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公開番号2025015158
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118357
出願日2023-07-20
発明の名称清掃装置及び清掃機能付収容装置
出願人株式会社神鋼環境ソリューション
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類B08B 9/093 20060101AFI20250123BHJP(清掃)
要約【課題】清掃装置や清掃機能付収容装置における清掃効果を向上させること。
【解決手段】被清掃体の被清掃面に流体を吹き付けて清掃を行う清掃装置であって、前記流体を吹き出す吹出口(20h)を複数備え、該複数の吹出口(20h)には、吹き出した流体どうしが衝突する衝突吹出口(20h1)が複数含まれており、前記衝突吹出口(20h1)から吹き出して衝突した前記流体が前記被清掃面に吹き付けられる清掃装置、を提供する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
被清掃体の被清掃面に流体を吹き付けて清掃を行う清掃装置であって、
前記流体を吹き出す吹出口を複数備え、
該複数の吹出口には、吹き出した流体どうしが衝突する衝突吹出口が複数含まれており、
前記衝突吹出口から吹き出して衝突した前記流体が前記被清掃面に吹き付けられる清掃装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
複数の前記衝突吹出口が、一衝突吹出口と、該一衝突吹出口とは別の他衝突吹出口とを含み、
該一衝突吹出口と該他衝突吹出口とは、
該一衝突吹出口から前記流体の吹き出す方向に延ばした仮想線と、該他衝突吹出口から前記流体の吹き出す方向に延ばした仮想線とが直角又は斜めに交差するように配されている請求項1記載の清掃装置。
【請求項3】
前記衝突吹出口が3つ以上備えられている請求項1記載の清掃装置。
【請求項4】
清掃用リングを有し、
該清掃用リングが、前記流体の流路となる空間部を内部に備えた中空リング状のリング本体を備え、
複数の前記衝突吹出口は、
前記リング本体の径方向内側を貫通して前記空間部に連通し、
前記空間部に供給された前記流体を前記リング本体の径方向内側に向けて吹き出すように設けられている請求項1記載の清掃装置。
【請求項5】
前記清掃用リングが、前記リング本体の中心軸が延びる方向である軸方向を有し、
複数の前記衝突吹出口が、一衝突吹出口と、該一衝突吹出口とは別の他衝突吹出口とを含み、
該一衝突吹出口と該他衝突吹出口とは、
該一衝突吹出口から前記流体の吹き出す方向に延ばした仮想線と、該他衝突吹出口から前記流体の吹き出す方向に延ばした仮想線とのそれぞれが前記軸方向に直交する平面に対して傾斜するように配されている請求項4記載の清掃装置。
【請求項6】
前記被清掃面には、前記被清掃体の他の部位に遮られて何れの前記衝突吹出口から見ても隠れる隠れ領域が含まれており、
衝突した前記流体が該隠れ領域に吹き付けられる請求項1乃至5の何れか1項に記載の清掃装置。
【請求項7】
収容空間を有する容器を備えた収容装置と、前記容器の内側より流体を吹き付けて前記収容装置を清掃する清掃装置とを備えた清掃機能付収容装置であって、
前記清掃装置は、
前記収容装置の被清掃面に流体を吹き付けて清掃を行うように構成されており、
前記流体を吹き出す吹出口を複数備え、
該複数の吹出口には、吹き出した流体どうしが衝突する衝突吹出口が複数含まれており、
前記衝突吹出口から吹き出して衝突した前記流体が前記被清掃面に吹き付けられる、清掃機能付収容装置。
【請求項8】
前記容器が開口を有する容器本体を備え、
前記清掃装置が、前記容器本体に装着される清掃用リングを有し、
該清掃用リングが、前記流体の流路となる空間部を内部に備えた中空リング状のリング本体を備え、
複数の前記衝突吹出口は、
前記リング本体の径方向内側を貫通して前記空間部に連通し、
前記空間部に供給された前記流体を前記リング本体の径方向内側に向けて吹き出すように設けられ、
前記清掃用リングが、前記リング本体が前記開口を囲うように前記容器本体に装着される請求項7記載の清掃機能付収容装置。
【請求項9】
前記被清掃面には、前記容器の他の部位に遮られて何れの前記衝突吹出口から見ても隠れる隠れ領域が含まれており、
衝突した前記流体が該隠れ領域に吹き付けられる請求項7又は8に記載の清掃機能付収容装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は清掃装置と清掃機能付収容装置とに関し、より詳しくは、被清掃体の被清掃面に流体を吹き付けて清掃を行う清掃装置と、該清掃装置を備えた清掃機能付収容装置とに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、収容空間を有する容器を備えた収容装置などでは、容器内に収容する収容物を入れ替える際などに容器の内側面に洗浄液などの流体を吹き付けて清掃することが行われている。そのような場合に容器を清掃するための清掃装置としては、例えば、洗浄ノズルを備えたものが知られている(下記特許文献1参照)。該洗浄ノズルとしては、スプレーボールなどの商品名で市販されているようなものが知られている。
