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公開番号
2024117320
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-29
出願番号
2023023355
出願日
2023-02-17
発明の名称
被洗浄物の洗浄装置
出願人
ジャパン・フィールド株式会社
代理人
翠弁理士法人
主分類
B08B
3/08 20060101AFI20240822BHJP(清掃)
要約
【課題】
加熱液によって被洗浄物の浸漬洗浄を行った後に蒸気洗浄を行った場合であっても、当該被洗浄物にて上記洗浄蒸気の凝縮を十分なものとし、洗浄効果を向上させることができる洗浄装置及びその方法を得る。
【解決手段】
洗浄槽1内に収納するとともに加熱した洗浄液3にて被洗浄物17の液洗浄を行った後、当該洗浄液3から洗浄蒸気14を発生させ、当該洗浄蒸気中に冷却ラジエーター10を配置するとともに当該冷却ラジエーター10の下方に上記被洗浄物17を配置し、当該冷却ラジエーター10によって上記洗浄蒸気14を凝縮液化することにより、この凝縮液化によって生じた凝縮液16を上記冷却ラジエーター10から上記被洗浄物17に滴下することによって当該被洗浄物17のシャワー洗浄及び冷却を行うとともに、上記洗浄蒸気14を上記被洗浄物17に接触させることによって当該被洗浄物17の蒸気洗浄を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
洗浄槽内に収納するとともに加熱した洗浄液にて被洗浄物の液洗浄を行った後、当該洗浄液から洗浄蒸気を発生させ、当該洗浄蒸気中に冷却ラジエーターを配置するとともに当該冷却ラジエーターの下方に上記被洗浄物を配置し、当該冷却ラジエーターによって上記洗浄蒸気を凝縮液化することにより、この凝縮液化によって生じた凝縮液を上記冷却ラジエーターから上記被洗浄物に滴下することによって当該被洗浄物のシャワー洗浄及び冷却を行うとともに、上記洗浄蒸気を上記被洗浄物に接触させることによって当該被洗浄物の蒸気洗浄を行うことを特徴とする被洗浄物の洗浄方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
洗浄槽内に収納するとともに加熱した高沸点液にて被洗浄物の液洗浄を行った後、上記高沸点液に、当該高沸点液の沸点よりも低い沸点の低沸点溶剤を添加するとともに、上記高沸点液を上記低沸点溶剤の沸点以上且つ上記高沸点液の沸点未満に加熱することによって上記低沸点溶剤の洗浄蒸気を発生させ、当該洗浄蒸気中に冷却ラジエーターを配置するとともに当該冷却ラジエーターによって上記洗浄蒸気を凝縮液化することにより、この凝縮液化によって生じた凝縮液を上記冷却ラジエーターから上記被洗浄物に滴下することによって上記被洗浄物のシャワー洗浄及び冷却を行うとともに、上記洗浄蒸気を上記被洗浄物に接触させることによって当該被洗浄物の蒸気洗浄を行うことを特徴とする被洗浄物の洗浄方法。
【請求項3】
上記蒸気洗浄を行った後に上記洗浄蒸気の発生を停止し、上記洗浄槽内で上記被洗浄物の自熱乾燥を行うことを特徴とする請求項1または2の被洗浄物の洗浄方法。
【請求項4】
洗浄液を収納可能とするとともに当該洗浄液を加熱する加熱機構を備えた底部側の液収納部、当該液収納部の上方に位置する蒸気洗浄部、及び開口部側の内周に配置した洗浄蒸気の凝縮機構を備えた洗浄槽と、この洗浄槽内にて移動可能に組付けられるとともに、上記蒸気洗浄部に発生させた上記洗浄液の洗浄蒸気を凝縮可能とする冷却ラジエーターと、上記洗浄槽に連通するとともに上記凝縮機構により凝縮された凝縮液を回収可能とするプール槽とを備えたことを特徴とする洗浄装置。
【請求項5】
上記洗浄液は、高沸点液と、当該高沸点液よりも沸点が低い低沸点溶剤にて構成され、上記液収納部には高沸点液を収納するとともに、上記プール槽には上記低沸点溶剤を収納したことを特徴とする請求項4の洗浄装置。
【請求項6】
上記凝縮機構は、上記洗浄槽の開口部側の内周に配置した冷却コイルにて形成するとともに、当該凝縮機構に付着した凝縮液を、上記洗浄槽に設けた連通路を通じて上記プール槽内に回収可能としたことを特徴とする請求項4の洗浄装置。
【請求項7】
上記冷却ラジエーターは、上記洗浄槽内において上記蒸気洗浄部側から上記洗浄槽の開口部側まで上下方向に移動可能としたことを特徴とする請求項4の洗浄装置。
【請求項8】
