TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024145090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057333
出願日2023-03-31
発明の名称プリント配線板とその製造方法
出願人株式会社伸光製作所
代理人個人
主分類H05K 3/46 20060101AFI20241004BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】 レジストマスクが破れる問題を解消し、キャビティの側面に導体層を有するプリント配線板とその製造方法を提供する。
【解決手段】 3層以上のプリント配線板であって、凹部形態のキャビティを有し、前記キャビティの側面には部分的に導体層が露出し、前記導体層がフィルドめっき、又は40~60μmの幅のフィルドめっきで、更に、キャビティの底面の銅層が、少なくとも2分割されていて、銅層と絶縁層を前記キャビティの底面に有し、前記導体層が、前記銅層と接しているプリント配線板。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
3層以上のプリント配線板であって、
凹部形態のキャビティを有し、前記キャビティの側面には部分的に導体層が露出し、前記導体層がフィルドめっきで、銅層と絶縁層を前記キャビティの底面に有し、前記導体層が、前記銅層と接していることを特徴とするプリント配線板。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記導体層が、40~60μmの幅であることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
【請求項3】
前記キャビティの底面の銅層が、少なくとも2分割されていることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
【請求項4】
前記キャビティの底面の絶縁層の表面が、前記キャビティの底面の銅層の表面より下がった位置であることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
【請求項5】
プリント配線板となる絶縁層に銅層を備えた基材を準備する工程と、
前記基材の表面側にあるキャビティとなる位置の外形形状の外側に接する部位の前記銅層を、エッチング加工により除去して開口部を形成する工程と、
前記部位をレーザ加工することにより前記開口部に露出した前記絶縁層に開口部を形成する工程と、
前記銅層及び前記絶縁層の開口部に、フィルドめっきによる導体層を形成する工程と、
前記基材の表面側にあるキャビティとなる位置の前記銅層を除去し、
前記基材の裏面側にあるキャビティの底面となる位置の前記銅層が少なくとも2分割になるよう前記銅層の一部をエッチング加工により除去する工程と、
前記基材の表面側には、キャビティとなる位置が開口したブラスト用レジストマスクを形成し、前記基材の裏面側には、全面を覆うブラスト用レジストマスクを形成する工程と、
前記フィルドめっきによる導体層が露出した側面であって、少なくとも2分割された銅層を底面に有するキャビティを、前記基材の表面側にブラスト加工により形成する工程と、
を含むプリント配線板の製造方法。
【請求項6】
前記フィルドめっきによる導体層が、40~60μmの幅であることを特徴とする請求項5に記載のプリント配線板の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、キャビティ側面に金属導体層を備えたプリント配線板とその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
半導体素子などの電子部品を収納するキャビティと呼ばれる凹部を設けたプリント配線板が作製されている。
通常、キャビティの側面に導体層を形成するには、キャビティを形成した後に無電解めっき等により導体層を形成する。
【0003】
又、キャビティを設けたプリント配線板の作製工程としては、銅張積層板にキャビティとなる貫通した開口を形成し、他の銅張積層板を積層することで3層基板や4層基板等のキャビティを備えたプリント配線板が得られる。あるいは、積層した3層基板や4層基板等に、キャビティとなる開口を後から形成することで、キャビティを備えたプリント配線板が得られる。
キャビティを形成した後に、基板の表面や裏面にエッチング用レジストマスクを形成し、必要な配線を形成する。
【0004】
このようにキャビティを形成した後に配線形成を行う場合、キャビティの面積が大きいと、配線形成のためのエッチング用レジストマスクが破れる問題が生じる。レジストマスクが破れると配線を形成するためのエッチング液によりキャビティ側面に形成した導電層(めっき層)が除去される事態となる。
【0005】
特許文献1には、キャビティとなる外形に沿って形成した溝に無電解めっき層を形成した後、溝の一部をキャビティの側面として形成する技術が開示されている。特許文献1に記載された技術は、後から接続箇所を切断してキャビティを形成するためレジストマスクが破れる心配はないが、接続箇所を切断して形成されたキャビティは貫通穴となり底面が無いキャビティである。また、この製法は3層基板や4層基板等の積層した基材に後からキャビティは形成できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-270829号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このような状況に鑑み、本発明はレジストマスクが破れる問題を解消し、キャビティの側面に導体層を有するプリント配線板とその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、キャビティの側面にフィルドめっき導体層が露出したプリント配線板と、その製造方法である。
本発明の第1の態様は、3層以上のプリント配線板であって、凹部形態のキャビティを有し、前記キャビティの側面には部分的に導体層が露出し、前記導体層がフィルドめっきで、銅層と絶縁層を前記キャビティの底面に有し、前記導体層が、前記銅層と接しているプリント配線板である。
【0009】
本発明の第2の態様は、第1の態様における導体層が、40~60μmの幅であるプリント配線板である。
【0010】
本発明の第3の態様は、第1の態様におけるキャビティの底面の銅層が、少なくとも2分割されているプリント配線板である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日星電気株式会社
面状ヒータ
12日前
日本精機株式会社
電子回路装置
6日前
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
イビデン株式会社
配線基板
5日前
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
イビデン株式会社
配線基板
4日前
イビデン株式会社
配線基板
15日前
個人
出力アップ 電磁調理器について
1か月前
匠堂合同会社
電気設備の固定台
22日前
TDK株式会社
回路基板
12日前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
シャープ株式会社
照明装置
1か月前
東レエンジニアリング株式会社
実装装置
12日前
東芝ライテック株式会社
照明装置
12日前
原田工業株式会社
電子回路ユニット
11日前
サンコール株式会社
バスバー
22日前
新光電気工業株式会社
配線基板
12日前
株式会社クラベ
コード状ヒータと面状ヒータ
1か月前
株式会社富士通ゼネラル
電子機器収納ラック
7日前
東芝ライテック株式会社
照明装置
22日前
東芝ライテック株式会社
照明装置
21日前
東レ株式会社
表面処理装置および表面処理方法
28日前
東芝ライテック株式会社
照明装置
11日前
株式会社明治ゴム化成
磁性体含有シート
1か月前
東芝ライテック株式会社
照明装置
18日前
古河電気工業株式会社
多層回路基板
13日前
TDK株式会社
アンテナモジュール
11日前
ヤマハ発動機株式会社
部品実装装置
1か月前
キヤノン株式会社
回路基板、画像形成装置
1か月前
ヤマハ発動機株式会社
部品供給装置
11日前
新光電気工業株式会社
大判配線基板
18日前
京セラ株式会社
電子機器
13日前
京セラ株式会社
電子機器
13日前
東芝ライテック株式会社
照明システム
18日前
株式会社ユピテル
情報処理装置及びシステム等
7日前
続きを見る