【0003】
また、容器が開口を塞ぐ蓋体などを有する場合や収容物を導入するための配管を接続して用いられるような場合には、蓋体や配管を清掃するために下記特許文献2に記載されているようなリング状の洗浄装置本体を備えた清掃装置が用いられたりしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6926137号公報
特許第6542561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような清掃装置での清掃対象となる被清掃体は、容器に限らず多岐にわたる。被清掃体の被清掃面への流体の吹き付けは、一般的には垂直に近い方向から行った方が、強い打力が発揮され易く、良好な清掃効果が発揮され易い。しかしながら、清掃装置は、必ずしも被清掃体に対して自由に配置できるとは限らず、そのような吹き付けが可能な位置に流体の吹出口を配置できないことがある。更には、吹出口と被清掃面との間に流体を遮る介在物が存在し、被清掃面に直接的に流体を吹き付けることが困難な場合もあり得る。そのため、従来の清掃装置や清掃装置を備えた清掃機能付収容装置では、清掃効果を十分に発揮させることが難しい状況になっている。本発明はこのような問題を解決することを目的としてなされたもので、清掃装置や清掃機能付収容装置における清掃効果を向上させることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべく、本発明は、
被清掃体の被清掃面に流体を吹き付けて清掃を行う清掃装置であって、
前記流体を吹き出す吹出口を複数備え、
該複数の吹出口には、吹き出した流体どうしが衝突する衝突吹出口が複数含まれており、
前記衝突吹出口から吹き出して衝突した前記流体が前記被清掃面に吹き付けられる清掃装置、を提供する。
【0007】
上記課題を解決すべく、本発明は、
収容空間を有する容器を備えた収容装置と、前記容器の内側より流体を吹き付けて前記収容装置を清掃する清掃装置とを備えた清掃機能付収容装置であって、
前記清掃装置は、
前記収容装置の被清掃面に流体を吹き付けて清掃を行うように構成されており、
前記流体を吹き出す吹出口を複数備え、
該複数の吹出口には、吹き出した流体どうしが衝突する衝突吹出口が複数含まれており、
前記衝突吹出口から吹き出して衝突した前記流体が前記被清掃面に吹き付けられる、清掃機能付収容装置、を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明においては、複数の吹出口から吹き出した流体が衝突して収容装置の被清掃面に吹き付けられる。そのため、本発明においては、吹出口から吹き出した流体の移動方向を衝突によって変化させることができ、被清掃面に対して流体を吹き付ける角度を直接吹き付ける場合とは異ならせることができる。また、本発明においては、吹出口から隠れた位置にある被清掃面に対しても流体が吹き付けられ得る。そのため、本発明によれば清掃装置や清掃機能付収容装置における清掃効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、清掃機能付収容装置の一例を示した概略正面図である。
図2は、図1の清掃機能付収容装置での容器ノズル部と蓋体との間に介装された清掃用リングを示した概略図である。
図3は、清掃用リングを示した概略斜視図である。
図4は、清掃用の流体の吹出口と清掃されるガラス窓との位置関係を示した概略図である。
図5は、複数の吹出口での流体の吹出方向と、吹出方向の交差状況とを示した概略図である。
図6は、流体どうしの衝突による流体の移動方向の変化を示した概略図である。
図7aは、衝突される流体が吹き出される衝突用吹出口からの流体の吹出状況を図6ブロック矢印VII方向から見た様子を示した概略図である。
図7bは、非衝突用吹出口からの流体の吹出状況を図6ブロック矢印VII方向から見た様子を示した概略図である。
図8は、図1とは別の清掃機能付収容装置の一例を示した概略正面図である。
図9は、図1、図8とは別の清掃機能付収容装置の一例を示した概略正面図である。
図10は、図9に示した清掃機能付収容装置に利用される洗浄ノズルの一例を示した概略正面図である。
図11は、配管に配置した清掃装置の使用状況の一例を示した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。本実施形態の清掃機能付収容装置は、収容空間を有する容器を備えた収容装置と、前記容器の内側より流体を吹き付けて前記収容装置を清掃する清掃装置とを備えている。本実施形態の清掃機能付収容装置は、その具体的な態様が特に限定されるものではないが、以下においては特定の例により本発明の実施の形態について説明する。より詳しくは、以下においては清掃機能付収容装置での収容装置が化学プロセスに用いられる反応装置である場合を例に本発明の実施の形態について説明する。言い換えると本実施形態の清掃装置は、収容装置に収容する収容物に含まれる化学物質や化合物を何らかの形で変化させる化学プロセスに用いられる機器及び/又はその付帯設備として用いられ得る。
(【0011】以降は省略されています)

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