前記第一導体と前記第二導体とを接続している接続導体と、を有し、
前記第一導体、前記第二導体及び前記接続導体によって共振空間が形成されており、
前記接続導体は、複数の接続部分を含んで構成されており、
複数の前記接続部分のうちの少なくとも一部は、前記対向方向から見たときに、一方向に延在している、電子部品。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記接続導体は、複数の前記接続部分が一体に設けられており、前記対向方向から見たときに、枠状を呈している、請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記接続導体は、複数の前記接続部分が一体に設けられており、前記対向方向から見たときに、L字状を呈している、請求項1に記載の電子部品。
【請求項4】
前記接続導体の側面には、複数の窪みが設けられており、
複数の前記窪みは、前記対向方向から見たときに、前記一方向に直交する他方向において対向して配置されていると共に前記対向方向に延在している、請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項5】
前記共振空間内に、前記対向方向に延在している内部導体が配置されている、請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項6】
前記内部導体は、前記第一導体又は前記第二導体に接続されている、請求項5に記載の電子部品。
【請求項7】
前記内部導体は、前記第一導体及び前記第二導体に接続されていない、請求項5に記載の電子部品。
【請求項8】
前記素体内には、複数の前記共振器が配置されており、
複数の前記共振器のうちの少なくとも一つの前記共振空間に前記内部導体が配置されている、請求項5に記載の電子部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、互いに対向する第一主面及び第二主面、並びに、第一主面の外縁及び第二主面の外縁を繋ぐ側面を有する誘電体板と、第二主面に形成された第二面導体と、第二主面に形成された第二面導体と、誘電体板の内部に形成され、第一面導体と第二面導体とを接続する接続導体と、第一主面に対して垂直方向に延び、第一面導体及び第二面導体のいずれにも電気的に接続されない内部導体と、を備え、第一面導体、第二面導体及び接続導体で囲まれる誘電体導波管共振空間を構成する、誘電体導波管共振器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2022/0285809号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の電子部品(誘電体導波管共振器)のように、第一主面と第二主面とが対向している方向に延在している一本の柱状の接続導体では、電流が流れた際に生じる磁束により渦電流が接続導体に集中して生じ、その渦電流に起因する損失(渦電流損)が生じるため、Q値が低下し得る。
【0005】
本発明の一側面は、Q値の向上が図れる電子部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一側面に係る電子部品は、互いに対向している一対の主面を有している素体と、素体内に配置されている共振器と、を備え、共振器は、一対の主面の対向方向において対向して配置されている第一導体及び第二導体と、対向方向に延在していると共に、第一導体と第二導体とを接続している接続導体と、を有し、第一導体、第二導体及び接続導体によって共振空間が形成されており、接続導体は、複数の接続部分を含んで構成されており、複数の接続部分のうちの少なくとも一部は、対向方向から見たときに、一方向に延在している。
【0007】
本発明の一側面に係る電子部品では、接続導体は、複数の接続部分を含んで構成されている。この構成において、複数の接続部分のうちの少なくとも一部は、対向方向から見たときに、一方向に延在している。これにより、電子部品では、接続導体が一本の柱状の構成に比べて、渦電流が接続導体に集中して生じることを抑制できる。そのため、電子部品では、渦電流に起因する損失を低減できる。したがって、電子部品では、Q値の向上が図れる。
【0008】
(2)上記(1)の電子部品において、接続導体は、複数の接続部分が一体に設けられており、対向方向から見たときに、枠状を呈していてもよい。この構成では、接続導体によって形成される共振空間が完全に閉じられる。そのため、電子部品では、共振空間からの放射が接続導体によって遮蔽されるため、放射損失を低減できる。したがって、電子部品では、Q値の向上が図れる。
【0009】
(3)上記(1)の電子部品において、接続導体は、複数の接続部分が一体に設けられており、対向方向から見たときに、L字状を呈していてもよい。この構成では、複数の接続導体が離間して配置されている構成に比べて、共振空間からの放射が接続導体によって遮蔽されるため、放射損失を低減できる。したがって、電子部品では、Q値の向上が図れる。
【0010】
(4)上記(1)~(3)のいずれか一つの電子部品において、接続導体の側面には、複数の窪みが設けられており、複数の窪みは、対向方向から見たときに、一方向に直交する他方向において対向して配置されていると共に対向方向に延在していてもよい。この構成では、接続導体と第一導体及び第二導体との接合強度の向上を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
TDK株式会社
電子部品
19日前
TDK株式会社
圧電素子
1か月前
TDK株式会社
電子部品
1か月前
TDK株式会社
コイル装置
11日前
TDK株式会社
磁気センサ
11日前
TDK株式会社
コイル装置
1か月前
TDK株式会社
振動デバイス
1か月前
TDK株式会社
圧電デバイス
1か月前
TDK株式会社
アンテナ装置
1か月前
TDK株式会社
磁気検出システム
1か月前
TDK株式会社
磁石用樹脂トレイ
11日前
TDK株式会社
固体電解コンデンサ
19日前
TDK株式会社
電子部品の放熱構造
27日前
TDK株式会社
固体電解コンデンサ
19日前
TDK株式会社
R-T-B系永久磁石
1か月前
TDK株式会社
蛍光体および発光装置
1か月前
TDK株式会社
蛍光体および発光装置
1か月前
TDK株式会社
固体電解質及び全固体電池
1か月前
TDK株式会社
光検知装置及び信号処理方法
19日前
TDK株式会社
固体電解コンデンサの製造方法
19日前
TDK株式会社
圧電デバイス及び音響デバイス
13日前
TDK株式会社
導電性フィルム、及び表示装置
6日前
TDK株式会社
リチウム二次電池及びその製造方法
1か月前
TDK株式会社
磁気センサおよび磁気センサシステム
1か月前
TDK株式会社
回転子、モータ、およびモータシステム
1か月前
TDK株式会社
アンテナ装置、及びアンテナモジュール
1か月前
TDK株式会社
アンテナ装置、及びアンテナモジュール
1か月前
TDK株式会社
電子デバイスの製造方法及び電子デバイス
20日前
TDK株式会社
導電性部材とこれを用いたサーミスタ素子
11日前
TDK株式会社
R-T-B系永久磁石およびその製造方法
11日前
TDK株式会社
レーザーアセンブリ、レーザーモジュール及びXRグラス
1か月前
TDK株式会社
光合波器、光合波部材、光源モジュール及び光学エンジン
1か月前
TDK株式会社
コイル部品及びこれを用いたワイヤレス電力伝送デバイス
1か月前
TDK株式会社
光変調器、光源モジュール、光学エンジンおよびXRグラス
1か月前
TDK株式会社
R‐T‐B系永久磁石
6日前
TDK株式会社
ニューロモルフィックデバイス及びニューロモルフィックデバイスの制御方法
26日前
続きを見る
他の特許を見る