TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024127667
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023037009
出願日
2023-03-09
発明の名称
人孔内壁洗浄装置
出願人
株式会社ノーブルマテリアル
代理人
個人
,
個人
主分類
B08B
3/02 20060101AFI20240912BHJP(清掃)
要約
【課題】 比較的装置が大掛かりにならず、また、人孔の内壁の洗浄作業を容易に行えるようにした人孔内壁洗浄装置を得る。
【解決手段】 開口部4を有する有底円筒状のケーシング5内に、開口部4から人孔の内壁に向かって高圧水を噴射する円盤状の高圧水噴射体6を、ケーシング5の内壁と高圧水噴射体6の外周囲との間に隙間Sを空けた状態で配置し、ケーシング5の側壁5bには、高圧水噴射体6の後面部6b側に位置してケーシング5の底壁5aと高圧水噴射体6の後面部6aとの間に圧縮空気を供給する空気供給口11を設けるとともに、高圧水噴射体6の前面部6b側に位置してケーシング5内に供給された圧縮空気と、噴射した高圧水により剥離した人孔の内壁の剥離片と洗浄処理水とからなる混合廃水をケーシング5外へ排出する空気・混合廃水排出口14を設けた洗浄装置本体2と、洗浄装置本体2を上下動可能に吊下する吊下手段3を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
人孔の内壁に当接させる方向に開口部を有する有底円筒状のケーシング内に、前記ケーシング外から高圧水の供給を受けて前記開口部から人孔の内壁に向かって高圧水を噴射する円盤状の高圧水噴射体を、前記ケーシングと同心上に、前記ケーシングの内壁と前記高圧水噴射体の外周囲との間に隙間を空けた状態で配置し、前記ケーシングの側壁には、前記高圧水噴射体の後面部側に位置して前記ケーシングの底壁と前記高圧水噴射体の後面部との間に前記ケーシング外から圧縮空気を供給する空気供給口を設けるとともに、前記高圧水噴射体の前面部側に位置して前記空気供給口から前記ケーシング内に供給された圧縮空気と、前記高圧水噴射体から噴射した高圧水により剥離した人孔の内壁の剥離片と洗浄処理水とからなる混合廃水を前記ケーシング外へ排出する空気・混合廃水排出口を設けた洗浄装置本体と、
前記洗浄装置本体を上下動可能に吊下する吊下手段を備えたことを特徴とする人孔内壁洗浄装置。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記ケーシングの開口部には、その先端周縁に人孔の内壁に当接する植毛帯が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の人孔内壁洗浄装置。
【請求項3】
前記ケーシングの側壁の外面側には、人孔の内壁に当接する滑動手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の人孔内壁洗浄装置。
【請求項4】
前記ケーシングの側壁に設けた空気・混合廃水排出口には、空気・混合廃水排出口から排出される圧縮空気や混合廃水の排路となるダクトホースが接続されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1に記載の人孔内壁洗浄装置。
【請求項5】
前記洗浄装置本体を吊下する前記吊下手段はバランサーであることを特徴とする特徴とする請求項1~4のいずれか1に記載の人孔内壁洗浄装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、既存の人孔の内壁を洗浄する人孔内壁洗浄装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、壁面を洗浄する装置として、高圧水を噴射するノズルと、ノズルが内部に配置される円筒形のケーシングと、ケーシングの外側面に設けられた複数のローラと、ケーシングの開口部の先端に設けられたリング状のブラシと、高圧水の噴射により剥離した壁面の剥離片と洗浄処理水からなる混合廃水を吸引し外部に排出する吸込口を備えた高圧水噴射装置が知られている(例えば、特許文献1参照)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-63587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
人孔は、一般に道路に設置されている場合が多い。そのため人孔の内壁の洗浄の作業では、洗浄装置ができるだけ場所を取らず、そして、洗浄装置を短い時間で容易に設置でき、また撤去できることが望まれる。
【0005】
