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公開番号2024167259
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-03
出願番号2024138528,2021559464
出願日2024-08-20,2020-03-19
発明の名称クリーニングインジケータおよびその使用方法
出願人アドバンスト・ステリライゼーション・プロダクツ・インコーポレイテッド
代理人個人,個人
主分類B08B 3/02 20060101AFI20241126BHJP(清掃)
要約【課題】洗浄機でクリーニングされる物品が、実際に、洗浄機の動作後に必要な程度まで清浄であるかどうかを判定するための方法を提供する。
【解決手段】洗浄機システムにおいて物品を洗浄するためのプロセスを監視するのを支援するために問い合わせられ得る画像を上に有する基板を含むクリーニングインジケータ。画像は印刷された画像とすることができ、印刷された画像は、洗浄プロセスによって除去されるテストソイルによって少なくとも部分的に覆われる。あるいは、テストソイルを基板上の画像へと形成してもよい。クリーニングインジケータは、洗浄プロセスの開始前に画像化され、適切な画像が観察された場合にのみ洗浄プロセスを進行させることができる。クリーニングインジケータは、洗浄プロセスの動作中に画像化することができ、清浄度の基準が満たされると、洗浄プロセスは自動的に終了され得る。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
1つの物品のクリーニングを監視する方法であって、
I.前記物品と、少なくとも1つのクエリ画像を有する画像面を含む基板、および前記少なくとも1つのクエリ画像の少なくとも一部を覆う少なくとも1つのテストソイルを含むクリーニングインジケータとを、洗浄機システム内に配置するステップと、
II.洗浄サイクルを開始して、前記洗浄機システムを用いて前記物品を洗浄し、前記少なくとも1つのテストソイルの少なくとも一部を除去して、前記少なくとも1つのクエリ画像の少なくとも露出部分を露出するステップと、
III.撮像装置を使用して前記クリーニングインジケータを走査し、前記少なくとも1つのクエリ画像の前記露出部分を検出するステップと、
IV.前記少なくとも1つのクエリ画像の前記露出部分が前記少なくとも1つのクエリ画像に一致することを、プロセッサを用いて、判定するステップと、
V.前記物品を洗浄するのを止めるステップと、
を含む、方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記画像面は、前記少なくとも1つのクエリ画像を印刷するのにも使用されるインクから印刷されたブランク画像をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのクエリ画像の覆われていない部分は、いずれのテストソイルによっても覆われない、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ステップIIの前に前記ブランク画像の開始反射率または蛍光を測定するステップをさらに含み、前記判定するステップは、前記少なくとも1つのクエリ画像の前記露出部分が、前記開始反射率の95%以内の反射率または蛍光を提供することを判定するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
ステップIIの前に前記覆われていない部分の開始反射率または蛍光を測定するステップをさらに含み、前記判定するステップは、前記少なくとも1つのクエリ画像の前記露出部分が、前記開始反射率の少なくとも90%以内の反射率または蛍光を提供することを判定するステップを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記クエリ画像は、前記洗浄サイクル中に周期的または連続的に走査される、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記クエリ画像は、前記洗浄サイクル中に周期的または連続的に走査される、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記ブランク画像が記憶されたブランク画像に対応しないことを判定するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記開始するステップを防止するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
1つの物品のクリーニングを監視する方法であって、
I.前記物品と、少なくとも1つのテストソイルから形成された少なくとも1つのクエリ画像を画像面に有する基板を含み、撮像装置によって問い合わせられる、覆われていない基板のブランク領域を有する、クリーニングインジケータとを、洗浄機システム内に配置するステップと、
II.洗浄サイクルを開始して、前記洗浄機システムを用いて前記物品を洗浄し、前記少なくとも1つのテストソイルの少なくとも一部を除去するステップと、
III.撮像装置を使用して前記クリーニングインジケータを走査して、前記少なくとも1つのクエリ画像の領域を画像化し、前記基板からの反射率または前記基板を通した透過率によって前記ブランク領域を画像化するステップと、
IV.前記テストソイルで覆われた前記クリーニングインジケータの部分からの反射率またはその部分を通した透過率を、前記基板の前記ブランク領域からの反射率または前記ブランク領域を通した透過率の量と、プロセッサで比較するステップと、
V.最初に前記テストソイルで覆われた前記基板の領域からの反射率またはその領域を通した透過率が前記ブランク領域からの反射率または前記ブランク領域を通した透過率の清浄基準内にある場合は、前記物品の洗浄を止めるステップと、
を含む、方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【開示の内容】
【0001】
〔分野〕
