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公開番号2024179624
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098610
出願日2023-06-15
発明の名称ロール
出願人株式会社コーワ
代理人
主分類B08B 1/00 20240101AFI20241219BHJP(清掃)
要約【課題】 吸引装置による吸引効果を維持しつつ、ダム効果及び吸排効果を高めることができると共に、製造コストを低減させることができるロールを提供する。
【解決手段】ロール10は、ロール部1と、台座2と、を有し、台座2は、端部のみに配置され、外周面に形成された流体孔3と、流体孔3と連通する本体流体基管通路4を備えた中空形状部5aとを有する本体5と、本体5の端部と連接して設けられると共に、本体流体基管通路4と吸引装置11aとを連通させる継手体6とを有し、ロール部1は、台座2に積層される複数のロール片7を有し、ロール片7は、内周側に切欠き部7aが形成されているものであって、切欠き部7aは、台座2の長手方向に沿って連なる位置に積層されることで、台座2との間に流体細管通路8が形成され、流体細管通路8は、流体孔3と連通する位置まで延出している。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
鋼板、非鉄金属板、樹脂板、あるいはフィルム状の部材の被洗浄面に付着した水分、油分、あるいは薬品成分等の液体を、吸引装置又は噴射装置を用いて除去、搾取、洗浄する為のロールにおいて、
前記ロールは、ロール部と、台座と、を有し、
前記台座は、
一方又は両方の端部のみに配置され、外周面に形成された流体孔と、該流体孔と連通する本体流体基管通路を備えた中空形状部と、を有する本体と、
前記本体の少なくとも一方の端部と連接して設けられると共に、前記本体流体基管通路と前記吸引装置又は噴射装置とを連通させる継手体と、を有し、
前記ロール部は、前記台座に積層される不織布からなる概円環状の複数のロール片を有し、前記ロール片は、内周側に切欠き部が形成されているものであって、
前記切欠き部は、前記台座の長手方向に沿って連なる位置に積層されることで、前記台座との間に流体細管通路が形成され、前記流体細管通路は、前記台座の流体孔と連通する位置まで延出していることを特徴とするロール
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
鋼板、非鉄金属板、樹脂板、あるいはフィルム状の部材の被洗浄面に付着した水分、油分、あるいは薬品成分等の液体を、吸引装置又は噴射装置を用いて除去、搾取、洗浄する為のロールにおいて、
前記ロールは、ロール部と、台座と、を有し、
前記台座は、
本体と、該本体の端部と連接して設けられると共に、前記吸引装置又は噴射装置と連通する流体基管通路が形成された継手体と、を有し、
前記ロール部は、前記台座に積層される不織布からなる概円環状の複数のロール片を有し、前記ロール片は、内周側に切欠き部が形成されているものであって、
前記切欠き部は、前記台座の長手方向に沿って連なる位置に積層されることで、前記台座との間に流体細管通路が形成され、前記流体細管通路は、前記継手体の流体基管通路と連通する位置まで延出していることを特徴とするロール
【請求項3】
流体細管通路と流体基管通路とは、シール部材を介して連結されている請求項2に記載のロール
【請求項4】
ロール部の硬度は、75度以上98度以下の範囲である請求項1~3のいずれか1項に記載のロール
【請求項5】
台座の本体は、長手方向の中央に中実形状部を有している請求項1~3のいずれか1項に記載のロール

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼板、非鉄金属板、樹脂板、ガラス、製紙、あるいはフィルム状のシートの被洗浄面に付着した水分、油分、あるいは薬品成分等の液体を除去、搾取、洗浄、吸引する為のロールに関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、被洗浄面に付着した水分等を除去、搾取、洗浄、吸引する為のロールが知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載のロールは、少なくとも一方が開口し、本体の軸方向に開設した中空部及びこの中空部に連通する透孔を、その本体周面に多数開設した筒状の軸本体と、この軸本体の両端に一体に形成した貫通孔を有する軸受部と、前記軸本体にフランジを介して不織布と、この不織布と異質材料でなるロール本体構成部材とを設けて圧着状に多数枚重畳したロール本体とからなるものであり、ロールに連通する真空ポンプ等を備えた吸引装置によって、ロールに含侵された水分等を外部に排出する構成としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実公昭61-392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載のロール等に使用される筒状の軸本体は、耐久性を考慮して通常金属で作製されており、大径の中空部と周面の透孔を形成するための製造コストは嵩むものであった。