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公開番号2024142521
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054679
出願日2023-03-30
発明の名称機械式駐車装置
出願人新明和工業株式会社,株式会社アイシン
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類E04H 6/12 20060101AFI20241003BHJP(建築物)
要約【課題】 出入口ドアの開放時間を短くできる機械式駐車装置を提供する。
【解決手段】 入出庫室と、駐車定位置が設定され前記入出庫室と格納部との間で車両を搬送する搬送手段と、前記入出庫室に前記車両が入出庫する出入口と、前記出入口を閉鎖・開放可能な出入口ドアと、前記出入口ドアの開閉を制御する出入口ドア開閉制御部と、前記車両が前記出入口ドアの部分を通過し終えたことを検知する車両通過検知手段と、制御装置と、を備え、前記入出庫室に前記車両を入庫させる際、前記制御装置は、前記車両通過検知手段により前記車両が前記出入口ドアの部分を通過し終えたことの検知を条件に、前記出入口ドアを閉鎖する指令を前記出入口ドア開閉制御部に出力することで、前記車両が前記駐車定位置に位置付けられる前に前記出入口ドアの閉鎖動作を開始させる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
入出庫室と、駐車定位置が設定され前記入出庫室と格納部との間で車両を搬送する搬送手段と、前記入出庫室に前記車両が入出庫する出入口と、前記出入口を閉鎖・開放可能な出入口ドアと、前記出入口ドアの開閉を制御する出入口ドア開閉制御部と、前記車両が前記出入口ドアの部分を通過し終えたことを検知する車両通過検知手段と、制御装置と、を備え、
前記入出庫室に前記車両を入庫させる際、前記制御装置は、前記車両通過検知手段により前記車両が前記出入口ドアの部分を通過し終えたことの検知を条件に、前記出入口ドアを閉鎖する指令を前記出入口ドア開閉制御部に出力することで、前記車両が前記駐車定位置に位置付けられる前に前記出入口ドアの閉鎖動作を開始させる、機械式駐車装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記車両が自動運転車か否かを判定する自動運転車判定部と、前記自動運転車の車内が無人であるか否かを判定する車内無人判定部と、を更に備え、
前記制御装置は、前記車両が前記自動運転車であり、且つ車内が無人であると判定された場合に、前記出入口ドア開閉制御部に前記出入口ドアを閉鎖する前記指令を出力する、請求項1に記載の機械式駐車装置。
【請求項3】
前記入出庫室の内部における前記車両の有無を検知する内部車両位置検知手段を更に備え、
前記車両を入庫させる際、前記制御装置は、前記車両通過検知手段で前記車両が前記出入口の部分を通過し終えたことを検知し、且つ前記内部車両位置検知手段で前記車両が前記入出庫室内に存在することを検知したことを条件に、前記出入口ドアを閉鎖する前記指令を前記出入口ドア開閉制御部に出力することで、前記車両が前記駐車定位置に位置付けられる前に前記出入口ドアの閉鎖動作を開始させる、請求項2に記載の機械式駐車装置。
【請求項4】
前記出入口ドアの前方の所定停車範囲に前記車両が存在しているか否かを検知するドア前車両検知手段を更に備え、
前記制御装置は、前記ドア前車両検知手段が前記車両を検知し、且つ前記搬送手段が前記入出庫室の内部で入庫可能な状態で待機している場合に、前記出入口ドアを開放する指令を前記出入口ドア開閉制御部に出力する、請求項1に記載の機械式駐車装置。
【請求項5】
前記車両が自動運転車か否かを判定する自動運転車判定部と、前記自動運転車の車内が無人であるか否かを判定する車内無人判定部と、を更に備え、
前記制御装置は、前記車両が前記自動運転車であり、且つ車内が無人であると判定された場合に、前記出入口ドアを開放する前記指令を前記出入口ドア開閉制御部に出力する、請求項4に記載の機械式駐車装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記車両が前記自動運転車であると判定した場合に、前記出入口ドアの開口幅を前記自動運転車と所定距離を保つことができる小さい前記開口幅に制御する、請求項2、3、5のいずれか1項に記載の機械式駐車装置。
【請求項7】
前記制御装置は、前記出入口ドアの閉鎖動作が開始した後に、前記自動運転車から自動運転走行により前記駐車定位置に停車することが不可能であることを示す信号を受信した場合に、前記出入口ドアを開放する指令を前記出入口ドア開閉制御部に出力する、
請求項1、2、3、4、5のいずれか1項に記載の機械式駐車装置。
【請求項8】
