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公開番号
2024142457
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023054599
出願日
2023-03-30
発明の名称
防曇剤組成物、該組成物から形成される防曇塗膜を有する防曇性物品
出願人
日油株式会社
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
C09D
133/24 20060101AFI20241003BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】過酷な高温高湿環境下において防曇性が低下せず、かつ、発生した水垂れ跡が目立ち難い防曇塗膜を形成することができる防曇剤組成物、及び当該防曇塗膜を有する防曇性物品を提供すること。
【解決手段】共重合体(A)と酸触媒(B)と界面活性剤(C)を含む防曇剤組成物であって、前記共重合体(A)は、単量体混合物から得られる(メタ)アクリレート共重合体であり、前記単量体混合物は、一般式(1)で表される単量体(A-1)を含み、前記酸触媒(B)は、スルホン酸化合物を含み、前記界面活性剤(C)は、アニオン系界面活性剤(C-1)と芳香環を有するカチオン系界面活性剤(C-2)を含む防曇剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
共重合体(A)と酸触媒(B)と界面活性剤(C)を含む防曇剤組成物であって、
前記共重合体(A)は、単量体混合物から得られる(メタ)アクリレート共重合体であり、
前記単量体混合物は、一般式(1):
JPEG
2024142457000006.jpg
26
152
(一般式(1)中、R
1
は、水素原子、またはメチル基であり、R
2
は、水素原子、または炭素数1~4のアルキル基である。)で表される単量体(A-1)を含み、
前記酸触媒(B)は、スルホン酸化合物を含み、
前記界面活性剤(C)は、アニオン系界面活性剤(C-1)と芳香環を有するカチオン系界面活性剤(C-2)を含むことを特徴とする防曇剤組成物。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記共重合体(A)を構成する単量体混合物が、芳香環を有する単量体(A-2)を含むことを特徴とする請求項1に記載の防曇剤組成物。
【請求項3】
前記芳香環を有するカチオン系界面活性剤(C-2)が、一般式(2):
JPEG
2024142457000007.jpg
24
152
(一般式(2)中、R
3
は、フェニル基またはベンジル基であり、R
4
は、炭素数1~18のアルキル基、または炭素数2~18のアルケニル基であり、Xは塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子である。)で表される化合物を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の防曇剤組成物。
【請求項4】
請求項1または2に記載の防曇剤組成物から形成される防曇塗膜を有することを特徴とする防曇性物品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、防曇剤組成物、該組成物から形成される防曇塗膜を有する防曇性物品に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車のヘッドランプなどの車両灯具において、灯室内に高湿度の空気が入り込み、外気や降雨などによってレンズが冷やされ、内面に水分が結露することによって曇りが生じることがある。その結果、車両灯の輝度が低下し、またレンズ面の美観が損なわれることにより、ユーザーの不快感を引き起こす場合がある。このようなレンズの曇りを防ぐために、曇りが発生する部位(レンズ内側)に防曇剤を塗布して、防曇塗膜(乾燥塗膜、あるいは硬化塗膜)を形成する方法が知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1では、特定の共重合体(A)と、酸触媒(B)、界面活性剤(C)を含有する防曇剤組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-006881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
灯室内は高温高湿となることから、過酷な高温高湿環境下でも防曇性を維持でき、かつ発生した水垂れ跡が目立ち難い防曇塗膜であることが求められている。
【0006】
特許文献1では、車両灯具に求められる性能を有し、特に、防曇持続性に優れた防曇塗膜を形成することができる防曇剤組成物について開示されている。
【0007】
しかし、上記の特許文献1で開示された防曇剤組成物は、過酷な高温高湿環境下において防曇性を維持できず、発生した水垂れ跡が目立つことが懸念された。
【0008】
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、過酷な高温高湿環境下において防曇性が低下せず、かつ、発生した水垂れ跡が目立ち難い防曇塗膜を形成することができる防曇剤組成物、及び当該防曇塗膜を有する防曇性物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち、本発明は、共重合体(A)と酸触媒(B)と界面活性剤(C)を含む防曇剤組成物であって、前記共重合体(A)は、単量体混合物から得られる(メタ)アクリレート共重合体であり、前記単量体混合物は、一般式(1):
JPEG
2024142457000001.jpg
27
132
(一般式(1)中、R
1
は、水素原子、またはメチル基であり、R
2
は、水素原子、または炭素数1~4のアルキル基である。)で表される単量体(A-1)を含み、前記酸触媒(B)は、スルホン酸化合物を含み、前記界面活性剤(C)は、アニオン系界面活性剤(C-1)と芳香環を有するカチオン系界面活性剤(C-2)を含む防曇剤組成物に関する。
【0010】
また、本発明は、前記防曇剤組成物から形成される防曇塗膜を有する防曇性物品に関する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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