前記の特許文献1に記載された高圧水噴射装置は、混合廃水を吸込口から吸引し外部に排出するようになっているため、人孔の内壁の洗浄に使用した場合、混合廃水を吸込口から吸引するバキュームポンプ等の吸引手段を人孔の外の路面上に設置しなければならず、そして混合廃水は人孔の外に排出されるため、排出された混合廃水を回収するタンクが必要になる。そのため装置が大掛かりとなり、人孔の内壁の洗浄の作業に適するとは言い難いといった問題がある。
【0006】
本発明者は、かかる問題を解決するために思考を重ねた結果、混合廃水を人孔内に排出して配管から流すことに着想し、本発明を成すに至った。
【0007】
本発明の目的は、比較的装置が大掛かりにならず、また、人孔の内壁の洗浄作業を容易に行えるようにした人孔内壁洗浄装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、人孔の内壁に当接させる方向に開口部を有する有底円筒状のケーシング内に、前記ケーシング外から高圧水の供給を受けて前記開口部から人孔の内壁に向かって高圧水を噴射する円盤状の高圧水噴射体を、前記ケーシングと同心上に、前記ケーシングの内壁と前記高圧水噴射体の外周囲との間に隙間を空けた状態で配置し、前記ケーシングの側壁には、前記高圧水噴射体の後面部側に位置して前記ケーシングの底壁と前記高圧水噴射体の後面部との間に前記ケーシング外から圧縮空気を供給する空気供給口を設けるとともに、前記高圧水噴射体の前面部側に位置して前記空気供給口から前記ケーシング内に供給された圧縮空気と、前記高圧水噴射体から噴射した高圧水により剥離した人孔の内壁の剥離片と洗浄処理水とからなる混合廃水を前記ケーシング外へ排出する空気・混合廃水排出口を設けた洗浄装置本体と、前記洗浄装置本体を上下動可能に吊下する吊下手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、前記ケーシングの前記開口部を人孔の内壁に当接させ、前記ケーシングの側壁に設けた空気供給口から前記ケーシング内に圧縮空気を供給しながら、前記高圧水噴射体から高圧水を人孔の内壁に向かって噴射させることにより、高圧水で剥離した人孔の内壁の剥離片と洗浄処理水からなる混合廃水は、前記ケーシング内に供給された圧縮空気により前記空気・混合廃水排出口へ導かれ、圧縮空気とともに前記空気・混合廃水排出口から前記ケーシング外へ排出され、前記ケーシングから排出された混合廃水は人孔内に開口する下水配管に流すことができることから、前記ケーシングから混合廃水を吸引し排出するためのバキュームポンプ等の吸引手段や排出された混合廃水を回収するタンクの必要がなくなり、その分装置の簡素化を図ることができるので、作業現場における装置の設置や撤去が容易となり、人孔の内壁の洗浄作業を容易に行うことができる。
また、前記洗浄装置本体は吊下手段により上下移動可能に吊下されているので、作業者の作業負担を軽減させることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記ケーシングの開口部には、その先端周縁に人孔の内壁に当接する植毛帯が設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
エアブロー装置
1か月前
学校法人 中央大学
清掃装置
8日前
広和株式会社
洗浄装置
28日前
澁谷工業株式会社
洗浄装置
1か月前
大陽日酸株式会社
貯蔵装置
1か月前
株式会社グランドライン
装飾用物の洗浄方法
27日前
ASTI株式会社
超音波振動スクレーパ
21日前
株式会社鶴見製作所
敷板洗浄装置
27日前
三浦工業株式会社
洗浄装置
19日前
株式会社ノーブルマテリアル
人孔内壁洗浄装置
1か月前
栗田工業株式会社
配管洗浄方法及び配管洗浄装置
1か月前
ウシオ電機株式会社
基板洗浄方法および基板洗浄装置
1か月前
株式会社スギノマシン
管内洗浄装置
6日前
三浦工業株式会社
洗浄システム
1か月前
遺品整理総合相談窓口協同組合
建物内の異臭の除去方法
28日前
三菱重工業株式会社
フジツボ除去装置
2か月前
スプレーイングシステムスジャパン合同会社
エアノズル
1か月前
ヤンマーホールディングス株式会社
水中洗浄作業装置
1か月前
ヤンマーホールディングス株式会社
水中洗浄作業装置
1か月前
ヤンマーホールディングス株式会社
水中洗浄作業装置
1か月前
富士紡ホールディングス株式会社
洗浄パッド、及び洗浄方法
1か月前
株式会社鶴見製作所
洗浄装置、それに用いられる台座及び洗浄方法
1か月前
株式会社神鋼環境ソリューション
洗浄機能付容器及び洗浄方法
22日前
工機ホールディングス株式会社
送風機
6日前
有限会社ワインデング福島
回転機構及びそれを備えるダクト内壁面清掃装置
2か月前
清水建設株式会社
多孔質材料の洗浄装置及び多孔質材料の洗浄方法
8日前
他の特許を見る