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公開番号
2024143368
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023056007
出願日
2023-03-30
発明の名称
航空機用の翼体、回転翼機、固定翼機、および、航空機の製造方法
出願人
国立大学法人千葉大学
代理人
個人
主分類
B64U
30/21 20230101AFI20241003BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約
【課題】比較的シンプルな構成で、飛行時における静音化を実現することができる航空機用の翼体、回転翼機、固定翼機、および、航空機の製造方法を提供する。
【解決手段】航空機の翼体は、翼前縁部分2と、翼後縁部分3とを具備する。翼後縁部分3の後端縁Eの少なくとも一部は、マクロ波状形状WSを有する。翼後縁部分3から翼前縁部分2に向かう方向を第1方向DR1と定義するとき、翼後縁部分3は、後端縁Eから第1方向DR1に延在する複数の溝31を有する。複数の溝31の各々は、マクロ波状形状WSの一部を切り欠くように配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
翼前縁部分と、
翼後縁部分と
を具備し、
前記翼後縁部分の後端縁の少なくとも一部は、マクロ波状形状を有し、
前記翼後縁部分から前記翼前縁部分に向かう方向を第1方向と定義するとき、前記翼後縁部分は、前記後端縁から前記第1方向に延在する複数の溝を有し、
複数の前記溝の各々は、前記マクロ波状形状の一部を切り欠くように配置されている
航空機用の翼体。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記マクロ波状形状の波長は、3mm以上60mm以下である
請求項1に記載の航空機用の翼体。
【請求項3】
前記溝の幅は、0.1mm以上3mm以下である
請求項2に記載の航空機用の翼体。
【請求項4】
前記マクロ波状形状の1つの波長に対応する領域に、2個以上50個以下の前記溝が形成されている
請求項2に記載の航空機用の翼体。
【請求項5】
前記溝の深さは、1.5mm以上15mm以下である
請求項2に記載の航空機用の翼体。
【請求項6】
前記マクロ波状形状のうちの前記第1方向側の部分を波状形状底部と定義し、前記マクロ波状形状のうちの前記第1方向とは反対の第2方向側の部分を波状形状頂部と定義するとき、
前記波状形状頂部における前記溝の配置密度は、前記波状形状底部における前記溝の配置密度よりも高い
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の航空機用の翼体。
【請求項7】
1つの部品に前記マクロ波状形状および複数の前記溝の両方が形成されている
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の航空機用の翼体。
【請求項8】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の航空機用の翼体と、
前記翼体を回転させる回転駆動部と
を具備する
回転翼機。
【請求項9】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の航空機用の翼体と、
前記翼体が取り付けられる胴体と
を具備する
固定翼機。
【請求項10】
翼体を製造する工程と、
前記翼体を、航空機の胴体または航空機の回転駆動部に取り付ける工程と
を具備し、
前記翼体は、
翼前縁部分と、
翼後縁部分と
を備え、
前記翼後縁部分の後端縁の少なくとも一部は、マクロ波状形状を有し、
前記翼後縁部分から前記翼前縁部分に向かう方向を第1方向と定義するとき、前記翼後縁部分は、前記後端縁から前記第1方向に延在する複数の溝を有し、
複数の前記溝の各々は、前記マクロ波状形状の一部を切り欠くように配置されており、
前記翼体を製造する工程は、下記(A)、(B)、(C)のいずれか一つを含む、
(A)型あるいは3Dプリンタを用いて、前記マクロ波状形状および複数の前記溝の両方を有する部品を一体成形すること、
(B)型あるいは3Dプリンタを用いて、前記マクロ波状形状を有する中間体を作製すること、および、切削加工またはレーザ加工によって、前記中間体に、複数の前記溝を形成すること、
(C)型あるいは3Dプリンタを用いて、前記マクロ波状形状を有さない中間体を作製すること、および、切削加工またはレーザ加工によって、前記中間体に、前記マクロ波状形状および複数の前記溝を形成すること、
航空機の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、航空機用の翼体、回転翼機、固定翼機、および、航空機の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
航空機用の翼体に毛を取り付けて静音化を図る技術が知られている。
【0003】
関連する技術として、特許文献1には、騒音低減構造が開示されている。特許文献1に記載の騒音低減構造では、航空機の翼の外表面に柔毛材が密に取り付けられ、当該外表面が柔毛材によって覆われている。
【0004】
また、特許文献2の図5A乃至図5Dには、プロペラブレードの後縁部から伸長できるフリンジが記載されている。当該フリンジは、羽毛等によって構成され、プロペラブレード内に格納可能である。
【0005】
特許文献1および特許文献2に記載の技術では、翼体に多数の毛を取り付ける必要があり、毛を有する翼体を作製するのに多大な労力を必要とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-301696号公報
特表2019-513602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、比較的シンプルな構成で、飛行時における静音化を実現することができる航空機用の翼体、回転翼機、固定翼機、および、航空機の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
【0009】
いくつかの実施形態における航空機用の翼体は、翼前縁部分(2)と、翼後縁部分(3)とを具備する。前記翼後縁部分(3)の後端縁(E)の少なくとも一部は、マクロ波状形状(WS)を有する。前記翼後縁部分(3)から前記翼前縁部分(2)に向かう方向を第1方向(DR1)と定義するとき、前記翼後縁部分(3)は、前記後端縁(E)から前記第1方向(DR1)に延在する複数の溝(31)を有する。複数の前記溝(31)の各々は、前記マクロ波状形状(WS)の一部を切り欠くように配置されている。
【0010】
上記航空機用の翼体において、前記マクロ波状形状(WS)の波長(λ)は、3mm以上60mm以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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