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公開番号
2024146522
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023059485
出願日
2023-03-31
発明の名称
固定具及び固定具の設置方法
出願人
未来工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16B
47/00 20060101AFI20241004BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】対面する被貼着面の間に固定具を容易に設置できる固定具及び固定具の設置方法を提供すること。
【解決手段】固定具10は、第1固定体11Aの第2貼着面13bが、当該第2貼着面13bの対面する第1被貼着面91aに接触することを抑制する雄ねじ部22を備えている。雄ねじ部22は、第1被貼着面91aに当接する第1端部22aを備える。固定具10は、第1端部22aを第1固定体11Aの第2貼着面13bよりも前方に配置可能であるとともに、2つの固定体11を離間方向へ相対移動させることにより、第1固定体11Aの第2貼着面13bは、第1端部22aよりも前方へ相対移動可能である。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
対面する被貼着面の間に配置されるとともに前記被貼着面の各々に貼着される貼着面を備える固定具であって、
前記貼着面を備えた固定体を2つ備えるとともに、前記2つの固定体は、それぞれの前記貼着面を反対側に向けた状態で、当該2つの固定体の接離方向へ相対移動可能に連結され、かつ前記2つの固定体の離間方向への相対移動に伴ってそれぞれの前記貼着面を離間方向へ相対移動可能であり、
前記固定具は、前記2つの固定体のうちの一方の固定体の前記貼着面が、当該貼着面の対面する前記被貼着面に接触することを抑制する接触抑制部を備えており、
前記接触抑制部は、前記対面する被貼着面に当接する当接部を備え、
前記固定具は、前記当接部を前記一方の前記固定体の前記貼着面よりも前方に配置可能であるとともに、
前記2つの固定体を離間方向へ相対移動させることにより、前記一方の前記固定体の前記貼着面は、前記当接部よりも前方へ相対移動可能であることを特徴とする固定具。
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【請求項2】
前記接触抑制部は、前記2つの固定体の前記離間方向への相対移動に連動して前記一方の前記固定体の前進方向と反対方向へ相対移動する請求項1に記載の固定具。
【請求項3】
対面する被貼着面の間に配置されるとともに前記被貼着面の各々に貼着される貼着面を備える固定具であって、
前記貼着面を備えた固定体を2つ備えるとともに、
当該2つの固定体は、それぞれの前記貼着面を反対側に向けた状態で、一方の固定体に設けられた雌ねじ部と他方の固定体に設けられた雄ねじ部とからなる螺合機構によって接離方向へ相対移動可能に連結されており、
前記2つの固定体を離間方向へ相対移動させることで各貼着面を対面する前記被貼着面に押し付けることができ、
前記固定具は、前記雄ねじ部と前記雌ねじ部との螺回動によって、前記雄ねじ部の先端を前記一方の固定体の前記貼着面を越えた突出位置、又は前記一方の固定体の前記貼着面よりも下がった位置に配置可能であり、
前記雄ねじ部の先端は、前記一方の固定体の前記貼着面が、当該貼着面の対面する前記被貼着面に接触することを抑制する接触抑制部である固定具。
【請求項4】
前記一方の固定体の前記貼着面は環状であり、前記突出位置では、前記雄ねじ部は前記貼着面の中央部に形成された孔から突出している請求項3に記載の固定具。
【請求項5】
前記2つの固定体のうちのいずれか一方の固定体の前記貼着面は、当該貼着面の貼着力を減少させる揮発性の剥離剤によって覆われている請求項1~請求項4のうちいずれか一項に記載の固定具。
【請求項6】
前記接触抑制部は、前記当接部を前記一方の前記固定体の前記貼着面のみから前方へ突出可能である請求項1又は請求項2に記載の固定具。
【請求項7】
前記2つの固定体は、雄ねじ部と雌ねじ部の螺合機構を備えた連結部により連結され、前記接触抑制部は、前記雄ねじ部と前記雌ねじ部との螺回動により挟持可能である請求項1又は請求項2に記載の固定具。
【請求項8】
対面する被貼着面の間に配置されるとともに前記被貼着面の各々に貼着される貼着面を備える固定具を、前記対面する被貼着面の間に配置するとともに、前記対面する被貼着面のそれぞれに前記貼着面を貼着する固定具の設置方法であって、
前記固定具は請求項1又は請求項2に記載の固定具であり、
前記当接部を、前記対面する被貼着面のうちの一方の前記被貼着面に摺接させながら前記固定具を当該固定具の設置位置に移動し、
