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公開番号
2025034074
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140227
出願日
2023-08-30
発明の名称
スプレー回転体
出願人
株式会社バルカー
代理人
弁理士法人エスエス国際特許事務所
主分類
B08B
9/093 20060101AFI20250306BHJP(清掃)
要約
【課題】タンク内をムラなく洗浄でき、かつどのタンクにも容易に取り付けることができるスプレー回転体を提供する。
【解決手段】タンク内に配置され、前記タンク内を洗浄するためのスプレー回転体であって、回転する回転体本体に形成された複数の洗浄用噴射孔を備え、複数の前記洗浄用噴射孔の一部または全部は、仰角方向に異なる噴射角度を有し、前記洗浄用噴射孔は、さらに、回転軸を中心とする平面において、前記回転軸と直交する直線に対して、所定の角度回転方向に傾斜して前記回転体本体の側壁に穿孔され、該スプレー回転体を回転させながら洗浄を行った際に、各洗浄用噴射孔から噴射される複数の水柱が前記タンク内の北半球の仰角方向に散水される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
タンク内に配置され、前記タンク内を洗浄するためのスプレー回転体であって、
回転する回転体本体に形成された複数の洗浄用噴射孔を備え、
複数の前記洗浄用噴射孔の一部または全部は、仰角方向に異なる噴射角度を有し、
前記洗浄用噴射孔は、さらに、回転軸を中心とする平面において、前記回転軸と直交する直線に対して、所定の角度回転方向に傾斜して前記回転体本体の側壁に穿孔され、
該スプレー回転体を回転させながら洗浄を行った際に、各洗浄用噴射孔から噴射される複数の水柱が前記タンク内の北半球の仰角方向に散水されることを特徴とするスプレー回転体。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記洗浄用噴射孔には、
高角域に水柱を噴射するための複数の高角噴射孔と、
中角域に水柱を噴射するための複数の中角噴射孔と、
低角域に水柱を噴射するための複数の低角噴射孔と
が含まれ、
前記回転体本体の回転軸と直交する赤道を基準として、
前記高角噴射孔から噴射される水柱のなす角度が、60°より大きく85°以下であり、
前記中角噴射孔から噴出される水柱のなす角度が、30°より大きく60°以下であり、
前記低角噴射孔から噴出される水柱のなす角度が、0°以上30°以下であることを特徴とする請求項1に記載のスプレー回転体。
【請求項3】
前記回転体本体の側壁上には、前記回転体本体の回転方向と直交する方向に噴射孔群が列状に形成された噴射孔域が複数配置され、
前記噴射孔域には、
高角域に水柱を噴射するための高角噴射孔域と、
中角域に水柱を噴射するための中角噴射孔域と、
低角域に水柱を噴射するための低角噴射孔域と
が含まれ、
各々の前記噴射孔域に含まれる各噴射孔群から噴射される水柱の角度がそれぞれ相違する請求項1に記載のスプレー回転体。
【請求項4】
前記高角噴射孔域には、複数の前記洗浄用噴射孔から構成された高角噴射孔群が含まれ、
前記高角噴射孔群の最も赤道側の前記洗浄用噴射孔から噴射される水柱と赤道のなす角度は50°以上、前記高角噴射孔群の最も極側の前記洗浄用噴射孔から噴射される水柱と赤道のなす角度は、85°以下の範囲であり、
前記中角噴射孔域には、複数の前記洗浄用噴射孔から構成された中角噴射孔群が含まれ、
前記中角噴射孔群の最も赤道側の前記洗浄用噴射孔から噴射される水柱と赤道のなす角度は10°以上、前記中角噴射孔群の最も極側の前記洗浄用噴射孔から噴射される水柱と赤道のなす角度は55°以下の範囲であり、
前記低角噴射孔域には、複数の洗浄用噴射孔から構成された低角噴射孔群が含まれ、
前記低角噴射孔群の最も赤道側の前記洗浄用噴射孔から噴射される低角水柱と赤道のなす角度は0°以上、前記低角噴射孔群の最も極側の前記洗浄用噴射孔から噴射される水柱と赤道のなす角度は30°以下の範囲であることを特徴とする請求項3に記載のスプレー回転体。
【請求項5】
前記噴射孔群には、それぞれ2個~10個の前記洗浄用噴射孔が含まれることを特徴とする請求項3に記載のスプレー回転体。
【請求項6】
前記回転体本体は、高角噴射孔、中角噴射孔、および低角噴射孔、または高角噴射孔域、中角噴射孔域、および低角噴射孔域を有する上部回転体と、前記上部回転体と順方向・逆方向に回転する下部回転体とを備え、前記上部回転体と前記下部回転体とで球状に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のスプレー回転体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タンクの内壁面を洗浄するタンク洗浄用のスプレー回転体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、食品業界や医薬品業界等では、製品の貯蔵、調合、殺菌などさまざまな用途にサニタリータンクなどのタンクが使用されている。このタンクは、内部を清浄状態に維持する必要があるため、専用の洗浄装置としてスプレー回転体が用いられる。
【0003】
具体的には、スプレー回転体は、図12に示すように、タンク102の上蓋部102aに形成されたノズル102bからタンク102内に挿し込まれている。スプレー回転体104には、たとえば、図13に示すように、互いに反対方向に回転する上部回転体106と下部回転体108を備えたものが用いられる。また、上部回転体106および下部回転体108のそれぞれには、回転用噴射孔110、および洗浄用噴射孔112がそれぞれ二つずつ設けられている。回転用噴射孔110は、上部回転体106または下部回転体108を回転させるために接線方向に洗浄液を噴射する噴射孔であり、洗浄用噴射孔112は洗浄液を噴射する噴射孔である。
【0004】
このスプレー回転体104によれば、場所を取らずにタンク102内を洗浄することが可能である。
しかしながら、上述のスプレー回転体104においては、タンク102内において洗浄用噴射孔112から噴射された水柱が当たる箇所は洗浄されるものの、水柱が当たらない箇所は直接洗浄されないという問題があった。このため、水柱が当たらない箇所の洗浄は、水柱が当たった場所から流れ落ちる洗浄液による伝い流れによる洗浄に委ねざるを得なかった。
【0005】
また、洗浄用噴射孔112は全部で4個しかないため、水柱で洗浄できる箇所が少なく洗浄ムラが目立つという問題もあった。特に、ノズル102cの内部などは洗浄が困難であるという問題があった。
【0006】
このような問題を解決するべく、上部回転体および下部回転体に、噴射角度の異なる第1噴射孔群と第2噴射孔群を隣接して形成したスプレー回転体が開発された(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-157214号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、図14に示す、特許文献1に記載されているスプレー回転体114(以下、従来品という)は、洗浄を行った際に、およそ15°~45°の噴射角度においては高い洗浄性を発揮するが、それ以外の特に低角度側の噴射角度(図14の符号136参照)では、未だ伝い流れによる洗浄に委ねざるを得なかった。
【0009】
特に大型の洗浄用タンクなどでは、噴流が直接当たり難いエリアにノズルが位置することが多く、洗浄残しが生じることも多いという問題があった。
このような洗浄残しが生じた場合、長時間洗浄を行うことにより洗浄残しが生じないようにするため、多量の洗浄液が必要になるが、洗浄液を節約したいニーズがある。
【0010】
本発明の目的は、タンク内を短時間でムラなく洗浄でき、かつ洗浄液を節約することができるスプレー回転体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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