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公開番号2025032682
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023138103
出願日2023-08-28
発明の名称洗浄装置の洗浄方法、ディスプレイ用ガラス板の製造方法、ディスプレイ用ガラス板
出願人AGC株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B08B 3/02 20060101AFI20250305BHJP(清掃)
要約【課題】汚染度が低いディスプレイ用ガラス板を得ること。
【解決手段】ディスプレイ用ガラス板Gを水性洗浄液で洗浄するための洗浄装置100の洗浄方法であって、洗浄装置100を構成する部材の水性洗浄液と接する領域の汚染度、及び、水性洗浄液の汚染度の少なくとも一方を測定する工程1と、工程1によって測定される汚染度が基準を満たしていない場合に、洗浄装置100を洗浄する工程2とを含む、洗浄装置100の洗浄方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ディスプレイ用ガラス板を水性洗浄液で洗浄するための洗浄装置の洗浄方法であって、
前記洗浄装置を構成する部材の前記水性洗浄液と接する領域の汚染度、及び、前記水性洗浄液の汚染度の少なくとも一方を測定する工程1と、
前記工程1によって測定される前記汚染度が基準を満たしていない場合に、前記洗浄装置を洗浄する工程2とを含む、洗浄装置の洗浄方法。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記汚染度の測定を、微生物検査装置又は微生物検査キットで行う、請求項1に記載の洗浄装置の洗浄方法。
【請求項3】
前記微生物検査装置又は前記微生物検査キットが、ATP検出法、培養法、及び、染色法のいずれかの原理に基づくものである、請求項2に記載の洗浄装置の洗浄方法。
【請求項4】
前記微生物検査装置が、ルミノメーター、及び、バイオプローラからなる群から選択されるか、
前記微生物検査キットが、ウォーターサンプラー、及び、イージープレートからなる群から選択される、請求項3に記載の洗浄装置の洗浄方法。
【請求項5】
前記工程1において、前記洗浄装置を構成する部材の前記水性洗浄液と接する領域の汚染度を測定する、請求項1~4のいずれか1項に記載の洗浄装置の洗浄方法。
【請求項6】
前記洗浄装置が、水性洗浄液を貯蔵するタンクと、前記タンクと一端が接続している配管と、前記配管の他端と接続され、前記水性洗浄液を前記ディスプレイ用ガラスに供給する供給部とを含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の洗浄装置の洗浄方法。
【請求項7】
請求項1~4のいずれか1項に記載の洗浄装置の洗浄方法を含む、ディスプレイ用ガラス板の製造方法。
【請求項8】
0.002~2mmの大きさのバクテリアを含む組織の数が、0.0001~0.005個/m

である、ディスプレイ用ガラス板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄装置の洗浄方法に関する。より具体的には、本発明は、ディスプレイ用ガラス板を水性洗浄液で洗浄するための洗浄装置の洗浄方法に関する。
また、本発明は、ディスプレイ用ガラス板、及び、ディスプレイ用ガラス板の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、及び、有機ELディスプレイ等に使用されるFPD(Flat Panel Display)は、高精細化がますます進展している。これに伴い、FPDに用いられるディスプレイ用ガラス板の表面には、FPDの製造工程で緻密な電気回路が形成される。従って、ディスプレイ用ガラス板には高い清浄度が求められる。
【0003】
例えば、特許文献1においては、ガラス基板の表面を高い清浄度とするため、研磨加工によりガラス基板の端面に付着した異物を、洗浄液で洗浄する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-188420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らが、特許文献1に記載の技術を参照してディスプレイ用ガラス板の製造を試みたところ、ディスプレイ用ガラス板の表面の汚染度が高い場合があり、その改善が必要であることを知見した。
本発明者らが、上記問題に関して検討したところ、洗浄装置に由来して汚染度が高くなる場合があることを知見した。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、汚染度が低いディスプレイ用ガラス板を得ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題について鋭意検討した結果、以下の構成により上記課題が解決できることを見出した。
〔1〕 ディスプレイ用ガラス板を水性洗浄液で洗浄するための洗浄装置の洗浄方法であって、
上記洗浄装置を構成する部材の上記水性洗浄液と接する領域の汚染度、及び、上記水性洗浄液の汚染度の少なくとも一方を測定する工程1と、
上記工程1によって測定される上記汚染度が基準を満たしていない場合に、上記洗浄装置を洗浄する工程2とを含む、洗浄装置の洗浄方法。
〔2〕 上記汚染度の測定を、微生物検査装置又は微生物検査キットで行う、〔1〕に記載の洗浄装置の洗浄方法。
〔3〕 上記微生物検査装置又は上記微生物検査キットが、ATP検出法、培養法、及び、染色法のいずれかの原理に基づくものである、〔2〕に記載の洗浄装置の洗浄方法。
〔4〕 上記微生物検査装置が、ルミノメーター、及び、バイオプローラからなる群から選択されるか、
上記微生物検査キットが、ウォーターサンプラー、及び、イージープレートからなる群から選択される、〔2〕または〔3〕に記載の洗浄装置の洗浄方法。
〔5〕 上記工程1において、上記洗浄装置を構成する部材の上記水性洗浄液と接する領域の汚染度を測定する、〔1〕~〔4〕のいずれか1つに記載の洗浄装置の洗浄方法。
〔6〕 上記洗浄装置が、水性洗浄液を貯蔵するタンクと、上記タンクと一端が接続している配管と、上記配管の他端と接続され、上記水性洗浄液を上記ディスプレイ用ガラスに供給する供給部とを含む、〔1〕~〔5〕のいずれか1つに記載の洗浄装置の洗浄方法。
〔7〕 〔1〕~〔6〕のいずれか1つに記載の洗浄装置の洗浄方法を含む、ディスプレイ用ガラス板の製造方法。
〔8〕 0.002~2mmの大きさのバクテリアを含む組織の数が、0.0001~0.005個/m

である、ディスプレイ用ガラス板。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、汚染度が低いディスプレイ用ガラス板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の洗浄方法に用いられる、ディスプレイ用ガラス板を水性洗浄液で洗浄するための洗浄装置の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳細に説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされる場合があるが、本発明はそのような実施態様に制限されない。
(【0011】以降は省略されています)

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