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公開番号2024139575
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050577
出願日2023-03-27
発明の名称建物内の異臭の除去方法
出願人遺品整理総合相談窓口協同組合
代理人個人,個人
主分類B08B 15/00 20060101AFI20241002BHJP(清掃)
要約【課題】 人体、動植物、革製品、電気製品等へのダメージを低減可能な建物内の異臭の除去方法を提供すること
【解決手段】 建物内の異臭の除去方法は、建物内の異臭領域を消毒する第1の工程と、異臭領域の異臭源を除去する第2の工程と、異臭源が除去された箇所を樹脂塗料で被覆する第3の工程と、異臭領域にヒドロキシルラジカルで燻蒸する第4の工程とを含む。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物内の異臭領域を消毒する第1の工程と、
前記異臭領域の異臭源を除去する第2の工程と、
前記異臭源が除去された箇所を樹脂塗料で被覆する第3の工程と、
前記異臭領域にヒドロキシルラジカルで燻蒸する第4の工程とを含むことを特徴とする建物内の異臭の除去方法。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の建物内の異臭の除去方法において、
前記第4の工程を、前記第1の工程と前記第2の工程の間に移動することを特徴とする建物内の異臭の除去方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の建物内の異臭の除去方法において、
前記異臭源が前記建物の構造物内に染み込んでいる場合、
前記第2の工程と前記第3の工程の間に
前記構造物を解体して前記構造物内に染み込んでいる前記異臭源を露出させる第5の工程と、
露出した前記異臭源を除去する第6の工程とを含むことを特徴とする建物内の異臭の除去方法。
【請求項4】
請求項3に記載の建物内の異臭の除去方法において、
前記第2の工程又は前記第6の工程が、前記異臭源が付着していた家財を密封梱包又は搬出する工程を含むことを特徴とする建物内の異臭の除去方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建物内の異臭の除去方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
除去が困難な建物内の異臭(悪臭)として、例えば、火災(小火を含む)の焼け焦げや付着した煤による火災臭や、人や動物の死骸や糞尿が長時間放置されたときの腐敗臭、カビ臭、タバコ臭、ヤニ臭、香料臭、第2種石油臭、香辛料臭、特定悪臭物質(22物質)による異臭等がある。前者については、放置すると頭痛、目まい、吐き気、咽頭痛といった健康被害を引き起こすことがある。後者については、死骸からの腐敗した体液や血液、糞尿等(異臭源)が床や壁、柱、天井等の建物の構造物内に染み込み、異臭の除去がさらに困難になることがある。
【0003】
上記のような建物(本明細書では、前者を火災物件、後者を事故物件という)を復旧するための清掃作業(特殊清掃)では、異臭の除去にオゾンを用いることが知られている。例えば、特許文献1は、故人及び/又は動物の放置された部屋の消臭方法であって、体液、糞、尿から選ばれる1又は2以上からなる汚物を清掃する汚物清掃作業と、汚物清掃作業後の部屋内にオゾンを噴霧するオゾン燻蒸作業と、を含むことを特徴とする消臭方法を開示する。特許文献2は、火災事故のあった部屋の消臭方法であって、煤臭の除去を行う煤臭除去工程を有し、前記煤臭除去工程は、部屋内にオゾンを噴霧するオゾン燻蒸作業と、活性炭を含む塗料を、煤の残存する内壁に塗布する塗布作業と、を含み、前記オゾン燻蒸作業は、1m

あたり、6500g以上の量のオゾンを用いることを特徴とする消臭方法を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-096694号公報
特許第6624753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、オゾンは人体、動植物、革製品、電気製品等にダメージを与えるため、例えば、清掃作業員はオゾン燻蒸中の待避を余儀なくされる。
【0006】
本開示は上記実状を鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、人体、動植物、革製品、電気製品等へのダメージを低減可能な建物内の異臭の除去方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一の態様は、
建物内の異臭領域を消毒する第1の工程と、
前記異臭領域の異臭源を除去する第2の工程と、
前記異臭源が除去された箇所を樹脂塗料で被覆する第3の工程と、
前記異臭領域にヒドロキシルラジカルで燻蒸する第4の工程とを含むことを特徴とする建物内の異臭の除去方法に関する。
【0008】
本開示の一の態様の建物内の異臭の除去方法は、第1の工程~第3の工程により異臭を大幅に軽減した後、異臭領域にヒドロキシルラジカルで燻蒸する第4の工程により、人体、動植物、革製品、電気製品等へのダメージを低減しつつ、建物内の異臭を除去することができる。また、清掃作業員はヒドロキシルラジカル燻蒸中に待避する必要がなくなるため、並行して別の作業を行い、作業時間を短縮することができる。
【0009】
本開示の一の態様では、
前記第4の工程を、前記第1の工程と前記第2の工程の間に移動してもよい。
【0010】
異臭領域にヒドロキシルラジカルで燻蒸する第4の工程により、人体、動植物、革製品、電気製品等へのダメージを低減しつつ、建物内の異臭を低減した後、第2の工程~第3の工程により異臭を除去することができる。また、清掃作業員はヒドロキシルラジカル燻蒸中に待避する必要がなくなるため、並行して別の作業を行い、作業時間を短縮することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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