上記洗浄槽は上記蒸気洗浄部の上方位置であって当該洗浄槽の軸方向とは交差方向に、上記冷却ラジエーターを挿入可能とする収納袋部を上記蒸気洗浄部から連続して突設し、上記冷却ラジエーターは、当該収納袋部と上記蒸気洗浄部の上方位置との間で移動可能としたことを特徴とする請求項4の洗浄装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願の第一、第二、第三発明は、工作作業時に機械部品、電子部品、医療機器等の被洗浄物の洗浄方法およびこの洗浄方法に用いる洗浄装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-136013号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年問題となっている地球温暖化の影響等により、被洗浄物の洗浄作業に使用可能な洗浄溶剤は制限されている。また現時点で使用可能な洗浄溶剤であっても、例えばフッ素系溶剤等は高価であるため一回の洗浄作業で大量に使用することは困難であった。一方、安価なアルコール系溶剤については現在も使用されているが、可燃性で引火点も低いため一度に大量に使用した場合は火災を引き起こす等の懸念がある。更に石油系溶剤は比較的安価に使用することができるものの、沸点が150℃以上のものが多いため大気圧では蒸気洗浄が難しく減圧下で使用するのが一般的であるため、この減圧洗浄のための装置が高価なものとなり広く一般的に普及させることは困難であった。
【0005】
そこで、蒸気洗浄の際に最小限の蒸気のみを発生させることにより洗浄を行うものとして特許文献1の如き洗浄装置が既に公知となっている。この洗浄装置は、蒸気洗浄槽の洗浄蒸気の供給を行うために、当該蒸気洗浄槽内に収納した加熱液中に適量の洗浄溶剤を添加して当該洗浄溶剤の沸点以上に加熱することにより、当該洗浄溶剤の洗浄蒸気を発生させて被洗浄物の蒸気洗浄を行うことができるものである。
【0006】
しかしながら、上記発明においては、蒸気洗浄を行う前に上記加熱液中にて被洗浄物の浸漬洗浄を行った場合に、当該被洗浄物が上記加熱液によって加熱されるものとなる。そのため、浸漬洗浄後に当該被洗浄物の蒸気洗浄を行った場合に、当該被洗浄物が上記浸漬洗浄によって温められた状態であるため、当該被洗浄物に洗浄蒸気が接触しても十分な凝縮比を得ることができないため凝縮が生じにくく、十分な洗浄効果を得ることが困難となるという問題が生じるおそれがある。
【0007】
そこで本願では上述の如き課題を解決しようとするものであって、加熱液によって被洗浄物の浸漬洗浄を行った後に蒸気洗浄を行った場合であっても、当該被洗浄物にて上記洗浄蒸気の凝縮を十分なものとし、洗浄効果を向上させることができる洗浄装置及びその方法を得ようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の如き課題を解決するため、本願の第一発明は、洗浄槽内に収納するとともに加熱した洗浄液にて被洗浄物の液洗浄を行った後、当該洗浄液から洗浄蒸気を発生させ、当該洗浄蒸気中に冷却ラジエーターを配置するとともに当該冷却ラジエーターの下方に上記被洗浄物を配置し、当該冷却ラジエーターによって上記洗浄蒸気を凝縮液化することにより、この凝縮液化によって生じた凝縮液を上記冷却ラジエーターから上記被洗浄物に滴下することによって当該被洗浄物のシャワー洗浄及び冷却を行うとともに、上記洗浄蒸気を上記被洗浄物に接触させることによって当該被洗浄物の蒸気洗浄を行うものである。
【0009】
また本願の第二発明は、洗浄槽内に収納するとともに加熱した高沸点液にて被洗浄物の液洗浄を行った後、上記高沸点液に、当該高沸点液の沸点よりも低い沸点の低沸点溶剤を添加するとともに、上記高沸点液を上記低沸点溶剤の沸点以上且つ上記高沸点液の沸点未満に加熱することによって上記低沸点溶剤の洗浄蒸気を発生させ、当該洗浄蒸気中に冷却ラジエーターを配置するとともに当該冷却ラジエーターによって上記洗浄蒸気を凝縮液化することにより、この凝縮液化によって生じた凝縮液を上記冷却ラジエーターから上記被洗浄物に滴下することによって上記被洗浄物のシャワー洗浄及び冷却を行うとともに、上記洗浄蒸気を上記被洗浄物に接触させることによって当該被洗浄物の蒸気洗浄を行うものである。
【0010】
また、上記第一、第二発明は、上記蒸気洗浄を行った後に上記洗浄蒸気の発生を停止し、上記洗浄槽内で上記被洗浄物の自熱乾燥を行うものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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