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公開番号
2024145560
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057967
出願日
2023-03-31
発明の名称
積層フィルム
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人籾井特許事務所
主分類
C09J
7/22 20180101AFI20241004BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】曲率半径が5cm以下の曲面に貼り付けても、シワの発生、および、曲面からの浮きを抑制し得、かつ、曲面から円滑にはく離し得る積層フィルムを提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態による積層フィルムは、樹脂材料から構成されている基材フィルムと、粘着剤層と、を備えている。粘着剤層は、基材フィルムに積層されている。基材フィルムの樹脂材料のガラス転移温度±10℃における基材フィルムの加熱収縮率は、0.20%以下である。積層フィルムのアクリル板に対するはく離力は、引張速度30m/分、はく離角度180°で、1.0N/25mm以上3.0N/25mm以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂材料から構成されている基材フィルムと、
前記基材フィルムに積層された粘着剤層と、を備え、
前記樹脂材料のガラス転移温度±10℃における前記基材フィルムの加熱収縮率が0.20%以下であり、
引張速度30m/分、はく離角度180°でのアクリル板に対するはく離力が1.0N/25mm以上3.0N/25mm以下である、積層フィルム。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記樹脂材料のガラス転移温度は、125℃以上である、請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項3】
前記樹脂材料は、非晶質である、請求項1または2に記載の積層フィルム。
【請求項4】
前記樹脂材料は、ポリカーボネート系樹脂、および/または、シクロオレフィン系樹脂を含む、請求項1または2に記載の積層フィルム。
【請求項5】
前記粘着剤層は、(メタ)アクリル系粘着剤から構成されている、請求項1または2に記載の積層フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層フィルムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
各種産業製品の表面に、種々の目的で、基材フィルムと粘着剤層とを備える積層フィルムを貼り付けることが知られている。積層フィルムを貼り付ける目的として、印刷層をさらに備える積層フィルムを用いて被着体に所望の意匠を付与すること、被着体の表面を保護することなどが挙げられる。このような積層フィルムとして、例えば、支持フィルムと、支持フィルムの片面または両面に形成された粘着剤層と、を有する偏光板用表面保護フィルムが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
近年、積層フィルムの適用対象が多様化しており、積層フィルムが曲面に貼り付けられる場合がある。しかし、積層フィルムを、曲率半径が5cm以下の曲面に貼り付けると、積層フィルムにシワが生じて被着体に悪影響を及ぼす場合や、積層フィルムが曲面から浮く(部分的にはく離する)場合がある。また、積層フィルムは、被着体の用途に応じて、所望のタイミングで曲面からはく離することが求められる場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-32768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、積層フィルムを曲率半径が5cm以下の曲面に貼り付けても、シワの発生、および、曲面からの浮きを抑制し得、かつ、曲面から円滑にはく離し得る積層フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]本発明の1つの実施形態よる積層フィルムは、基材フィルムと、粘着剤層と、を備えている。該基材フィルムは、樹脂材料から構成されている。該粘着剤層は、該基材フィルムに積層されている。該樹脂材料のガラス転移温度±10℃における該基材フィルムの加熱収縮率は、0.20%以下である。該積層フィルムのアクリル板に対するはく離力は、引張速度30m/分、はく離角度180°において、1.0N/25mm以上3.0N/25mm以下である。
[2]上記[1]に記載の積層フィルムにおいて、上記樹脂材料のガラス転移温度は、125℃以上であってもよい。
[3]上記[1]または[2]に記載の積層フィルムにおいて、上記樹脂材料は、非晶質であってもよい。
[4]上記[1]から[3]のいずれかに記載の積層フィルムにおいて、上記樹脂材料は、ポリカーボネート系樹脂、および/または、シクロオレフィン系樹脂を含んでいてもよい。
[5]上記[1]から[4]のいずれかに記載の積層フィルムにおいて、上記粘着剤層は、(メタ)アクリル系粘着剤から構成されていてもよい。
【発明の効果】
【0007】
本発明の実施形態によれば、曲率半径が5cm以下の曲面に貼り付けても、シワの発生および曲面からの浮きが抑制され、かつ、曲面から円滑にはく離可能な積層フィルムを実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の1つの実施形態による積層フィルムの概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の代表的な実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。また、図面は説明をより明確にするため、実施の形態に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
【0010】
(用語および記号の定義)
本明細書における用語および記号の定義は下記の通りである。
(1)屈折率(nx、ny、nz)
「nx」は面内の屈折率が最大になる方向(すなわち、遅相軸方向)の屈折率であり、「ny」は面内で遅相軸と直交する方向(すなわち、進相軸方向)の屈折率であり、「nz」は厚み方向の屈折率である。
(2)面内位相差(Re)
「Re(λ)」は、23℃における波長λnmの光で測定した面内位相差である。例えば、「Re(550)」は、23℃における波長550nmの光で測定した面内位相差である。Re(λ)は、層(フィルム)の厚みをd(nm)としたとき、式:Re(λ)=(nx-ny)×dによって求められる。
(3)厚み方向の位相差(Rth)
「Rth(λ)」は、23℃における波長λnmの光で測定した厚み方向の位相差である。例えば、「Rth(550)」は、23℃における波長550nmの光で測定した厚み方向の位相差である。Rth(λ)は、層(フィルム)の厚みをd(nm)としたとき、式:Rth(λ)=(nx-nz)×dによって求められる。
(【0011】以降は省略されています)
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