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公開番号2024144587
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2024118945,2024522452
出願日2024-07-24,2023-11-27
発明の名称金属端子用接着性フィルム及びその製造方法、金属端子用接着性フィルム付き金属端子、蓄電デバイス用外装材、蓄電デバイス用外装材と金属端子用接着性フィルムを備えるキット、並びに、蓄電デバイス及びその製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 50/184 20210101AFI20241003BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄電デバイス素子の電極に電気的に接続された金属端子と、蓄電デバイス素子を封止する蓄電デバイス用外装材との間に介在される、着色層を備える金属端子用接着性
フィルムであって、シール時の加熱による着色層の流出が抑制される、金属端子用接
着性フィルムを提供する。
【解決手段】蓄電デバイス素子の電極に電気的に接続された金属端子と、前記蓄電デバイス素子を封止する蓄電デバイス用外装材との間に介在される、金属端子用接着性フィルム
であって、
前記金属端子用接着性フィルムは、少なくとも、前記蓄電デバイス用外装材側に配
される第1層と、着色層と、前記金属端子側に配される第2層とをこの順に備える積
層体から構成されており、
前記着色層の厚みが50μm以下である、金属端子用接着性フィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電デバイス素子の電極に電気的に接続された金属端子と、前記蓄電デバイス素子を封止する蓄電デバイス用外装材との間に介在される、金属端子用接着性フィルムであって、
前記金属端子用接着性フィルムは、少なくとも、前記蓄電デバイス用外装材側に配される第1層と、着色層と、前記金属端子側に配される第2層とをこの順に備える積層体から構成されており、
前記着色層の厚みが50μm以下である、金属端子用接着性フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、金属端子用接着性フィルム及びその製造方法、金属端子用接着性フィルム付き金属端子、蓄電デバイス用外装材、蓄電デバイス用外装材と金属端子用接着性フィルムを備えるキット、並びに、蓄電デバイス及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、様々なタイプの蓄電デバイスが開発されているが、あらゆる蓄電デバイスにおいて電極や電解質等の蓄電デバイス素子を封止するために蓄電デバイス用外装材が不可欠な部材になっている。従来、蓄電デバイス用外装材として金属製の蓄電デバイス用外装材が多用されていたが、近年、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、パソコン、カメラ、携帯電話等の高性能化に伴い、蓄電デバイスには、多様な形状が要求されると共に、薄型化や軽量化が求められている。しかしながら、従来多用されていた金属製の蓄電デバイス用外装材では、形状の多様化に追従することが困難であり、しかも軽量化にも限界があるという欠点がある。
【0003】
そこで、近年、多様な形状に加工が容易で、薄型化や軽量化を実現し得る蓄電デバイス用外装材として、基材層/接着層/バリア層/熱融着性樹脂層が順次積層された積層シートが提案されている。このような積層フィルム状の蓄電デバイス用外装材を用いる場合、蓄電デバイス用外装材の最内層に位置する熱融着性樹脂層同士を対向させた状態で、蓄電デバイス用外装材の周縁部をヒートシールにて熱融着させることにより、蓄電デバイス用外装材によって蓄電デバイス素子が封止される。
【0004】
蓄電デバイス用外装材のヒートシール部分からは、金属端子が突出しており、蓄電デバイス用外装材によって封止された蓄電デバイス素子は、蓄電デバイス素子の電極に電気的に接続された金属端子によって外部と電気的に接続される。すなわち、蓄電デバイス用外装材がヒートシールされた部分のうち、金属端子が存在する部分は、金属端子が熱融着性樹脂層に挟持された状態でヒートシールされている。金属端子と熱融着性樹脂層とは、互いに異種材料により構成されているため、金属端子と熱融着性樹脂層との界面において、密着性が低下しやすい。
【0005】
このため、金属端子と熱融着性樹脂層との間には、これらの密着性を高めることなどを目的として、接着性フィルムが配されることがある。このような接着性フィルムとしては、例えば特許文献1に記載されたものが挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-79638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
近年、蓄電デバイスの高容量化に伴い、金属端子と蓄電デバイス用外装材との間に配される接着性フィルムの厚みが大きくなる傾向にある。接着性フィルムの厚みが大きくなるに伴い、金属端子と蓄電デバイス用外装材とを接着性フィルムを介して熱融着させる際に、より高温、高圧、長時間のシール条件が採用される傾向にある。
【0008】
また、接着性フィルムを金属端子と蓄電デバイス用外装材との間に位置精度高く配置するために、接着性フィルムに着色層を設ける場合がある。
【0009】
本開示の発明者が検討したところ、接着性フィルムのシール時に加わる熱量が大きくなると、接着性フィルムの着色層が流出し、接着性フィルムの位置をセンサなどによって精度高く配置することが困難になる場合があることを見出した。
【0010】
本開示は、蓄電デバイス素子の電極に電気的に接続された金属端子と、蓄電デバイス素子を封止する蓄電デバイス用外装材との間に介在される、着色層を備える金属端子用接着性フィルムであって、シール時の加熱による着色層の流出が抑制される、金属端子用接着性フィルムを提供することを主な目的とする。さらに、本開示は、当該金属端子用接着性フィルムの製造方法、金属端子用接着性フィルム付き金属端子、蓄電デバイス用外装材、蓄電デバイス用外装材と当該金属端子用接着性フィルムを備えるキット、蓄電デバイス及び当該蓄電デバイスの製造方法を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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