当該設置位置で前記2つの固定体を離間方向へ相対移動させて、前記一方の前記固定体の前記貼着面を、前記当接部よりも前方へ相対移動可させ、前記2つの固定体の前記貼着面を前記対面する被貼着面のそれぞれに貼着することを特徴とする固定具の設置方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、対面する被貼着面の間に配置されて、被貼着面のそれぞれに貼着される固定具及び固定具の設置方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、床面と固定対象物の下面との間に配置されて、床面と固定対象物の下面のそれぞれに貼着される粘着固定具が開示されている。特許文献1に開示された粘着固定具は、固定対象物の下面と床面のそれぞれに対し粘着マットによって貼着される。粘着固定具は、2つの固定部と、各固定部から突出するボルト状部材と、2つのボルト状部材が螺合される連結部材と、を有する。粘着マットは、厚さ方向の両面に粘着面を有する板状である。
【0003】
粘着固定具は、連結部材を操作することで、2つの固定部の距離を調節できる。各固定部には粘着マットが貼着されているため、連結部材を操作することで2つの粘着マットの距離を調節できる。これにより、床面と固定対象物の下面との間の高さに合わせて各粘着マットを各面に貼着できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-194384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に開示の粘着固定具において、床面と、固定対象物の下面との間に粘着固定具を挿入した後、その粘着固定具を設置位置に向けて移動する際、粘着マットが、固定具の設置位置と異なる位置で貼着しないように気を付けなければならない。このため、特許文献1に開示の粘着固定具は、床面と、固定対象物の下面との間に固定具を挿入した後は、慎重な作業が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[態様1]対面する被貼着面の間に配置されるとともに前記被貼着面の各々に貼着される貼着面を備える固定具であって、前記貼着面を備えた固定体を2つ備えるとともに、前記2つの固定体は、それぞれの前記貼着面を反対側に向けた状態で、当該2つの固定体の接離方向へ相対移動可能に連結され、かつ前記2つの固定体の離間方向への相対移動に伴ってそれぞれの前記貼着面を離間方向へ相対移動可能であり、前記固定具は、前記2つの固定体のうちの一方の固定体の前記貼着面が、当該貼着面の対面する前記被貼着面に接触することを抑制する接触抑制部を備えており、前記接触抑制部は、前記対面する被貼着面に当接する当接部を備え、前記固定具は、前記当接部を前記一方の前記固定体の前記貼着面よりも前方に配置可能であるとともに、前記2つの固定体を離間方向へ相対移動させることにより、前記一方の前記固定体の前記貼着面は、前記当接部よりも前方へ相対移動可能であることを特徴とする固定具。
【0007】
[態様2]前記接触抑制部は、前記2つの固定体の前記離間方向への相対移動に連動して前記一方の前記固定体の前進方向と反対方向へ相対移動する[態様1]に記載の固定具。
【0008】
[態様3]対面する被貼着面の間に配置されるとともに前記被貼着面の各々に貼着される貼着面を備える固定具であって、前記貼着面を備えた固定体を2つ備えるとともに、当該2つの固定体は、それぞれの前記貼着面を反対側に向けた状態で、一方の固定体に設けられた雌ねじ部と他方の固定体に設けられた雄ねじ部とからなる螺合機構によって前記接離方向へ相対移動可能に連結されており、前記2つの固定体を前記離間方向へ相対移動させることで各貼着面を対面する前記被貼着面に押し付けることができ、前記固定具は、前記雄ねじ部と前記雌ねじ部との螺回動によって、前記雄ねじ部の先端を前記一方の固定体の前記貼着面を越えた突出位置、又は前記一方の固定体の前記貼着面よりも下がった位置に配置可能であり、前記雄ねじ部の先端は、前記一方の固定体の前記貼着面が、当該貼着面の対面する前記被貼着面に接触することを抑制する接触抑制部である固定具。
【0009】
[態様4]前記一方の固定体の前記貼着面は環状であり、前記突出位置では、前記雄ねじ部は前記貼着面の中央部に形成された孔から突出している[態様3]に記載の固定具。
[態様5]前記2つの固定体のうちのいずれか一方の固定体の前記貼着面は、当該貼着面の貼着力を減少させる揮発性の剥離剤によって覆われている[態様1]~[態様4]のうちいずれか一つに記載の固定具。
【0010】
[態様6]前記接触抑制部は、前記当接部を前記一方の前記固定体の前記貼着面のみから前方へ突出可能である[態様1]~[態様5]のうちいずれか一つに記載の固定具。
[態様7]前記2つの固定体は、雄ねじ部と雌ねじ部の螺合機構を備えた連結部により連結され、前記接触抑制部は、前記雄ねじ部と前記雌ねじ部との螺回動により挟持可能である[態様1]又は[態様2]に記載の固定具。
(【0011】以降は省略されています)
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