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公開番号
2024154547
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023068412
出願日
2023-04-19
発明の名称
管内洗浄装置
出願人
株式会社スギノマシン
代理人
弁理士法人みなみ特許事務所
主分類
B08B
9/027 20060101AFI20241024BHJP(清掃)
要約
【課題】管の内面の洗浄装置において、高圧水を噴射するノズルの回転数を調整し易くすることを目的とする。
【解決手段】管内洗浄装置は、高圧水を順番に通過させるためのスピンドル12とヘッド13と複数のノズル14と、スピンドルを回転可能に収容するためのボディ11と、ボディとスピンドルの間に収容される内ロータ24と外ロータ25と、第1の栓21とを備える。内ロータと外ロータの間にポンプ室31が形成される。ボディにはポンプ室に通じる接続路33が形成される。ポンプ室と接続路とは、循環路を協働して形成する。スピンドルと内ロータと外ロータとボディとは、潤滑液を循環路に循環させるための流体ポンプを協働して形成する。第1の栓とボディとは、流量調整弁を協働して形成する。流量調整弁は、スピンドルの回転数、つまりノズルの回転数を緻密に調整できる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
高圧水を通過させるためのスピンドルと、
前記スピンドルの先部から前記スピンドルの軸線方向に突出し、前記高圧水が前記スピンドルから供給されるヘッドと、
前記軸線方向から見て、前記ヘッドから半径方向の外側へ突出し、前記高圧水が前記ヘッドから供給され、外部に噴射される複数のノズルと、
前記スピンドルを回転可能に収容すると共に、弁口を含む接続路と、前記接続路と外部とに通じる第1の穴と、を有するボディと、
前記ボディと前記スピンドルとの間に配置される外ロータと、
前記外ロータの内部に配置され、前記スピンドルに固定されると共に、前記接続路の両端に接続されるポンプ室が前記外ロータとの間に形成される内ロータと、
前記スピンドルの回転数を調整するために前記第1の穴に対して嵌合されると共に、前記弁口の開口面積を変えるための弁体を有する第1の栓とを備え、
前記ポンプ室と前記接続路とは、循環路を協働して形成し、
前記スピンドルと前記内ロータと前記外ロータと前記ボディとは、潤滑液を循環路に循環させるための流体ポンプを協働して形成し、
前記第1の栓と前記ボディとは、流量調整弁を協働して形成する、
管内洗浄装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記流量調整弁は、ニードル弁である、
請求項1に記載の管内洗浄装置。
【請求項3】
第2の栓を更に備え、
前記接続路は、前記ポンプ室の異なる箇所に通じる、吸入路と排出路と、前記吸入路と前記排出路を中継すると共に、前記弁口を含む中継路とを有し、
前記吸入路と前記排出路は、前記ポンプ室の異なる箇所に通じる、吸入ポートと排出ポートと、前記吸入ポートと前記排出ポートから前記ポンプ室を基準として前記軸線方向の一方へそれぞれ延びる、吸入孔と排出孔とを含み、
前記ボディは、前記第2の栓が着脱可能に嵌合するための第2の穴を更に有し、
前記第2の穴は、前記弁口とは異なる位置において前記中継路に通じ、
前記第1の穴と前記中継路と前記第2の穴は、前記ボディを一直線に貫通する直線路を協働して形成する、
請求項1又は2に記載の管内洗浄装置。
【請求項4】
第3の栓を更に備え、
前記ボディは、前記中継路に通じると共に前記第3の栓が着脱可能に嵌合するための第3の穴H3を更に有し、
前記第2の穴と前記第3の穴の一方は、潤滑液を前記ポンプ室に注入するためのもので、他方は、前記ポンプ室の空気を排出するためのものである、
請求項3に記載の管内洗浄装置。
【請求項5】
前記第3の穴は、前記弁口を基準にして前記第1の穴の方において前記中継路に通じ、
前記中継路は、前記弁口を基準にして前記第1の穴の方に位置する第1の流路を更に含み、
前記第1の流路は、前記吸入路と前記排出路との一方に通じさせると共に、前記弁口よりも口径を大きくし、
前記弁体が前記弁口を塞いだ場合に、前記第1の流路と前記第1の栓との半径方向の間には、前記吸入路と前記排出路の前記一方と前記第3の穴とを通じさせる隙間が形成される、
請求項4に記載の管内洗浄装置。
【請求項6】
前記軸線方向から見て、前記直線路を水平に且つ前記スピンドルに対して上方に配置した場合に、前記第3の穴は直線路に対し上方に配置される、
請求項4に記載の管内洗浄装置。
【請求項7】
前記軸線方向から見た場合に、前記ボディの外周面の異なる箇所に固定されると共に伸縮自在な複数のアーム機構部を更に備える、
