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公開番号
2024142591
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023054795
出願日
2023-03-30
発明の名称
歩行者保護装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人明成国際特許事務所
主分類
B60R
21/36 20110101AFI20241003BHJP(車両一般)
要約
【課題】それぞれ別個のエアバッグを収納するケースを車両に搭載する際に、各ケースを簡易に位置決めできる技術を提供する。
【解決手段】歩行者保護装置は、展開完了時に車両のカウルの上面を覆うように車幅方向に互いに並んで配置される、第1エアバッグおよび第2エアバッグと、第1エアバッグを収納する第1ケースと、第2エアバッグを収納する第2ケースと、第1ケースと第2ケースとを接続する接続部材と、を備える。第1ケースと第2ケースとは、カウルの車幅方向における中央部に設けられたワイパピボットが第1ケースと第2ケースとの間に位置するように車両に取り付けられ、接続部材は、第1ケースと第2ケースとが車両に取り付けられた状態においてワイパピボットを避けるように、第1ケースと第2ケースとに固定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
展開完了時に車両のカウルの上面を覆うように車幅方向に互いに並んで配置される、第1エアバッグおよび第2エアバッグと、
前記第1エアバッグを収納する第1ケースと、
前記第2エアバッグを収納する第2ケースと、
前記第1ケースと前記第2ケースとを接続する接続部材と、を備え、
前記第1ケースと前記第2ケースとは、前記カウルの前記車幅方向における中央部に設けられたワイパピボットが前記第1ケースと前記第2ケースとの間に位置するように前記車両に取り付けられ、
前記接続部材は、前記第1ケースと前記第2ケースとが前記車両に取り付けられた状態において前記ワイパピボットを避けるように、前記第1ケースと前記第2ケースとに固定されている、歩行者保護装置。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の歩行者保護装置であって、
前記接続部材は、前記第1ケースと前記第2ケースとの間に配置されている、歩行者保護装置。
【請求項3】
請求項2に記載の歩行者保護装置であって、
前記第1ケースと前記第2ケースとは、それぞれ、前記車両に設けられた固定部に上側から固定され、
前記第1ケースは、前記第2ケースを向く第1側面を有し、
前記第2ケースは、前記第1側面と対向する第2側面を有し、
前記接続部材は、前記第1側面に対して、前記第1側面の鉛直方向における中央位置よりも上側で固定され、かつ、前記第2側面に対して、前記第2側面の鉛直方向における中央位置よりも上側で固定されている、歩行者保護装置。
【請求項4】
請求項2に記載の歩行者保護装置であって、
前記車幅方向に垂直な平面に投影したときに、前記接続部材は、前記第1ケースと前記第2ケースとに覆われる、歩行者保護装置。
【請求項5】
請求項1に記載の歩行者保護装置であって、
前記接続部材は、棒状である、歩行者保護装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の歩行者保護装置であって、
前記接続部材に取り付けられ、前記接続部材を前記車両に固定するための固定部材を備える、歩行者保護装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、歩行者保護装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
車両に搭載される歩行者保護装置に関して、特許文献1には、右エアバッグ装置と左エアバッグ装置とを備える装置が開示されている。右エアバッグ装置は、車幅方向の中央部から主に右側の領域に右エアバッグを展開させ、左エアバッグ装置は、主に左側の領域に左エアバッグを展開させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-177967号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記文献では、単一のエアバッグを左右両側の領域に展開させるエアバッグ装置を設ける場合と比較して、各エアバッグ装置の設置スペースをコンパクトにできる。しかしながら、特許文献1では、各エアバッグを収納するケース同士が分離しているので、ケースを車両に搭載する際の位置決めに手間を要した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本開示の第1の形態によれば、歩行者保護装置が提供される。