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公開番号2025068879
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023178966
出願日2023-10-17
発明の名称除水機及び除水方法
出願人株式会社ナカガワエフエムテイ
代理人個人
主分類B08B 5/02 20060101AFI20250422BHJP(清掃)
要約【課題】
本発明の目的は、スタンディングパウチの底面に付着した水の分離に好適な除水機及び除水方法を提供するものである。
【解決手段】
除水方法は、除水対象物10を搬送する第1の通水性のコンベア1と、この第1の通水性のコンベア1上の除水対象物10の上面10Xに当接する無端状のチェーン2とを備え、除水対象物10は、底面10Yにマチを有するスタンディングパウチであり、正面視、第1の通水性のコンベア1の移動が右から左、又は、左から右である場合にあって、正面に、除水対象物10の底面10Yが位置し、第1の通水性のコンベア1上の除水対象物10の上面10Xに無端状のチェーン2を当接した状態で、第1の通水性のコンベア1上の除水対象物10が搬送され、除水対象物10の外方に位置する第1のノズル3からのエア噴射により除水対象物10の底面10Yに付着した水を飛散させて除水するものである。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
除水対象物を搬送する第１の通水性のコンベアと、
この第１の通水性のコンベア上の前記除水対象物の上面に当接する無端状のチェーンとを備え、
前記除水対象物は、底面にマチを有するスタンディングパウチであり、
正面視、前記第１の通水性のコンベアの移動が右から左、又は、左から右である場合にあって、正面に、前記除水対象物の前記底面が位置し、前記第１の通水性のコンベア上の前記除水対象物の上面に前記無端状のチェーンを当接した状態で、前記第１の通水性のコンベア上の前記除水対象物が搬送され、前記除水対象物の外方に位置する第１のノズルからのエア噴射により前記除水対象物の前記底面に付着した水を飛散させて除水する
ことを特徴とする除水方法。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
無端状のチェーンは複数設けられ、
除水対象物の下面に位置する第１の通水性のコンベアの移動方向と前記除水対象物の上面に位置する複数の前記無端状のチェーンの移動方向は同じで、速度も同じである
ことを特徴とする請求項１記載の除水方法。
【請求項３】
除水対象物の上面と前記除水対象物の下面を挟持して搬送する一対の第２の通水性のコンベアと、
前記第２の通水性のコンベアの上方に位置する第２のノズルと、
前記第２の通水性のコンベアの下方に位置する第３のノズルとを備え、
前記一対の第２の通水性のコンベアは、第１の通水性のコンベアの前方又は後方に位置し、
前記第２のノズルからのエア噴射により前記除水対象物の下面に付着した水を、
前記第３のノズルからのエア噴射により前記除水対象物の上面に付着した水を、それぞれ飛散させて除水する
ことを特徴とする請求項１記載の除水方法。
【請求項４】
除水対象物を搬送する第１の通水性のコンベアと、
この第１の通水性のコンベア上の前記除水対象物の上面に当接する無端状のチェーンとを備え、
前記除水対象物は、底面にマチを有するスタンディングパウチであり、
正面視、前記第１の通水性のコンベアのコンベアの移動が右から左、又は、左から右である場合にあって、正面に、前記除水対象物の前記底面が位置し、前記第１の通水性のコンベア上の前記除水対象物の上面に前記チェーンを当接した状態で、前記第１の通水性のコンベア上の前記除水対象物が搬送され、前記除水対象物の外方に位置する第１のノズルからのエア噴射により前記除水対象物の前記底面に付着した水を飛散させて除水する
ことを特徴とする除水機。
【請求項５】
無端状のチェーンは複数設けられ、
除水対象物の下面に位置する第１の通水性のコンベアの移動方向と前記除水対象物の上面に位置する複数の前記無端状のチェーンの移動方向は同じで、速度も同じである
ことを特徴とする請求項４記載の除水機。
【請求項６】
除水対象物の上面と前記除水対象物の下面を挟持して搬送する一対の第２の通水性のコンベアと、
前記第２の通水性のコンベアの上方に位置する第２のノズルと、
