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公開番号
2025034150
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140348
出願日
2023-08-30
発明の名称
泥回収容器
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B08B
5/04 20060101AFI20250306BHJP(清掃)
要約
【課題】シンプルな構成で床下に溜まった泥を回収可能な泥回収容器を提供する。
【解決手段】泥回収容器1は、建物の床下に設置され、吸引装置によって吸引された泥を回収しておくものである。泥回収容器1は、容器本体10と、容器本体に取り付けられ、第1ホース220に接続され、第1ホースから容器本体の内部へと泥を通過させる第1継手部30と、容器本体に取り付けられ、第2ホース230に接続され、容器本体の内部から第2ホースへと空気を通過させる第2継手部40と、を備えている。泥回収容器1は、吸引装置の吸引動作によって容器本体10内の空気が排出され、泥が吸引されることで、泥を内部に回収する。第1継手部30は、容器本体10の側部に取り付けられる。第1継手部30のうち、第1ホースを接続するホース接続部32は、容器本体10から外側に突出している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の床下に溜まった泥を回収する際に用いられ、吸引装置によって吸引された前記泥を回収しておく泥回収容器であって、
前記泥回収容器は、前記建物の床下に設置され、
前記泥を内部に回収しておく容器本体と、
前記容器本体に取り付けられ、前記泥を移送する第1のホースに接続され、前記第1のホースから前記容器本体の内部へと前記泥を通過させる第1の継手部と、
前記容器本体に取り付けられ、前記容器本体内の空気を移送する第2のホースに接続され、前記容器本体の内部から前記第2のホースへと前記空気を通過させる第2の継手部と、を備え、
前記泥回収容器は、前記吸引装置の吸引動作によって前記第2のホースを通じて前記容器本体内にある前記空気が排出され、前記第1のホースを通じて前記泥が吸引されることで、前記泥を内部に回収し、
前記第1の継手部は、前記容器本体の側部又は上部に取り付けられ、
前記第1の継手部のうち、前記第1のホースを接続するホース接続部が、前記容器本体から水平方向の外側に突出していることを特徴とする泥回収容器。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1の継手部は、前記容器本体の側部に貫通して取り付けられ、
前記第1の継手部の前記ホース接続部が、前記容器本体の側部から水平方向の外側に突出し、
前記第1の継手部のうち、前記容器本体の内部に設けられる継手出口が、前記容器本体の内部において水平方向の内側又は下側に向いていることを特徴とする請求項1に記載の泥回収容器。
【請求項3】
前記第2の継手部は、前記容器本体の側部のうち、前記第1の継手部が取り付けられた側部とは異なる側部に貫通して取り付けられ、
前記第2の継手部は、屈曲形状を有し、
前記第2の継手部のうち、前記容器本体の内部に設けられる継手入り口が、前記容器本体の内部において上方を向いていることを特徴とする請求項1又は2に記載の泥回収容器。
【請求項4】
前記容器本体の内部に設けられ、前記容器本体の内部に吸引された前記泥を回収する袋状の泥回収袋を備え、
前記泥回収袋は、
前記第1の継手部のうち、前記容器本体の内部に設けられる継手出口に接続され、
前記容器本体の水平方向に沿って延びるように配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の泥回収容器。
【請求項5】
前記容器本体の内部に設けられ、前記泥回収袋に接続され、前記容器本体の内部において前記泥回収袋内にある空気を前記泥回収袋の外側へと排出させる第3の継手部を備え、
前記第3の継手部のうち、前記泥回収袋の外側に設けられる継手出口が、前記容器本体の内部において上方を向いていることを特徴とする請求項4に記載の泥回収容器。
【請求項6】
前記第1の継手部と前記第3の継手部が並ぶように配置され、
前記第1の継手部の前記継手出口と、前記第3の継手部の継手入り口とが、前記泥回収袋の袋開口部に接続され、
前記第1の継手部の前記継手出口が、前記泥回収袋内において前記第3の継手部の前記継手入り口よりも前記泥回収袋の奥側に入り込むように接続されていることを特徴とする請求項5に記載の泥回収容器。
【請求項7】
前記容器本体を上方から覆う蓋部を備え、
前記泥回収容器は、前記吸引装置の吸引動作によって前記容器本体内を真空状態としながら、前記泥を内部に回収し、
前記第1の継手部及び前記第2の継手部が、前記蓋部よりも下方位置に配置され、前記蓋部よりも上方に張り出していないことを特徴とする請求項1又は2に記載の泥回収容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、泥回収容器に係り、特に、建物の床下に溜まった泥を回収する際に用いられる泥回収容器に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、台風や集中豪雨等により水害が発生し、家屋のような建物において床下浸水や床上浸水が発生している。床下に侵入した河川水や雨水は近隣の泥の微粒子を含んでおり、床下に溜まった泥(泥水)を取り除く作業が必要となるが、当該作業は大変重労働である。
そのため、掃除機のような吸引装置を利用して、建物の床下に溜まった泥を回収するための泥回収システムが知られている。
【0003】
