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公開番号
2025097392
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023213557
出願日
2023-12-19
発明の名称
液体供給装置及び液体供給方法
出願人
株式会社松井製作所
代理人
協明国際弁理士法人
主分類
B08B
9/032 20060101AFI20250624BHJP(清掃)
要約
【課題】管路や流路における液体の残留を抑制し得る液体供給装置及び液体供給方法を提供する。
【解決手段】液体供給装置1は、液体を貯留する貯留部10内における液面よりも下方側において開口するように第1端部13が設けられ、第2端部14が供給対象2の流路3の第1接続口4に接続される第1管路11と、前記貯留部内における液面よりも上方側において開口するように第1端部23が設けられ、第2端部24が前記流路の第2接続口5に接続される第2管路21と、前記第1管路及び前記第2管路のうちの一方に設けられ、ポンプによって移送される流体の移送方向の切替を可能とする移送方向切替部20と、前記移送方向切替部を切替制御し、前記第1管路を介して液体を前記流路に向けて供給する供給工程と、前記第2管路を介して空気を前記流路に向けて供給して液体を回収する回収工程と、を実行させる制御部31と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を貯留する貯留部内における液面よりも下方側において開口するように第1端部が設けられ、第2端部が供給対象の流路の第1接続口に接続される第1管路と、
前記貯留部内における液面よりも上方側において開口するように第1端部が設けられ、第2端部が前記流路の第2接続口に接続される第2管路と、
前記第1管路及び前記第2管路のうちの一方に設けられ、ポンプによって移送される流体の移送方向の切替を可能とする移送方向切替部と、
前記移送方向切替部を切替制御し、前記第1管路を介して液体を前記流路に向けて供給する供給工程と、前記第2管路を介して空気を前記流路に向けて供給して液体を回収する回収工程と、を実行させる制御部と、
を備えていることを特徴とする液体供給装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1において、
液体をそれぞれに貯留する複数の前記貯留部と、それぞれの第1端部が各貯留部内における液面よりも下方側において開口するように設けられ第1端部側が複数に分岐された前記第1管路の各分岐管路と第2端部側とを選択的に切り替えて連通させる第1管路切替部と、それぞれの第1端部が各貯留部内における液面よりも上方側において開口するように設けられ第1端部側が複数に分岐された前記第2管路の各分岐管路と第2端部側とを選択的に切り替えて連通させる第2管路切替部と、を備えており、
前記制御部は、前記第1管路切替部、前記第2管路切替部及び前記移送方向切替部を切替制御し、各貯留部の液体を供給する前記供給工程の後に各貯留部の液体を回収する前記回収工程を実行させることを特徴とする液体供給装置。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記第1管路の外周側には、該第1管路を通過する液体を加熱する加熱部が設けられていることを特徴とする液体供給装置。
【請求項4】
請求項1または2において、
前記第1管路の途中部位と前記第2管路の途中部位とを接続する第1バイパス路と、前記第2管路における前記第1バイパス路が接続された部位よりも第1端部側部位と前記第1管路における前記第1バイパス路が接続された部位よりも第2端部側部位とを接続する第2バイパス路と、前記第1管路の第1端部側を、該第1管路の前記第2端部に連通させる状態と前記第1バイパス路を介して前記第2管路の前記第2端部に連通させる状態とに切り替える第1バイパス切替部と、前記第2管路の第1端部側を、該第2管路の前記第2端部に連通させる状態と前記第2バイパス路を介して前記第1管路の前記第2端部に連通させる状態とに切り替える第2バイパス切替部と、を備えていることを特徴とする液体供給装置。
【請求項5】
請求項1または2において、
前記供給対象を加熱する加熱部を備えていることを特徴とする液体供給装置。
【請求項6】
貯留部の液体を供給対象の流路に向けて供給し、該流路を通過させて該貯留部に返送するように管路を設け、該管路を介して液体を前記流路に供給した後に、該管路及び前記流路に空気を供給して液体を回収することを特徴とする液体供給方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、供給対象に液体を供給する液体供給装置及び液体供給方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、種々の対象物に設けられた流路に、洗浄や研磨(化学研磨)等のために液体を供給する装置が知られている。
