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公開番号2024145981
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058626
出願日2023-03-31
発明の名称土嚢とその製造方法並びに土嚢構造体とその施工方法
出願人株式会社ライテク,株式会社トーエス,コダマ商事株式会社
代理人弁理士法人牛木国際特許事務所
主分類E02B 3/04 20060101AFI20241004BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】隣り合う土嚢同士の隙間を小さくすることができると共に、強度的に優れた土嚢を提供する。
【解決手段】、四角筒形の胴部4を有する外袋体2と、外袋体2内に入れられ、内部に粒状物が入った内袋体3と、外袋体2の角部12と内袋体3との間に設けられ、固化性充填材41を充填する角部側空間14とを備えるから、外袋体2の角部12の角部側空間14に、固化性充填材41を充填することにより、隣り合う土嚢1同士の隙間を小さくすることができると共に、固化した固化性充填材41によって土嚢1の強度が向上する。また、角部側空間14には、外袋体2の胴部4と内袋体3の胴部21の間にスペーサ43を設けることにより、角部12をより確実に保持することができると共に、角部側空間14を確保することができる。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
四角筒形の胴部を有する外袋体と、
前記外袋体内に入れられ、内部に粒状物が入った内袋体と、
前記外袋体の角部と前記内袋体との間に設けられ、固化性充填材を充填する充填空間とを備えることを特徴とする土嚢。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記充填空間に充填した前記固化性充填材が固化した充填材固化部を備えることを特徴とする請求項1記載の土嚢。
【請求項3】
前記外袋体は、前記胴部の四隅角部の内側に前記角部の両側の側面部に跨る隔壁が各々取り付けられ、前記隔壁と前記角部の両側の側面部に囲まれた前記充填空間を備えることを特徴する請求項2記載の土嚢。
【請求項4】
前記充填空間には、前記外袋体の胴部と前記内袋体の胴部の間にスペーサを設けたことを特徴とする請求項3記載の土嚢。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の土嚢の製造方法において、前記内袋体に前記粒状物を入れた後、前記外袋体内に前記内袋体を入れ、前記充填空間に前記固化性充填材を充填することを特徴とする土嚢の製造方法。
【請求項6】
請求項2記載の土嚢を用い、複数の前記土嚢を並べたことを特徴とする土嚢構造体。
【請求項7】
請求項6記載の土嚢構造体の施工方法において、複数の前記土嚢を並べた後、前記充填空間に前記固化性充填材を充填することを特徴とする土嚢構造体の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、土嚢とその製造方法並びに土嚢構造体とその施工方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のものとして、複数の土嚢が並べて積み上げ施工された積み上げ土嚢構造体であって、多数の土嚢を列設した土嚢群が多列に集まってなり、下土嚢群とその上に配設された上土嚢群とにおいて、下土嚢群を構成する各土嚢と上土嚢群を構成する各土嚢とが結束ベルトにより上下交互に水平方向に結束された土嚢構造体(例えば特許文献1)がある。
【0003】
前記土嚢構造体では、複数の土嚢を連結して一体化することにより全体として強度を高めているが、土嚢の袋体の中に、小石、砂利等の中詰め材を充填した構造であるから、土嚢が露出している場合、個々の土嚢に衝撃が加わると、袋体が破けるなどの損傷を受け易かった。また、土嚢用の袋体が円筒形であるため、土嚢を積上げると、並べた土嚢の間に隙間が発生し、強度を確保するには前記隙間に充填材などを充填する必要があった。
【0004】
これに対して、四角筒形の胴部の四隅角部の内側に角部の両側の側面に跨る仕切り片が各々取り付けられたコンテナバッグに中詰材を詰め入れて形成された角型土嚢を、地盤上に一列又は複数列に敷き詰め、その上に前記角型土嚢を敷き詰めて複数段に積み重ねて構成した補強土壁(例えば特許文献2)がある。
【0005】
前記角型土嚢では、コンテナバッグに中詰材が充填されたときに、胴部周側面に中詰材の外向きの圧力がかかっても、角部両側の側面が外側に拡がることはなく、角部は略直角に保持されて胴部周側面が外方へ膨らむように変形することが抑制され、さらに、仕切り片で仕切られた角部内側の平面視略直角三角形の空間に内容物が充填されることでコンテナバッグは角型に保持される。
【0006】
このため前記角型土嚢を用いた土嚢構造体では、土嚢間における隙間の発生が抑えられ、安定性に優れたものになるが、単に積んだだけでは全体として強度に劣る面がある。
【0007】
また、豪雨等で河川護岸等が壊れた現場において、土嚢を多数積層して土留めとし、背面を埋め戻して護岸等を応急復旧する際に仮設として土嚢が用いられるが、土嚢の表面を構成する袋体は衝撃に弱いため、表面の保護に布製型枠(例えば特許文献3)が用いられている場合がある。
【0008】
前記布製型枠を、前記土嚢構造体や前記補強土壁に用いる場合、施工においては、土嚢を積み上げた後、現地で測量を行い、展開図を作成し、その後、縫製工程に置いて布製型枠を展開図どうりに加工するため、布製型枠を現地に納品するまでに2週間程度掛かり、さらに、布製型枠を土嚢の前面に展張し、モルタルを注入する作業に3~4日程度と仮設又は本設が完了するまでに工期が掛かるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2017-75463号公報
特開2015-151669号公報
特許第6539003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明は、隣り合う土嚢同士の隙間を小さくすることができると共に、強度的に優れた土嚢とその製造方法を提供することを目的し、また、工期の短縮が可能な土嚢構造体とその施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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