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公開番号2024110877
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2023015738
出願日2023-02-04
発明の名称配管などの洗浄方法及び洗浄装置
出願人VEEma株式会社
代理人個人
主分類B08B 9/045 20060101AFI20240808BHJP(清掃)
要約【課題】 所々に屈曲部又は湾曲部を有す配管の内周面に付着した汚れを洗浄する洗浄装置の提供。
【解決手段】 細長い高圧ホース3の先端には配管内を導くために屈曲又は湾曲することが出来るスズランノズル2を連結し、該スズランノズル2の後方に位置する高圧ホース3の途中には無数の微細なバブルを生成することが出来るバブル生成器9を連結し、上記高圧ホース3には高圧水を供給して高圧ホース3の先端に設けた逆噴射ノズル7から高圧水を噴射する為のポンプを備え、上記微細なバブルと共に逆噴射ノズル7から噴射して付着した汚れを剥がして除去するように機能する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
所々に屈曲部又は湾曲部を有す配管の内周面に付着した汚れを洗浄する方法において、細長い高圧ホースの先端には配管内を導くために屈曲又は湾曲することが出来るガイドを連結し、該ガイドの後方に位置する高圧ホースの途中には無数の微細なバブルを生成することが出来るバブル生成器を連結し、上記高圧ホースには高圧水を供給して高圧ホースの先端に設けたノズルから高圧水及び微細なバブルを噴射し、微細なバルブは噴射と共に膨張して付着した汚れを剥がして除去するように機能することを特徴とする配管の洗浄方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
上記ガイドとして、複数のスズランをピンを介して屈曲可能に連結した請求項1記載の配管の清浄方法。
【請求項3】
ホース先端に設けて高圧水を噴射するノズルとして、後方外方向へ噴射する逆噴射ノズルを高圧ホースの先端に連結した請求項1、又は請求項2記載の配管の洗浄方法。
【請求項4】
深井戸管の内周面に付着した汚れ、また深井戸管のストレーナに形成される穴や隙間に詰まった汚れを除去する方法において、地上には高圧水を発生する高圧洗浄車を配置し、該高圧洗浄車から高圧水ホースを延ばして深井戸内に挿入し、高圧水ホースの先端には洗浄装置を連結すると共に、該洗浄装置に設けた噴射ノズルから高圧水を回転しながら噴射し、同時に上記高圧水ホースにバルブ発生器を接続し、噴射ノズルから高圧水と共に微細なバルブを噴射し、微細なバルブは噴射と共に膨張して付着した汚れを剥がして除去するように機能することを特徴とする深井戸管の洗浄方法。
【請求項5】
所々に屈曲部又は湾曲部を有す配管の内周面に付着した汚れを洗浄する洗浄装置において、細長い高圧ホースの先端には配管内を導くために屈曲又は湾曲することが出来るガイドを連結し、該ガイドの後方に位置する高圧ホースの途中には無数の微細なバブルを生成することが出来るバブル生成器を連結し、上記高圧ホースには高圧水を供給して高圧ホースの先端に設けたノズルから高圧水を噴射する為のポンプを備え、上記微細なバブルと共にノズルから噴射して付着した汚れを剥がして除去するように機能することを特徴とする配管の洗浄装置。
【請求項6】
深井戸管の内周面に付着した汚れ、また深井戸管のストレーナに形成される穴や隙間に詰まった汚れを除去する洗浄装置において、地上には高圧水を発生する高圧洗浄車を配置し、高圧洗浄車から高圧水ホースを延ばして深井戸内に挿入し、高圧水ホースの先端には洗浄装置を連結すると共に、該洗浄装置に設けた噴射ノズルから高圧水を回転しながら噴射するように構成し、同時に上記高圧水ホースにバルブ生成器を連結し、噴射ノズルから高圧水と共に微細なバルブを噴射し、微細なバルブは噴射と共に膨張して付着した汚れを剥がして除去するように機能することを特徴とする深井戸管の洗浄装置。
【請求項7】
上記バブル生成器に地上まで延びる細長いエアーチューブを連結し、該エアーチューブを介して大気中のエアーを取り込むようにした請求項6記載の深井戸管の洗浄装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、微細なバブルを含んだ高圧水を噴射することで深井戸管及び一般の配管に付着した汚れを除去する洗浄方法及び洗浄装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
日本国内には推計で100万本以上(厚生労働省水道課調べ)の深井戸が設けられているが、この深井戸管のストレーナは目が細かくて泥や砂、サビ、水藻等の異物が付着して目詰まりを発生する。その結果、水が上がり難く、深井戸としての機能を失ってしまう。 目詰まりは毎日使用されている深井戸は比較的少ないが、例えば消雪用としての深井戸の場合であれば1年のうち冬期だけ使用する為に、水を使用しない期間に深井戸管内に泥やその他の異物が付着するといった現象が発生する。