また、軸本体は、ロール本体の軸中心に設けられた貫通孔に設置されることから、ロール本体を構成するロール片が柔らかい材料や硬度が低い材料で形成されている場合は、軸本体から離れている外周側が被洗浄面との当接時に生じる応力によって変形し易く、軸方向に倒れ易く、ダム効果や吸排効果が低くなるという課題を有していた。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、吸引装置による吸引効果を維持しつつ、ダム効果及び吸排効果を高めることができると共に、製造コストを低減させることができるロールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、請求項1の発明は、鋼板、非鉄金属板、樹脂板、あるいはフィルム状の部材の被洗浄面に付着した水分、油分、あるいは薬品成分等の液体を、吸引装置又は噴射装置を用いて除去、搾取、洗浄する為のロールにおいて、前記ロールは、ロール部と、台座と、を有し、前記台座は、一方又は両方の端部のみに配置され、外周面に形成された流体孔と、該流体孔と連通する本体流体基管通路を備えた中空形状部と、を有する本体と、前記本体の少なくとも一方の端部と連接して設けられると共に、前記本体流体基管通路と前記吸引装置又は噴射装置とを連通させる継手体と、を有し、前記ロール部は、前記台座に積層される不織布からなる概円環状の複数のロール片を有し、前記ロール片は、内周側に切欠き部が形成されているものであって、前記切欠き部は、前記台座の長手方向に沿って連なる位置に積層されることで、前記台座との間に流体細管通路が形成され、前記流体細管通路は、前記台座の流体孔と連通する位置まで延出していることを特徴としている。
【0008】
請求項1の発明では、流体孔を台座の本体の外周面であって、一方又は両方の端部のみに配置していることから、台座の本体の中央部は端部と比べて剛性が高く、被洗浄面にロール部を強く押し当てることができるため、被洗浄面に付着した液体等に対するダム効果及び吸排効果を高めることができる。また、吸引装置又は噴射装置と連通させた本体流体基管通路と、この本体流体基管通路と流体孔を介して連通している流体細管通路とによって、ロール部内に含浸されている液体等を吸引又は噴射させることができるため、ダム効果との相乗効果により、被洗浄面に付着した液体等の除去性能を向上させることができる。また、ダム効果によりせき止めた被洗浄面上の液体等を、効率よくロール部に吸収させることができるため、被洗浄面上に液体等が残ることを低減させることができる。
【0009】
請求項2の発明は、鋼板、非鉄金属板、樹脂板、あるいはフィルム状の部材の被洗浄面に付着した水分、油分、あるいは薬品成分等の液体を、吸引装置又は噴射装置を用いて除去、搾取、洗浄する為のロールにおいて、前記ロールは、ロール部と、台座と、を有し、前記台座は、本体と、該本体の端部と連接して設けられると共に、前記吸引装置又は噴射装置と連通する流体基管通路が形成された継手体と、を有し、前記ロール部は、前記台座に積層される不織布からなる概円環状の複数のロール片を有し、前記ロール片は、内周側に切欠き部が形成されているものであって、前記切欠き部は、前記台座の長手方向に沿って連なる位置に積層されることで、前記台座との間に流体細管通路が形成され、前記流体細管通路は、前記継手体の流体基管通路と連通する位置まで延出していることを特徴としている。
【0010】
請求項2の発明では、台座の継手体に流体基管通路が形成されており、この流体基管通路と流体細管通路とが連通していることから、台座の本体の剛性を高くすることができ、被洗浄面にロール部を強く押し当てることができるため、被洗浄面に付着した液体等に対するダム効果及び吸排効果を高めることができる。また、吸引装置又は噴射装置と連通させた流体基管通路と、この流体基管通路と連通している流体細管通路とによって、ロール部内に含浸されている液体等を吸引又は噴射させることができるため、ダム効果との相乗効果により、被洗浄面の液体等に対する除去性能を向上させることができる。また、ダム効果によりせき止めた被洗浄面上の液体等を、効率よくロール部に吸収させることができるため、被洗浄面上に液体等が残ることを低減させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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