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公開番号2024146206
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058975
出願日2023-03-31
発明の名称固体電解質及び全固体電池
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01B 1/06 20060101AFI20241004BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】高いイオン伝導度と高い熱安定性を両立する固体電解質を提供することである。
【解決手段】本発明に係る固体電解質は、Liと、第3族から第15族元素から選ばれる1種以上の元素と、ハロゲンを含む化合物であって、前記ハロゲンはClを含み、前記化合物の飛行時間型二次イオン質量分析による負イオン分析でLiCl2のピークが検出され、全イオンのピーク強度Rbに対する、前記LiCl2のピーク強度Raとのピーク強度比R1(Ra/Rb)が0.041>R1>0.011を満たす。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
Liと、第3族から第15族元素から選ばれる1種以上の元素と、ハロゲンを含む化合物であって、
前記ハロゲンはClを含み、
前記化合物の飛行時間型二次イオン質量分析による負イオン分析でLiCl

のピークが検出され、
全イオンのピーク強度Rbに対する、前記LiCl

のピーク強度Raとのピーク強度比R1(Ra/Rb)が0.041>R1>0.011を満たす、固体電解質。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記R1(Ra/Rb)が0.030>R1>0.019を満たす、請求項1に記載の固体電解質。
【請求項3】
前記化合物が下記式(1)で表される、請求項1に記載の固体電解質;
LiaEbGcCldXe・・・(1)
(式(1)中において、EはAl、Sc、Y、Zr、Hf、ランタノイドからなる群から選択される少なくとも1種の元素であり、GはOH、BO

、BO

、BO

、B



、B



、CO

、NO

、AlO

、SiO

、SiO

、Si



、Si



、Si


11
、Si


18
、PO

、PO

、P



、P


10
、SO

、SO

、SO

、S



、S



、S



、S



、S



、S



、BF

、PF

、BOB、(COO)

、N、AlCl

、CF

SO

、CH

【請求項4】
前記化合物が下記式(2)で表される、請求項1に記載の固体電解質;
LiqMrPsOtCluSv・・・(2)
(式(2)において、Liは、リチウムであり、Mは、4価の金属であり、Pは、リンであり、Oは、酸素であり、Sは、硫黄であり、Clは塩素である。q、r、s、t、u、vはそれぞれ、1≦q≦20、0≦r≦2、1≦s≦5、0≦t≦5、0≦u≦5、v=q/2+2×r+2.5×s-t-u/2である。)
【請求項5】
前記化合物が下記式(3)~(6)で表される1種以上である、請求項1に記載の固体電解質。
Li

ZrCl

・・・(3)
Li

ZrOCl

・・・(4)
Li

ZrSO

Cl

・・・(5)
Li

ZrPO

Cl

・・・(6)
【請求項6】
固体電解質層を介して正極と負極とが対向し、
前記固体電解質層、前記正極、前記負極の少なくともいずれかに請求項1~5のいずれか一項に記載の固体電解質を含む、全固体電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固体電解質及び全固体電池に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、安全性の向上や高出力化の観点から全固体電池が注目されている。全固体電池の特徴の1つとして、電解質に固体を用いることがある。ここで固体電解質に求められる特性として、イオン伝導性、酸化還元耐性、成型性などが上げられる。従来の有機系電解液と比較してイオン伝導性の向上させることが課題の1つとしてある。一般的に多くの固体電解質は有機系電解液と比較して伝導度が低い。
【0003】
特許文献1には、下記の組成式(i)により表される固体電解質(ここで、0<z<2を満たし、Xは、ClまたはBrである)が開示されている。
Li
6-3z




・・・式(i)
【0004】
特許文献2には、下記式(ii)で表される化合物からなる、固体電解質(ここで、Aは、Li、Cs及びCaからなる群から選択される少なくとも1種の元素であり、XはF、Cl、Br、Iからなる群から選択される少なくとも1種の元素である。)が開示されている。
AaEbGcXd・・・(ii)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2018/025582号
国際公開第2021/261558号
【非特許文献】
【0006】
Wu et al., InfoMat. 2021; 3(8):827-853
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
非特許文献1によると、固体電解質の中での高いイオン伝導性や高い化学的、電気化学的安定性からハライド系固体電解質は注目されているが、熱安定性の改善が必要である。
【0008】
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、高いイオン伝導度と高い熱安定性を両立する固体電解質及び全固体電池を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
【0010】
本発明の態様1は、Liと、第3族から第15族元素から選ばれる1種以上の元素と、ハロゲンを含む化合物であって、前記ハロゲンはClを含み、前記化合物の飛行時間型二次イオン質量分析による負イオン分析でLiCl

のピークが検出され、全イオンのピーク強度Rbに対する、前記LiCl

のピーク強度Raとのピーク強度比R1(Ra/Rb)が0.041>R1>0.011を満たす、固体電解質である。
(【0011】以降は省略されています)

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