前記第２の通水性のコンベアの下方に位置する第３のノズルとを備え、
前記一対の第２の通水性のコンベアは、第１のコンベアの前方又は後方に位置し、
前記第２のノズルからのエア噴射により前記除水対象物の下面に付着した水を、
前記第３のノズルからのエア噴射により前記除水対象物の上面に付着した水を、それぞれ飛散させて除水する
ことを特徴とする請求項４記載の除水機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、除水機及び除水方法に係り、特に、スタンディングパウチの底面に付着した水の分離に好適な除水機及び除水方法に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、例えば、コンベアにより搬送されてくる除水対象物に対し、多数の噴射ノズルを備えたノズルパイプからエア噴射して前記除水対象物の表面の除水を行う除水機がある（特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開2022-163261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
除水対象物がある程度重い場合には、支障がない。
ところが、除水対象物が軽い場合には、ノズルパイプからエア噴射により、除水対象物がコンベアから離脱するという問題点があった。
【０００５】
本発明は、前記問題点を考慮してなされた除水機及び除水方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項１記載の除水方法は、除水対象物を搬送する第１の通水性のコンベアと、この第１の通水性のコンベア上の前記除水対象物の上面に当接する無端状のチェーンとを備え、前記除水対象物は、底面にマチを有するスタンディングパウチであり、正面視、前記第１の通水性のコンベアの移動が右から左、又は、左から右である場合にあって、正面に、前記除水対象物の前記底面が位置し、前記第１の通水性のコンベア上の前記除水対象物の上面に前記無端状のチェーンを当接した状態で、前記第１の通水性のコンベア上の前記除水対象物が搬送され、前記除水対象物の外方に位置する第１のノズルからのエア噴射により前記除水対象物の前記底面に付着した水を飛散させて除水するものである。
【０００７】
また、請求項２記載の除水方法は、請求項１記載の除水方法において、無端状のチェーンは複数設けられ、除水対象物の下面に位置する第１のコンベアの移動方向と前記除水対象物の上面に位置する複数の前記無端状のチェーンの移動方向は同じで、速度も同じである。
【０００８】
また、請求項３記載の除水方法は、請求項１記載の除水方法において、除水対象物の上面と前記除水対象物の下面を挟持して搬送する一対の第２の通水性のコンベアと、前記第２の通水性のコンベアの上方に位置する第２のノズルと、前記第２の通水性のコンベアの下方に位置する第３のノズルとを備え、前記一対の第２の通水性のコンベアは、第１の通水性のコンベアの前方又は後方に位置し、前記第２のノズルからのエア噴射により前記除水対象物の下面に付着した水を、前記第３のノズルからのエア噴射により前記除水対象物の上面に付着した水を、それぞれ飛散させて除水するものである。
【０００９】
また、請求項４記載の除水機は、除水対象物を搬送する第１の通水性のコンベアと、この第１の通水性のコンベア上の前記除水対象物の上面に当接する無端状のチェーンとを備え、前記除水対象物は、底面にマチを有するスタンディングパウチであり、正面視、前記第１の通水性のコンベアの移動が右から左、又は、左から右である場合にあって、正面に、前記除水対象物の前記底面が位置し、前記第１の通水性のコンベア上の前記除水対象物の上面に前記チェーンを当接した状態で、前記第１の通水性のコンベア上の前記除水対象物が搬送され、前記除水対象物の外方に位置する第１のノズルからのエア噴射により前記除水対象物の前記底面に付着した水を飛散させて除水するものである。
【００１０】
また、請求項５記載の除水機は、請求項４記載の除水機において、無端状のチェーンは複数設けられ、除水対象物の下面に位置する第１のコンベアの移動方向と前記除水対象物の上面に位置する複数の前記無端状のチェーンの移動方向は同じで、速度も同じである。
（【００１１】以降は省略されています）

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