この歩行者保護装置は、展開完了時に車両のカウルの上面を覆うように車幅方向に互いに並んで配置される、第1エアバッグおよび第2エアバッグと、前記第1エアバッグを収納する第1ケースと、前記第2エアバッグを収納する第2ケースと、前記第1ケースと前記第2ケースとを接続する接続部材と、を備える。前記第1ケースと前記第2ケースとは、前記カウルの前記車幅方向における中央部に設けられたワイパピボットが前記第1ケースと前記第2ケースとの間に位置するように前記車両に取り付けられ、前記接続部材は、前記第1ケースと前記第2ケースとが前記車両に取り付けられた状態において前記ワイパピボットを避けるように、前記第1ケースと前記第2ケースとに固定されている。
このような形態であれば、第1ケースと第2ケースとを車両に搭載する際に、接続部材によって接続された第1ケースと第2ケースとを、ワイパピボットを避けながら、まとめて位置決めできる。そのため、第1ケースと第2ケースとをより簡易に位置決めできる。
(2)上記形態において、前記接続部材は、前記第1ケースと前記第2ケースとの間に配置されていてもよい。このような形態によれば、歩行者保護装置をよりコンパクトに構成できる。
(3)上記形態において、前記第1ケースと前記第2ケースとは、それぞれ、前記車両に設けられた固定部に上側から固定され、前記第1ケースは、前記第2ケースを向く第1側面を有し、前記第2ケースは、前記第1側面と対向する第2側面を有し、前記接続部材は、前記第1側面に対して、前記第1側面の鉛直方向における中央位置よりも上側で固定され、かつ、前記第2側面に対して、前記第2側面の鉛直方向における中央位置よりも上側で固定されていてもよい。このような形態であれば、第1ケースや第2ケースに収納されたエアバッグが膨張展開される際に、第1ケースや第2ケースが揺動することをより抑制できる。
(4)上記形態において、前記車幅方向に垂直な平面に投影したときに、前記接続部材は、前記第1ケースと前記第2ケースとに覆われてもよい。このような形態であれば、歩行者保護装置をよりコンパクトに構成できる。
(5)上記形態において、前記接続部材は、棒状であってもよい。このような形態であれば、接続部材をより簡易に構成できる。
(6)上記形態において、前記接続部材に取り付けられ、前記接続部材を前記車両に固定するための固定部材を備えてもよい。このような形態であれば、固定部材によって接続部材を車両に固定することで、歩行者保護装置をより高強度に車両に取り付けることができる。
【0007】
本開示は、上述した歩行者保護装置としての形態以外にも、例えば、歩行者保護装置の搭載方法や、車両、車両の製造方法などの種々の形態で実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
歩行者保護装置を搭載する車両を示す平面図。
歩行者保護装置が作動した様子を示す図。
エアバッグ装置の概略構成を説明するための模式断面図。
歩行者保護装置の各部の配置を説明するための模式的な上面図。
歩行者保護装置の各部の配置を説明するための模式的な正面図。
歩行者保護装置の搭載方法の一例を示す工程図。
他の実施形態における歩行者保護装置を説明するための模式的な上面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A.第1実施形態:
図1は、歩行者保護装置80を搭載する車両Vcを示す平面図である。図1には、前後方向と、左右方向とを表す各矢印が示されている。前後方向は、車両Vcの進行方向を前方としたときの前後方向を示す。左右方向は、進行方向に進行する車両Vcの左右方向を示す。この左右方向のことを、車幅方向とも呼ぶ。また、車両Vcの高さ方向のことを上下方向とも呼ぶ。図1は、車両Vcを真上から見た図である。図1における上記の各方向と、他の図における各方向とは、同じ方向を表す。
【0010】
車両Vcは、例えば、BEV(Battery Electric Vehicle)や、HEV(Hybrid Electric Vehicle)、PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、FCV(Fuel Cell Vehicle)、ガソリン車やディーゼル車等の任意の車両として構成される。本実施形態における車両Vcは、助手席の左側に運転席が配置された、いわゆる左ハンドル車である。他の実施形態では、車両Vcは、助手席の右側に運転席が配置された、いわゆる右ハンドル車であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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