泥回収システムとして、具体的には、建物の屋外に吸引装置(吸引装置の本体)と、大型の泥回収容器とをホースで接続した状態で設置する。そして、当該ホースを建物の屋外から屋内の床下まで伸ばし、ホースの先端部にある泥回収ヘッドを操作して床下に溜まった泥を吸引する。吸引された泥は泥回収容器に回収される。
例えば、特許文献1には、建物の床下に溜まった泥を回収する際に用いるものではないが、所定領域に滞留した汚泥を効率良く回収するための汚泥回収装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-125754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、建物の床下に溜まった泥を回収する際に用いられる泥回収システムでは、大型の吸引装置や泥回収容器を建物の近辺に設置することが難しかった。特に災害時には被災物が多く置かれているため、大型の吸引装置や泥回収容器を建物の近辺に設置することがより困難であった。建物から離れた位置に吸引装置や泥回収容器を設置すると、ホースが長くなり、ホースの取り扱いが煩雑になることがあった。また、建物の床下に溜まった泥を吸い上げて回収する際には、吸引装置の吸引力(吸引圧)を高く設定する必要があり、一般の吸引装置を利用することが難しかった。
そのため、従来よりもシンプルな構成で床下に溜まった泥を回収することが可能な技術が求められていた。例えば、比較的小型の吸引装置(掃除機)を利用した場合であっても、床下から泥を吸引し、泥回収容器に泥を回収しておくことが可能な技術が求められていた。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、従来よりもシンプルな構成で床下に溜まった泥を回収することが可能な泥回収容器を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、泥回収システムに用いられ、吸引装置の小型化やホースの容易な取り回しに寄与する泥回収容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題は、本発明の泥回収容器によれば、建物の床下に溜まった泥を回収する際に用いられ、吸引装置によって吸引された前記泥を回収しておく泥回収容器であって、前記泥回収容器は、前記建物の床下に設置され、前記泥を内部に回収しておく容器本体と、前記容器本体に取り付けられ、前記泥を移送する第1のホースに接続され、前記第1のホースから前記容器本体の内部へと前記泥を通過させる第1の継手部と、前記容器本体に取り付けられ、前記容器本体内の空気を移送する第2のホースに接続され、前記容器本体の内部から前記第2のホースへと前記空気を通過させる第2の継手部と、を備え、前記泥回収容器は、前記吸引装置の吸引動作によって前記第2のホースを通じて前記容器本体内にある前記空気が排出され、前記第1のホースを通じて前記泥が吸引されることで、前記泥を内部に回収し、前記第1の継手部は、前記容器本体の側部又は上部に取り付けられ、前記第1の継手部のうち、前記第1のホースを接続するホース接続部が、前記容器本体から水平方向の外側に突出していること、により解決される。
【0008】
上記構成により、従来よりもシンプルな構成で床下に溜まった泥を回収することが可能な泥回収容器を実現できる。
詳しく述べると、上記泥回収容器は、建物の床下に設置される。そのため、建物の屋外に泥回収容器が設置される場合と比較してホースの取り回しを短くし、シンプルな構成からなる泥回収システムの実現に寄与することができる。
また、上記泥回収容器が床下に設置されるため、床下から泥を汲み上げる必要がなく、吸引装置の吸引力を小さく設定できる。例えば一般の吸引装置を利用可能となる。
また、上記泥回収容器の第1の継手部は容器本体の側部又は上部に取り付けられ、第1の継手部のうち、第1のホースを接続するホース接続部が、容器本体から水平方向の外側に突出している。そうすることで、床下に溜まった泥を泥回収容器へと吸引するときに揚程(吸い上げ揚程)を低くすることができる、そのため、吸引装置の吸引力を比較的低く設定した場合であっても、泥回収容器に泥を好適に集めることができる。
【0009】
このとき、前記第1の継手部は、前記容器本体の側部に貫通して取り付けられ、前記第1の継手部の前記ホース接続部が、前記容器本体の側部から水平方向の外側に突出し、前記第1の継手部のうち、前記容器本体の内部に設けられる継手出口が、前記容器本体の内部において水平方向の内側又は下側に向いていると良い。
上記のように、第1の継手部が容器本体の側部に貫通して取り付けられ、第1の継手部のホース接続部が容器本体の側部から水平方向の外側に突出しているため、床下に溜まった泥を泥回収容器へと吸引するときに揚程(吸い上げ揚程)をより低く設定できる、そのため、泥回収容器に泥をより好適に集めることができる。
また、泥回収容器の高さを低くすることができるため、建物の床下に泥回収容器を設置し易くなる。
【0010】
このとき、前記第2の継手部は、前記容器本体の側部のうち、前記第1の継手部が取り付けられた側部とは異なる側部に貫通して取り付けられ、前記第2の継手部は、屈曲形状を有し、前記第2の継手部のうち、前記容器本体の内部に設けられる継手入り口が、前記容器本体の内部において上方を向いていると良い。
上記構成により、吸引装置によって吸引されたときに、容器本体の内部の空気を好適に排出することができる。例えば、第2の継手部の継手入り口が水平方向又は下方を向いている場合には、容器本体内に回収された泥を吸い込む虞や、泥を回収しておく泥回収袋を意図せず吸い込んでしまう虞がある。
(【0011】以降は省略されています)
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