本明細書に開示される主題は、内視鏡再処理システムなどの洗浄機でクリーニングされる物品が、実際に、洗浄機の動作後に必要な程度まで清浄であるかどうかを判定するために使用されるクリーニングインジケータに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【0002】
〔背景〕
クリーニングプロセスの有効性を判定することが必要な場合がある。例えば、外科処置で使用される器具は、滅菌に供される前に、使用後にそれらの上に残る血液、便または他の体液のようなソイル(soils)を除去するためにクリーニングされなければならない。新しい器具であっても、製造中にそれらの表面に残った物質を除去するためにクリーニングが必要になることがある。本明細書で使用される「クリーニングプロセス」または「洗浄プロセス」は、手動または自動で動作され得る洗浄機内での物品の洗浄に関する。
【0003】
クリーニングプロセスの有効性は、クリーニングインジケータの使用によって検証することができ、このインジケータは、特定の化学作用または温度などの物理的条件に敏感な色変化化学物質などの活性剤と、活性剤を支持するためのキャリア基板(すなわち、支持システム)と、を含むものとすることができる。クリーニングプロセスの有効性は、活性剤の色の変化によって示され、この色の変化は、その後、クリーニングプロセスが完了した後でオペレータにより、例えば目視検査によって、評価される。代替的に、インジケータは、クリーニングプロセスによって基板から洗い流されやすいインクで印刷された画像を有する基板を含むことができ、クリーニングプロセスの有効性は、その除去の完全性を判定するために画像の目視観察によって評価される。
【0004】
〔開示の概要〕
本開示の一態様は、少なくとも1つのクエリ画像を有する画像側面を含む少なくとも1つの基板と、少なくとも1つのクエリ画像の少なくとも一部を覆う少なくとも1つのテストソイルと、を含むクリーニングインジケータに関する。代替的な実施形態では、クリーニングインジケータは、テストソイルから形成される少なくとも1つのクエリ画像を有する画像側面を含む少なくとも1つの基板を含むことができる。
【0005】
本開示のこの態様は、そのようなクリーニングインジケータを含み、クリーニングインジケータを包囲し、かつ画像側面に近接して配置されたさまざまな形状およびサイズの通路を含む、ホルダをさらに含む、物品を含む。
【0006】
本開示の別の態様は、物品のクリーニングを監視する方法に関し、この方法は:
i.物品と、少なくとも1つのクエリ画像を有する画像側面を含む少なくとも1つの基板、および少なくとも1つのクエリ画像の少なくとも一部を覆う少なくとも1つのテストソイルを含むクリーニングインジケータとを、洗浄機システム内に配置するステップと;
ii.洗浄サイクルを開始して、洗浄機システムを用いて物品を洗浄し、少なくとも1つのテストソイルの少なくとも一部を除去して、少なくとも1つのクエリ画像の少なくとも露出部分を露出するステップと;
iii.撮像装置を使用してクリーニングインジケータを走査し、少なくとも1つのクエリ画像の露出部分を検出するステップと;
iv.少なくとも1つのクエリ画像の露出部分が少なくとも1つのクエリ画像に一致することを、プロセッサを用いて、判定するステップと;
v.物品を洗浄するのを止めるステップと、を含む。
【0007】
本開示のこの態様のいくつかの実施形態は、ステップiiの前にブランク画像の開始反射率または蛍光を測定するステップをさらに含み得、判定するステップは、少なくとも1つのクエリ画像の露出部分が開始反射率の95%以内の反射率または蛍光を提供することを判定するステップを含む。
【0008】
本開示の別の態様は、洗浄機システムにおいて具体化され、洗浄機システムは、
洗浄される物品を保持するのに適したラックを収容するエンクロージャと;
物品を洗浄し、すすぐための洗浄サイクルを行うための流体処理システムと;
画像データを収集するための撮像装置と;
撮像装置に近接してエンクロージャ内に配置されたホルダであって、クリーニングインジケータの少なくとも一部が撮像装置から見えるようにクリーニングインジケータを収容するように構成されている、ホルダと;
基準形状データを含む非一時的記憶媒体と;
洗浄サイクルを起動するように構成された電子制御装置と;
画像データを基準形状データと比較し、洗浄サイクルを起動するために電子制御装置に信号を送るように構成されたプロセッサと、を含む。
【0009】
本開示のさらなる態様は、物品のクリーニングを監視する方法にあり、この方法は:
i.物品と、少なくとも1つのテストソイルから形成された少なくとも1つのクエリ画像を画像側面に有する基板を含み、撮像装置によって問い合わせられる、覆われていない基板のブランク領域を有する、クリーニングインジケータとを、洗浄機システム内に配置するステップと;
ii.洗浄サイクルを開始して、洗浄機システムを用いて物品を洗浄し、少なくとも1つのテストソイルの少なくとも一部を除去して、基板の少なくとも露出部分を露出するステップと;
iii.撮像装置を使用してクリーニングインジケータを走査して、少なくとも1つのクエリ画像の領域を画像化し、基板からの反射率または基板を通した透過率によってブランク領域を画像化するステップと;
iv.テストソイルで覆われたクリーニングインジケータの部分からの反射率またはその部分を通した透過率を、基板のブランク領域からの反射率またはブランク領域を通した透過率の量と、プロセッサで比較するステップと;
v.最初にテストソイルで覆われた基板の領域からの反射率またはその領域を通した透過率がブランク領域からの反射率またはブランク領域を通した透過率の清浄基準内にある場合は、物品を洗浄するのを止めるステップと、を含む。
【0010】
本明細書は、本明細書に記載された主題を特に指摘し、明確に主張し、よって本明細書に開示された発明を定義する、特許請求の範囲で締めくくられる。添付の図面は、単に例示的なものであり、全ての実施形態を説明するもの、または別様に特許請求の範囲により包含される発明を限定するものとみなされるべきではないが、開示される発明を理解するのを助けるために提供される。図面において、同様の参照番号は同じ要素を示す。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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