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公開番号2024146983
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-16
出願番号2023059725
出願日2023-04-03
発明の名称超音波振動スクレーパ
出願人ASTI株式会社
代理人個人,個人
主分類B08B 1/00 20240101AFI20241008BHJP(清掃)
要約【課題】刃をホーンに締結具によって着脱可能に締結・固定するものにおいてその締結力を高めることができる超音波振動スクレーパを提供すること。
【解決手段】超音波振動子に連結されたホーン5と、上記ホーン5の先端に設けられたスリット31と、上記スリット31にその一部が挿し込まれ締結具により締結・固定される刃41と、を具備し、上記ホーン5に超音波振動を付与しながら上記刃41を対象部位に当てることにより、上記対象部位に付着している汚れを剥離・除去する超音波振動スクレーパ1において、上記スリット31と上記刃41の締結面には一定の面粗さが施されているもの。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
超音波振動子に連結されたホーンと、
上記ホーンの先端に設けられたスリットと、
上記スリットにその一部が挿し込まれ締結具により締結・固定される刃と、
を具備し、
上記ホーンに超音波振動を付与しながら上記刃を対象部位に当てることにより、上記対象部位に付着している汚れを剥離・除去する超音波振動スクレーパにおいて、
上記スリットと上記刃の締結面には一定の面粗さが施されていることを特徴とする超音波振動スクレーパ。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
請求項1記載の超音波振動スクレーパにおいて、
上記一定の表面粗さはRa(算術平均粗さ)が4~12の範囲又はRz(十点平均粗さ)が8~20の範囲で設定されるものであることを特徴とする超音波振動スクレーパ。
【請求項3】
請求項1記載の超音波振動スクレーパにおいて、
上記締結具はボルトとナットであることを特徴とする超音波振動スクレーパ。
【請求項4】
請求項3記載の超音波振動スクレーパにおいて、
上記ホーンには上記ボルトが貫通する貫通孔が穿孔されていて、
上記貫通孔の両端には上記ボルトのボルト頭及び上記ナットが埋設される座ぐり穴が設けられていることを特徴とする超音波振動スクレーパ。
【請求項5】
請求項4記載の超音波振動スクレーパにおいて、
上記座ぐり穴の底面にはボルト或いはナットの締結方向の回転のみを許容する凹凸部が設けられていることを特徴とする超音波振動スクレーパ。
【請求項6】
請求項1記載の超音波振動スクレーパにおいて、
上記スリットの奥には弾性付与を目的とした中空部が設けられていて、上記中空部を挟んで上記ホーンの表裏両面にはフィンガ突設されていることを特徴とする超音波振動スクレーパ。
【請求項7】
請求項1記載の超音波振動スクレーパにおいて、
上記刃の長さは横振れが発生し難い長さに設定されていることを特徴とする超音波振動スクレーパ。
【請求項8】
請求項7記載の超音波振動スクレーパにおいて、
上記刃の長さは20mm~40mmの範囲で設定されていることを特徴とする超音波振動スクレーパ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、床面(例えば、浴室の床面)、建物の窓ガラス、厨房設備の焼き用鉄板、等において付着・堆積した汚れを剥離・除去する際に使用する超音波振動スクレーパに係り、特に、刃をホーンに締結具によって着脱可能に締結・固定するものにおいて、その締結力を高めることができるように工夫したものに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、床面に付着・堆積した汚れを剥離・除去する場合には、汚れた部位に水、洗浄用洗剤(例えば、アルカリ性洗剤)を吹き付けながら、金属製スクレーパ(金属製ヘラ)を使用して、付着・堆積している汚れを削り落とす。
【0003】
しかしながら、それらの作業は全て手作業であり、面倒な作業を余儀なくされることはもとより、衝撃を加える等の力が必要であったり、作業効率が悪いという問題があった。
【0004】
そこで、そのような課題を解決するものとして、超音波振動を利用した超音波振動スクレーパが提案されている。その種の超音波振動スクレーパの構成を開示するものとして、例えば、特許文献1、等がある。
【0005】
上記特許文献1に記載された発明による超音波剥離ツールの場合には、超音波剥離ツールが連結ネジを介して超音波振動子に着脱可能に締結・固定されている。上記超音波剥離ツールには一定幅の幅狭部があり、その幅狭部の先端が鋭利に形成されていて刃部となっている。上記幅狭部に超音波振動子を介して超音波振動を付与することにより、上記刃部を介して床面に付着・堆積している汚れを剥離・除去する。
【0006】
上記構成の超音波剥離ツールを使用することにより、面倒な手作業をなくして作業効率を向上させることができる。反面、先端の刃部が経年変化等によって破損した場合には、超音波剥離ツール全体を新規のものに交換しなければならず、保守・管理に多大なコストが掛かってしまうという問題があった。
【0007】
そこで、先端の刃部を別体として超音波剥離ツールに締結具により着脱可能に締結・固定する構成が考えられている。そのような構成を開示するものとして、例えば、特許文献2がある。この特許文献2に記載されているのは超音波カッター装置であるが、工具ホーンの先端にカッター刃が固定ネジによって着脱可能に締結・固定される構成になっている。
【0008】
詳しく説明すると、上記工具ホーンの先端にはスリットが形成されていて、そのスリット内にカッター刃が挿し込まれていて、固定ネジをスリットの片側から挿し込んで上記カッター刃の貫通孔を通してスリットの反対側に螺合させることにより、カッター刃をスリット内に締結・固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
登録実用新案第3025720号公報
特開2011-125972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記従来の構成によると、次のような問題があった。
すなわち、固定ネジを工具ホーンに直接螺合させる構成では締結力が足りず、工具ホーンとカッター刃との間に滑りが発生してしまい、それに起因して過剰な発熱が発生し、超音波振動の伝達が損なわれてしまうという問題があった。
(【0011】以降は省略されています)

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