例えば、下記特許文献1には、飲料等の製造ラインの最上流部位に接続されサニタリーポンプが介装された洗浄水供給管と、製造ラインの最下流部に接続された排出路と、を備え、製造ラインを洗浄する洗浄装置が開示されている。この洗浄装置の洗浄水供給管には、それぞれに分岐管を介してすすぎ洗浄水収納槽およびアルカリ洗浄水収納槽が接続され、排出路には、回収分岐管を介してアルカリ洗浄水収納槽が接続されている。この洗浄装置においては、サニタリーポンプが駆動され、分岐管や回収分岐管に設けられた電磁開閉弁が開放制御され、すすぎ洗浄やアルカリ洗浄がなされる構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-153245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載された洗浄装置では、すすぎ洗浄やアルカリ洗浄がなされた後に、すすぎ洗浄水やアルカリ洗浄水が管路に残留するため、洗浄水が減少したり、混ざり合うことで濃度が変化したりする懸念がある。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、管路や流路における液体の残留を抑制し得る液体供給装置及び液体供給方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本開示に係る液体供給装置の構成1は、液体を貯留する貯留部内における液面よりも下方側において開口するように第1端部が設けられ、第2端部が供給対象の流路の第1接続口に接続される第1管路と、前記貯留部内における液面よりも上方側において開口するように第1端部が設けられ、第2端部が前記流路の第2接続口に接続される第2管路と、前記第1管路及び前記第2管路のうちの一方に設けられ、ポンプによって移送される流体の移送方向の切替を可能とする移送方向切替部と、前記移送方向切替部を切替制御し、前記第1管路を介して液体を前記流路に向けて供給する供給工程と、前記第2管路を介して空気を前記流路に向けて供給して液体を回収する回収工程と、を実行させる制御部と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
以下の実施の形態の記載により、本開示に係る液体供給装置は、以下の従属的構成を備えていてもよいことが開示される。
<構成2>
構成1において、液体をそれぞれに貯留する複数の前記貯留部と、それぞれの第1端部が各貯留部内における液面よりも下方側において開口するように設けられ第1端部側が複数に分岐された前記第1管路の各分岐管路と第2端部側とを選択的に切り替えて連通させる第1管路切替部と、それぞれの第1端部が各貯留部内における液面よりも上方側において開口するように設けられ第1端部側が複数に分岐された前記第2管路の各分岐管路と第2端部側とを選択的に切り替えて連通させる第2管路切替部と、を備えていてもよい。この構成2においては、前記制御部は、前記第1管路切替部、前記第2管路切替部及び前記移送方向切替部を切替制御し、各貯留部の液体を供給する前記供給工程の後に各貯留部の液体を回収する前記回収工程を実行させてもよい。
<構成3>
構成1または構成2において、前記第1管路の外周側には、該第1管路を通過する液体を加熱する加熱部が設けられていてもよい。
<構成4>
構成1~構成3のいずれか1つにおいて、前記第1管路の途中部位と前記第2管路の途中部位とを接続する第1バイパス路と、前記第2管路における前記第1バイパス路が接続された部位よりも第1端部側部位と前記第1管路における前記第1バイパス路が接続された部位よりも第2端部側部位とを接続する第2バイパス路と、前記第1管路の第1端部側を、該第1管路の前記第2端部に連通させる状態と前記第1バイパス路を介して前記第2管路の前記第2端部に連通させる状態とに切り替える第1バイパス切替部と、前記第2管路の第1端部側を、該第2管路の前記第2端部に連通させる状態と前記第2バイパス路を介して前記第1管路の前記第2端部に連通させる状態とに切り替える第2バイパス切替部と、を備えていてもよい。
<構成5>
構成1~構成4のいずれか1つにおいて、前記供給対象を加熱する加熱部を備えていてもよい。
【0008】
前記目的を達成するために、本開示に係る液体供給方法は、貯留部の液体を供給対象の流路に向けて供給し、該流路を通過させて該貯留部に返送するように管路を設け、該管路を介して液体を前記流路に供給した後に、該管路及び前記流路に空気を供給して液体を回収することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る液体供給装置及び液体供給方法は、上述のような構成としたことで、管路や流路における液体の残留を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施形態に係る液体供給方法の一例を実行する本開示の一実施形態に係る液体供給装置の一例を模式的に示す概略システム図である。
同液体供給装置において実行される基本動作の一例としての同液体供給方法の一例を模式的に示す概略タイムチャートである。
(a)、(b)は、図1に対応させた概略システム図である。
(a)、(b)は、図1に対応させた概略システム図である。
(a)、(b)は、図1に対応させた概略システム図である。
(a)、(b)は、図1に対応させた概略システム図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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