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公開番号
2024134214
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-03
出願番号
2023044410
出願日
2023-03-20
発明の名称
配管洗浄方法及び配管洗浄装置
出願人
栗田工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B08B
9/032 20060101AFI20240926BHJP(清掃)
要約
【課題】運用コストを低減しつつ、配管の洗浄の状況を正確に推定できる配管洗浄方法及び配管洗浄装置を提供する。
【解決手段】薬液タンクの薬液を循環させる循環配管を洗浄する配管洗浄方法。この方法は、洗浄液タンクから洗浄液送り配管を介して前記循環配管に洗浄液を供給する工程と、前記循環配管を通液した前記洗浄液を、洗浄液戻り配管を介して前記洗浄液タンクに戻す工程と、前記洗浄液送り配管内の前記洗浄液の第1pHを計測する工程と、前記洗浄液戻り配管内の前記洗浄液の第2pHを計測する工程と、を備える。前記第1pHと前記第2pHとの差が所定値以下となった場合、前記循環配管の洗浄が完了したと判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
薬液タンクの薬液を循環させる循環配管を洗浄する配管洗浄方法であって、
洗浄液タンクから洗浄液送り配管を介して前記循環配管に洗浄液を供給する工程と、
前記循環配管を通液した前記洗浄液を、洗浄液戻り配管を介して前記洗浄液タンクに戻す工程と、
前記洗浄液送り配管内の前記洗浄液の第1pHを計測する工程と、
前記洗浄液戻り配管内の前記洗浄液の第2pHを計測する工程と、
を備え、
前記第1pHと前記第2pHとの差が所定値以下となった場合、前記循環配管の洗浄が完了したと判定する、配管洗浄方法。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記洗浄液による前記循環配管の洗浄後に、水押出洗浄又は中和剤による洗浄を行う、請求項1に記載の配管洗浄方法。
【請求項3】
前記循環配管に前記洗浄液を通液する前に、前記循環配管に水を通水して前記循環配管を観察し、観察結果に基づいて前記循環配管にバイパス配管を取り付け、前記循環配管の一部をバイパスして前記洗浄液で洗浄する、請求項1に記載の配管洗浄方法。
【請求項4】
薬液タンクの薬液を循環させる循環配管を洗浄する配管洗浄装置であって、
洗浄液を貯留する洗浄液タンクと、
前記洗浄液タンクの前記洗浄液を前記循環配管に供給する洗浄液送り配管と、
前記循環配管を通液した前記洗浄液を、前記洗浄液タンクに戻す洗浄液戻り配管と、
前記洗浄液送り配管内の前記洗浄液の第1pHを計測する第1pH計と、
前記洗浄液戻り配管内の前記洗浄液の第2pHを計測する第2pH計と、
前記第1pHと前記第2pHとの差が所定値以下となった場合、前記循環配管の洗浄が完了したと判定するコントローラと、
を備える配管洗浄装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、配管洗浄方法及び配管洗浄装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
高濃度のフッ酸排水処理等の排水処理において、カルシウム剤およびアルカリpH調整剤として消石灰(Ca(OH)
2
)が用いられている(特許文献1参照)。しかし、配管内で消石灰が滞留した状態では、カルシウム(炭酸カルシウム等)が析出して配管に付着し、やがて配管が閉塞するという問題があった。
【0003】
そのため、従来、消石灰の供給配管を循環配管として消石灰を常時循環し、分岐箇所から注入を行う構成としていた。ただし、常時循環構造であっても、流速が低下する配管曲がり部や分岐部等では閉塞を完全に解消することはできなかった。そのため、循環配管の閉塞の恐れがあると判定した場合は、配管曲がり部や分岐部等の閉塞が疑われる箇所のみ配管交換したり、循環配管を押出し洗浄したりしていた。例えば、通液抵抗の増加により通液速度が低下し、薬液の注入量の低下が確認されたとき、循環ポンプの吐出圧が所定値以上に上昇したことが確認されたとき、定期点検時に上記数値に配管閉塞の傾向が確認されたときなどに、循環配管の閉塞の恐れがあると判定していた。
【0004】
押出し洗浄は、例えば、薬液タンクの送り口と戻り口の弁を閉じた上で循環ポンプの上流側の分岐管に系外から洗浄水(工水など)を供給し、薬液タンクの戻り口の近傍の分岐管から系外排出していた。
【0005】
しかし、配管交換は部材や工事のコストが大きくなるという問題があった。また、循環配管の単純な水洗浄では、閉塞がどの程度解消されたかの判断が困難であるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4951805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、運用コストを低減しつつ、配管の洗浄の状況を正確に推定できる配管洗浄方法及び配管洗浄装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
[1] 薬液タンクの薬液を循環させる循環配管を洗浄する配管洗浄方法であって、
洗浄液タンクから洗浄液送り配管を介して前記循環配管に洗浄液を供給する工程と、
前記循環配管を通液した前記洗浄液を、洗浄液戻り配管を介して前記洗浄液タンクに戻す工程と、
前記洗浄液送り配管内の前記洗浄液の第1pHを計測する工程と、
前記洗浄液戻り配管内の前記洗浄液の第2pHを計測する工程と、
を備え、
前記第1pHと前記第2pHとの差が所定値以下となった場合、前記循環配管の洗浄が完了したと判定する、配管洗浄方法。
【0009】
[2] 前記洗浄液による前記循環配管の洗浄後に、水押出洗浄又は中和剤による洗浄を行う、[1]に記載の配管洗浄方法。
【0010】
[3] 前記循環配管に前記洗浄液を通液する前に、前記循環配管に水を通水して前記循環配管を観察し、観察結果に基づいて前記循環配管にバイパス配管を取り付け、前記循環配管の一部をバイパスして前記洗浄液で洗浄する、[1]に記載の配管洗浄方法。
(【0011】以降は省略されています)
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