【0003】
付着した泥等の異物は固まり、使用する時には目詰まりを起こして水が上がりにくくなる。それを繰り返して長年経過した後で、水圧が弱くなったところでストレーナの洗浄が行なわれて来ている。
しかし、従来の深井戸管内のストレーナの洗浄方法として、ワイヤーブラシを上下に動かして洗浄したり、或は深井戸管内に差し水を行なってポンプで上下に移動し、水圧により洗浄を行うことが出来る。
【0004】
ワイヤーブラシでストレーナ面を擦ったり又は差し水を上下方向に移動するだけでは、該ストレーナの奥深くまで入り込んでいる泥やその他の異物を取除くことが出来ない。その為に、近年では高圧水を噴射させながら回転することが出来る噴射ノズルを備えた洗浄装置を用いている。
特開2002-192094号に係る「深井戸管内の洗浄方法及び洗浄装置」は、深井戸の内面に付着した泥やその他の異物を、簡単にしかも効率よく取除くことが出来る洗浄方法であり、超高圧水ホースの先端に洗浄装置を連結し、該ホースと共に洗浄装置を深井戸に降ろし、洗浄装置に備えている噴射ノズルから超高圧水を回転しながら噴射することで付着している汚れを除去することが出来る。
【0005】
ところで、従来の一般的な井戸管は一部に網目状をしたストレーナが設けられ、このストレーナ部分から集水することが出来、該ストレーナに付着した泥や異物は噴射ノズルから噴射する高圧水を当てることでほぼ除去することは出来る。
しかし、深井戸管内に洗浄装置を下ろして高圧水を噴射ノズルから噴射しても、ストレーナに付着した汚れを完全に除去することが出来ない場合がある。
一方、水を汲み上げる為の井戸管の他に、水道管や下水管、及びガス管などの一般的な配管も、長期間の内に内面に汚れが付着し、この汚れを洗浄することが必要になる。
特開2002-192094号 に係る「深井戸管内の洗浄方法及び洗浄装置」
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このように、深井戸管内に付着した汚れを除去する洗浄方法及び洗浄装置には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、付着した汚れをほぼ完全に除去することが出来る洗浄方法及び洗浄装置を提供する。そして、本発明が対象とする被洗浄物は深井戸管の他に水道管や下水管、及びガス管などの一般的な配管の内面に付着している汚れの洗浄も含まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る洗浄方法は、深井戸管、水道管、下水管、又はガス管などに洗浄装置を挿入し、洗浄装置から噴射する高圧水によって内面に付着及び固着している汚れを除去することが出来るように構成している。洗浄装置は高圧ホース先端に取付けられ、該高圧ホースは高圧水を発生するポンプや高圧洗浄車から延び、高圧ホースを流れて洗浄装置に高圧水が送られる。
高圧水は洗浄装置の噴射ノズルから噴射するが、洗浄装置の具体的な構造、及び噴射ノズルの具体的な構造に関しても限定しない。
【0008】
すなわち、洗浄する配管の種類によって洗浄方法は異なり、例えば深井戸管の場合であれば、高圧ホースの先端に取付けられる洗浄装置は噴射ノズルから高圧水を噴射すると共に、噴射の反力によって回転することが出来るように構成している。
一方、一般的な配管は所々に屈曲部及び湾曲部を有し、高圧ホースの先端には屈曲部や湾曲部を進むことが出来るように先端には屈曲・湾曲可能なガイドを有している。
そして、本発明では噴射する高圧水の中に微細なバブル(マイクロバルブ)が混在するように、バブル生成器を高圧ホースに接続している。
【0009】
微細バブル(マイクロバブル)を生成する方法は色々あり、本発明では微細バブルの具体的な方法は限定しないが、高圧水の中に混在する微細バブルは圧縮されてさらに微細化する。
そして、より微細化したマイクロバルブは噴射ノズルから噴射すると、大気中に放出されて微細バルブは膨張する。配管の内面に固着した汚れは、噴射する高圧水が当たることで除去され、同時に固着した汚れの隙間に侵入した微細バルブが膨張する作用によって、該汚れは剥がれ落ちる。
【0010】
今日では色々なバブル生成器が市販されているが、本発明は該バブル生成器の具体的な構造は限定しない。
バブル生成法としては、例えば加圧溶解法、キャビテーション法、せん断力利用法、ベンチュリー法、さらにスタティックミキサー法など、色々知られている。
これら、バブル生成法を具現化したバブル生成器を高圧水が流れる高圧ホースの途中に接続して設けられ、生成される微細バブルは高圧水の中に混在して噴射のノズルから噴射する。
(【0011】以降は省略されています)

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