前記車両通過検知手段は、前記出入口ドアの内方近傍における前記車両の存在の有無を検知し、前記車両が前記出入口ドアの内方近傍に存在することを検知した後に前記車両が前記出入口ドアの内方近傍に存在しないことを検知したことで前記車両が前記出入口ドアの部分を通過し終えたと判定する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の機械式駐車装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、複数の車両を駐車させる機械式駐車装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の車両を駐車させる機械式駐車装置として、エレベータ式、平面往復式、縦横パズル移動式、多段式などの種々の駐車装置があり、これらが設置条件等に応じて利用されている。
【0003】
近年、自動運転車(所定場所への駐車が自動運転で可能な車両)の開発が進められており、自動運転車の駐車が可能な機械式駐車装置に関する文献も公開されている。例えば、出入口ドアの解放後に、駐車車両の位置情報と駐車装置の駐車定位置の情報に基づき車両がルートを算出して、車両の自動運転で定位置に駐車するものがある(例えば、特許文献1参照)。この文献には、駐車装置のセンサが定位置駐車を検出すると、出入口ドアが自動閉鎖されることが記載されている。
【0004】
また、他の文献として、入庫時には、車両の入庫完了信号で出入口ドアを閉扉し、出庫時には、自動運転車/手動運転車ともに出入口通過を検知して出入口ドアを自動閉扉させるものもある(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-031682号公報
特開2020-026619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記いずれの文献に記載された機械式駐車装置も、車両が装置前に停車した後出入口ドアが開き、車両が入出庫室に進入した後、出入口ドアが閉鎖するまでの時間が長くなる。このため、出入口ドアが開いている間に人や小動物が入出庫室内に入る可能性がある状態が長く発生する。また、出入口ドアが閉まり始めるタイミングも車両が入庫室内の定位置に達した後であり、この点からも人や小動物が入出庫室へ進入する可能性がある状態が長く発生する。
【0007】
そこで、本出願は、出入口ドアの開放時間を短くできる機械式駐車装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本出願の一態様に係る機械式駐車装置は、入出庫室と、駐車定位置が設定され前記入出庫室と格納部との間で車両を搬送する搬送手段と、前記入出庫室に前記車両が入出庫する出入口と、前記出入口を閉鎖・開放可能な出入口ドアと、前記出入口ドアの開閉を制御する出入口ドア開閉制御部と、前記車両が前記出入口ドアの部分を通過し終えたことを検知する車両通過検知手段と、制御装置と、を備え、前記入出庫室に前記車両を入庫させる際、前記制御装置は、前記車両通過検知手段により前記車両が前記出入口ドアの部分を通過し終えたことの検知を条件に、前記出入口ドアを閉鎖する指令を前記出入口ドア開閉制御部に出力することで、前記車両が前記駐車定位置に位置付けられる前に前記出入口ドアの閉鎖動作を開始させる。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「車両」は、自動運転車、手動運転車のいずれも含む。また、「車両通過検知手段」は、センサ、カメラなどにより車両の位置を検知する構成を含む。また、「出入口ドアの部分を通過」は、出入口ドアの部分を通過し終えた直後から多少の時間差を有する後も含む。
【0009】
この構成により、入出庫室に車両を入庫させる際に、開放した出入口ドアの部分を車両が通過し終えたことを検知したことを条件として、車両が駐車定位置に位置付けられる前に出入口ドア開閉制御部に出入口ドアを閉鎖する指令を出力して出入口ドアの閉鎖動作を開始させることができる。すなわち、入庫する車両が出入口ドアの部分を通過し終えたことをトリガとして、出入口ドアの閉鎖動作を開始させることができる。よって、車両の入庫時における出入口ドアの開放時間を最小限にできる。
【0010】
また、前記車両が自動運転車か否かを判定する自動運転車判定部と、前記自動運転車の車内が無人であるか否かを判定する車内無人判定部と、を更に備え、前記制御装置は、前記車両が前記自動運転車であり、且つ車内が無人であると判定された場合に、前記出入口ドア開閉制御部に前記出入口ドアを閉鎖する前記指令を出力するようにしてもよい。自動運転車判定部による自動運転車の判定、及び車内無人判定部による車内無人の判定は、自動運転車からの送信信号、自動運転車に示された表示読取、及び機械式駐車装置に備えられたカメラ、センサ等の情報から判定する構成を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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