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公開番号2024145504
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057887
出願日2023-03-31
発明の名称便器装置
出願人株式会社LIXIL
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類E03D 5/01 20060101AFI20241004BHJP(上水;下水)
要約【課題】洗浄水による洗浄によって、便鉢を清潔に維持し得る技術を提供する。
【解決手段】便器装置は、便鉢と、洗浄水を前記便鉢に向けて吐出する吐出ノズルを備える吐出部と、を備え、前記吐出部は、水平方向に対して上方に傾く第1部分洗浄水と、水平方向に対して下方に傾く第2部分洗浄水と、を含む洗浄水を前記吐出ノズルの吐出口から吐出してもよい。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
便鉢と、
洗浄水を前記便鉢に向けて吐出する吐出ノズルを備える吐出部と、を備え、
前記吐出部は、水平方向に対して上方に傾く第1部分洗浄水と、水平方向に対して下方に傾く第2部分洗浄水と、を含む洗浄水を前記吐出ノズルの吐出口から吐出する、便器装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
便鉢と、
前記便鉢表面に向けて開口しており、前記便鉢に洗浄水を吐出する洗浄水出口を備える吐出部と、を備え、
前記吐出部は、水平方向に対して上方に傾く第1部分洗浄水と、水平方向に対して下方に傾く第2部分洗浄水と、を含む洗浄水を前記洗浄水出口から吐出する、便器装置。
【請求項3】
前記第2部分洗浄水の流量は、前記第1部分洗浄水の流量よりも多い、請求項1から2のいずれか一項に記載の便器装置。
【請求項4】
前記吐出部は、上流側から下流側に向かって、水平方向に対して上方に傾く上端面と、水平方向に対して下方に傾く下端面と、を有する流路を備える、請求項1から2のいずれか一項に記載の便器装置。
【請求項5】
前記流路は、前記上端面及び前記下端面の下流側に、前記流路の断面形状の変化が前記前記上端面及び前記下端面が位置する部分の断面形状の変化よりも小さい整流部分を備える、請求項4に記載の便器装置。
【請求項6】
前記吐出ノズルは、前記吐出口の下端面から下方に延びる導水部を備える、請求項1に記載の便器装置。
【請求項7】
前記吐出ノズルは、
樹脂及び金属の少なくとも一方で作製され、
前記吐出口の上下方向の長さは、前記吐出口の上下方向に対して垂直な方向の長さよりも長い、請求項1及び6のいずれか一項に記載の便器装置。
【請求項8】
前記吐出口の開口面積は、前記吐出ノズルの上流端の開口面積よりも小さい、請求項1及び7のいずれか一項に記載の便器装置。
【請求項9】
前記吐出口の上下方向の長さは、前記吐出ノズルの上流端の開口の上下方向の長さよりも長い、請求項1及び7のいずれか一項に記載の便器装置。
【請求項10】
前記吐出口の上下方向に対して垂直な方向の長さは、前記吐出ノズルの上流端の開口の上下方向の長さよりも短い、請求項1及び7のいずれか一項に記載の便器装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、便器装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、水洗便器本体に形成されたリム部洗浄水を供給するリムノズルを備える水洗便器が開示されている。リムノズルから吐出された洗浄水は、水洗便器本体に配置される空間部において、内壁に衝突した後、吐水口から吐出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-303616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
便器が使用されると、汚れが飛散することによって、便鉢のあらゆる箇所に汚れが付着する場合がある。本明細書では、洗浄水による洗浄によって、便鉢を清潔に維持し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書に開示の第1の技術は、便器装置に関する。便器装置は、便鉢と、洗浄水を前記便鉢に向けて吐出する吐出ノズルを備える吐出部と、を備え、前記吐出部は、水平方向に対して上方に傾く第1部分洗浄水と、水平方向に対して下方に傾く第2部分洗浄水と、を含む洗浄水を前記吐出ノズルの吐出口から吐出してもよい。
【0006】
本明細書に開示の第2の技術は、便器装置に関する。便器装置は、便鉢と、前記便鉢表面に向けて開口しており、前記便鉢に洗浄水を吐出する洗浄水出口を備える吐出部と、を備え、前記吐出部は、水平方向に対して上方に傾く第1部分洗浄水と、水平方向に対して下方に傾く第2部分洗浄水と、を含む洗浄水を前記洗浄水出口から吐出してもよい。
【0007】
本明細書に開示の第3の技術は、便器装置に関する。便器装置は、便鉢を有する便器本体と、洗浄水を前記便鉢に向けて吐出する吐出ノズルと、を備え、前記便器本体は、前記吐出ノズルの周囲を囲んで収容する収容壁と、前記収容壁の先端に配置される洗浄水出口と、を備え、前記吐出ノズルから吐出される洗浄水は、前記収容空間の外側であって、前記洗浄水出口よりも下流側に位置する前記便鉢の側面に着水してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の便器装置の斜視図を示す。
左右方向中央における左右方向に垂直な断面の便器本体及び便座の断面図を示す。
図2のIII-III断面における便鉢内と上端フランジ部の断面図を示す。
第1実施形態のタンクから吐出ノズルまでの流路を示す。
第1実施形態の吐出ノズルと便器本体との位置関係を表す平面図を示す。
第1実施形態の吐出ノズルの側面図を示す。
第1実施形態の吐出ノズルの平面図を示す。
第1実施形態の吐出ノズルの正面図を示す。
第1実施形態の吐出ノズルの背面図を示す。
第1実施形態の吐出口ノズルの断面図を示す。
第2実施形態の洗浄水出口の断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(便器装置10の構成)
図1に示すように、便器装置10は、水洗式の大便器である。便器装置10は、床面に固定されて使用される。便器装置10は、例えば、壁に固定されるいわゆる壁掛け式の水洗式大便器であってもよい。
【0010】
便器装置10は、便器部12と、便座14と、機能部16と、タンク18(図2参照)と、吐出部40(図4参照)と、を備える。図2は、便器部12の左右方向の中央における左右方向に垂直な断面図を示す。図2に示すように、便器部12は、便器本体20と、上端フランジ部30と、を備える。便器本体20は、陶器である。変形例では、便器本体20は、樹脂製であってもよい。便器本体20は、汚物を受け止める便鉢22を備える。便器本体20には、便器本体20の下端にタンク18が収容されている。なお、タンク18は、側面視で表されている。タンク18は、便鉢22を洗浄する洗浄水を貯める。便器装置10は、吐出部40と電気的に接続される洗浄ボタン(図示省略)を備える。ユーザによって洗浄ボタンが操作されると、タンク18から吐出部40を介して、便鉢22に洗浄水が吐出される。機能部16は、ユーザの動作に合わせて、図示省略した便蓋を自動的に開閉する開閉機能、局部洗浄、温風乾燥、脱臭機能、等の機能を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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