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公開番号
2024145408
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057736
出願日
2023-03-31
発明の名称
クリーンルームの空調システム
出願人
三機工業株式会社
代理人
弁理士法人山田特許事務所
主分類
F24F
11/70 20180101AFI20241004BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】室内における湿度の変動に対し、外調機において取り込まれる外気の湿度を好適に調整し得るクリーンルームの空調システムを提供する。
【解決手段】クリーンルームである対象空間Sに導入する外気A0の湿度を調整し得るよう構成された外調機9と、屋内を流通する空気(室内空気A1、還気A2)に対し、該空気A1,A2の湿度に応じて加湿を行う室内加湿器7を備え、外調機9における除湿運転時、屋内を流通する空気A1,A2の湿度またはこれに関連する値に基づき、外調機9における外気A0の除湿量を調整するよう構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
クリーンルームである対象空間に導入する外気の湿度を調整し得るよう構成された外調機と、
屋内を流通する空気に対し、該空気の湿度に応じて加湿を行う室内加湿器を備え、
前記外調機における除湿運転時、屋内を流通する空気の湿度またはこれに関連する値に基づき、前記外調機における外気の除湿量を調整するよう構成されたこと
を特徴とするクリーンルームの空調システム。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
対象空間内に設置された湿度計の測定値に基づき、前記外調機における外気の除湿量の調整を、外調機出口の露点温度設定値を変更することで行うよう構成されたこと
を特徴とする請求項1に記載のクリーンルームの空調システム。
【請求項3】
前記室内加湿器における加湿量に応じ、前記外調機における外気の除湿量の調整を行うよう構成されたこと
を特徴とする請求項1に記載のクリーンルームの空調システム。
【請求項4】
前記室内加湿器は、水が滴下されるエレメントに対しファンにより空気を吹き付けて加湿を行うよう構成された気化式の加湿器であり、
前記外調機は、前記ファンの回転数に応じて外気の除湿量の調整を、外調機出口の露点温度設定値を変更することで行うよう構成されたこと
を特徴とする請求項3に記載のクリーンルームの空調システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クリーンルームの空調システムに関する。特に、外気調和機を設けて変動の大きな外気を温調して導入するクリーンルームの空調システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
図5はクリーンルームを対象とする空調システムの一例を示している。対象空間Sの天井1には複数の送風ユニット2が設置され、下方の対象空間Sへ清浄な室内空気A1を送り出すようになっている。送風ユニット2は、ファン・フィルタ・ユニット(FFU)と称される装置であり、天井1の上方天井裏の空気を送風機により筐体内に吸い込んで筐体下をカバーするフィルタに吹き付け、該フィルタを通って浄化された空気を下方へ供給する仕組みである。
【0003】
対象空間Sの床3は、パンチングパネルやグレーチング等を素材とする上げ床として構成されている。送風ユニット2から対象空間Sに室内空気A1として送り込まれた空気は、床3の開孔を通って還気A2として床下の空間に抜け、床下と天井裏を連通するレタンシャフト4を通って天井裏の空間へ送られ、再度送風ユニット2から室内空気A1として対象空間Sに供給される。このように、クリーンルームである対象空間Sの内外で空気が循環するようになっている。
【0004】
工業用クリーンルームである対象空間Sでは生産装置等の機器5が稼働しており、室内空気A1は、機器5の排熱を受け取り昇温した状態で、還気A2として床下へ抜ける。レタンシャフト4における入口付近にはドライコイルである冷却ユニット6が備えられており、昇温した還気A2はレタンシャフト4の通過に伴って冷却されるようになっている。さらに、床下には加湿器(室内加湿器)7が備えられており、ここで屋内を循環する空気の湿度が必要に応じて調整される。ここに示した例の場合、対象空間S内に湿度計8が設置されており、この湿度計8で測定される室内空気A1の湿度が不足する場合には、加湿器7を作動させて還気A2に対し加湿を行うようになっている。
【0005】
また、対象空間Sのある建物の外には外調機(外気調和機)9が設けられている。外調機9からは、外気A0が取り込まれ、温度と湿度を必要に応じて調整された上で屋内に導入され、上述した空気の流路へ送り込まれる。ここに示した例の場合、外気A0の流路の出口は床下の空間に設置されており、ここに外気A0が導入されて還気A2と混合されるようになっている。
【0006】
外調機9は、上流側から順に、前段のフィルタ(中性能フィルタ)9a、加熱器(加熱コイル)9b、除湿器(冷却除湿コイル)9c、加湿器(外気加湿器)9d、外調機ファン9eおよび後段のフィルタ(高性能フィルタ)9fを内部に備えている。
【0007】
加熱器としての加熱コイル9b、除湿器としての冷却除湿コイル9cは、例えばフィンを備えた伝熱管の内部を熱媒が流通する一般的な型式の熱交換器である。外気加湿器9dは、例えば蒸気式の加湿器であり、外部に設けられた図示しないボイラ等の蒸気発生器から供給される蒸気を、外調機9内における空気の流路に噴射するようになっている。外気加湿器9dに蒸気を供給する流路の途中には蒸気供給弁(図示せず)が備えられ、該蒸気供給弁の開閉および開度の調整により、外調機9に取り込まれる外気A0に対する蒸気の供給の有無および供給量が調整されるようになっている。
【0008】
外気A0は、外調機ファン9eの作動によって外調機9内に取り込まれた後、前段の中性能フィルタ9aで塵埃を除去され、加熱コイル9b、冷却除湿コイル9c、外気加湿器9dにより必要に応じて温度や湿度を調整され、後段の高性能フィルタ9fでさらに浄化されたうえで建物内へ送り込まれる。
【0009】
対象空間Sの内外を循環する空気の流路の適宜位置(ここに示した例では、天井1の上の空間の一部)には、さらに図示しない排気ファンを有する排気口10が設けられており、循環する空気の一部がここから排気A3として外部へ、対象空間Sの正圧を保つように排気ファンを制御しながら排出されるようになっている。
【0010】
こうして、図5に示す空調システムでは、対象空間Sにおいては清浄な室内空気A1を送風ユニット2から供給しつつ、対象空間Sの内外で空気(室内空気A1および還気A2)を循環させながら、外気A0を外調機9から取り込むと共に、循環する空気の一部を排気A3として排出するようになっている。
(【0011】以降は省略されています)
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