請求項1又は2に記載の管内洗浄装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、管の内面用の洗浄装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
管の内面に水垢や酸化物等の異物が付着、堆積してしまうことがある。このような異物を除去するものとして、管内洗浄装置が知られている。
【0003】
特許文献1に開示された管内洗浄装置は、高圧水が順番に通過する、ローターとノズルヘッドとノズルと、ローターを回転させるエアモータとを備える。エアモータにはスピードコントローラが設けられ、スピードコントローラがノズルの回転数を調整する。なお、本明細書では、回転数とは、単位時間当たりの回転数のことである。
【0004】
特許文献2に開示された管内洗浄装置は、高圧水が順番に通過する、管状軸とノズルブロックとノズルと、管状軸を回転可能に収容する複数のデスクと、トロコイドポンプと、絞り弁とを備える。複数のデスクには、トロコイドポンプのポンプ室に通じる油路が形成される。絞り弁は円柱形状であり、油路を開閉可能とする。絞り弁が油路の開口量を変更することによって、油の流量を調整し、ノズルの回転数を調整する。以後、管状軸と実質的に同一な物をスピンドルと称する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許5801524号
実開昭57-90764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献2においては、絞り弁が円柱形状であるので、絞り弁を少し操作するだけで、油路の開口量が急激に変化する。その結果、油の流量が急激に変化し、ノズルの回転数が急激に変化する。
本発明は、スピンドルの回転を規制するための油の流量を調整し易くすることで、ノズルの回転数(早い、遅い)を変更し易くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
代表的な本発明は、高圧水を通過させるためのスピンドルと、前記スピンドルの先部から前記スピンドルの軸線方向に突出し、前記高圧水が前記スピンドルから供給されるヘッドと、前記軸線方向から見て、前記ヘッドから半径方向の外側へ突出し、前記高圧水が前記ヘッドから供給され、外部に噴射される複数のノズルと、前記スピンドルを回転可能に収容すると共に、弁口を含む接続路と、前記接続路とボディの外部とに通じる第1の穴と、を有するボディと、前記ボディと前記スピンドルとの間に配置される外ロータと、前記外ロータの内部に配置され、前記スピンドルに固定されると共に、前記接続路の両端に接続されるポンプ室が前記外ロータとの間に形成される内ロータと、前記スピンドルの回転数を調整するために前記第1の穴に対して嵌合されると共に、前記弁口の開口面積を変えるための弁体を有する第1の栓とを備え、前記ポンプ室と前記接続路とは、循環路を協働して形成し、前記スピンドルと前記内ロータと前記外ロータと前記ボディとは、潤滑液を循環路に循環させるための流体ポンプを協働して形成し、前記第1の栓と前記ボディとは、流量調整弁を協働して形成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の管内洗浄装置は、スピンドルの回転を規制するための油の流量を調整し易くすることで、ノズルの回転数(早い、遅い)を変更し易い。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第一実施形態の管内洗浄装置を示す説明図である。
第一実施形態の管内洗浄装置を示す断面図である。
図2のIIIA-IIIA線断面図である。
図3Aの空間部を理解するための断面図である。
図2のIV-IV線断面図である。
図2のV-V線断面図である。
本発明の第二実施形態の管内洗浄装置における一の態様を示す説明図である。
第二実施形態の管内洗浄装置における他の態様を示す説明図である。
本発明の第三実施形態の管内洗浄装置における一の態様を示す説明図である。
第三実施形態の管内洗浄装置における他の態様を示す説明図である。
本発明の第四実施形態の管内洗浄装置を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1には洗浄対象の管1と、本発明の第一実施形態の管内洗浄装置(以下、洗浄装置と略する。)10の外観が示されている。洗浄装置10は、ボディ11と、スピンドル12と、ヘッド13と、複数のノズル14と、管継手15と、水管16と、吊り具17とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
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