TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024142276
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023054409
出願日2023-03-29
発明の名称荷受台昇降装置および荷受台昇降装置が架装された車両
出願人新明和工業株式会社
代理人
主分類B60P 1/44 20060101AFI20241003BHJP(車両一般)
要約【課題】周囲の人だけでなく作業者にとっても安全面や作業効率の向上につながる実作業において有益な荷受台昇降装置およびその荷受台昇降装置が架装された車両を提供する。
【解決手段】車両の荷箱の後方に設けられる荷受台と、前記荷受台を昇降させる荷受台昇降機構と、前記荷受台の昇降に際し、前記荷受台の状態変化を検知する第1検知部または前記荷受台昇降機構の状態変化を検知する第2検知部の少なくともいずれかを有する検知部と、前記荷受台または前記荷受台昇降機構に設けられて報知する報知部と、前記検知部および前記報知部に接続されて、前記検知部の出力信号に基づいて前記報知部の駆動制御を行う制御部とを備えており、前記報知部は、前記制御部からの出力信号によってその駆動状態を変化させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両の荷箱の後部に備えられる荷受台昇降装置であって、
前記荷箱の後方に設けられる荷受台と、
前記荷受台を昇降させる荷受台昇降機構と、
前記荷受台の昇降に際し、前記荷受台の状態変化を検知する第1検知部または前記荷受台昇降機構の状態変化を検知する第2検知部の少なくともいずれかを有する検知部と、
前記荷受台または前記荷受台昇降機構に設けられて報知する報知部と、
前記検知部および前記報知部に接続されて、前記検知部の出力信号に基づいて前記報知部の駆動制御を行う制御部と、
を備えており、
前記報知部は、前記制御部からの出力信号によってその駆動状態を変化させる
ことを特徴とする荷受台昇降装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1検知部または前記第2検知部は、前記荷受台または前記荷受台昇降機構の状態変化となる前記荷受台の複数の異なる高さ位置を検知可能に構成され、
前記報知部は、複数の発光体が並んで設けられており、
前記第1検知部または前記第2検知部によって検知される前記複数の異なる高さに応じて、前記複数の発光体のうちの点灯される発光体の数が変化される
ことを特徴とする請求項1に記載の荷受台昇降装置。
【請求項3】
前記複数の発光体には、前記荷受台の最上昇高さ位置または最下降高さ位置に応じて発光される最上昇発光部または最下降発光部が含まれており、
前記最上昇発光部または前記最下降発光部は他の発光部と異なるパターンで発光される
ことを特徴とする請求項2に記載の荷受台昇降装置。
【請求項4】
前記第1検知部または前記第2検知部は、前記荷受台または前記荷受台昇降機構の状態変化となる前記荷受台が受ける荷重分布を検知可能に構成され、
前記報知部は、前記荷受台における前部、後部、左側部または右側部の少なくとも一つに発光体が設けられており、
前記第1検知部または前記第2検知部によって検知される前記荷重分布に応じて、前記発光体が点灯される
ことを特徴とする請求項1に記載の荷受台昇降装置。
【請求項5】
前記第1検知部または前記第2検知部は、前記荷受台または前記荷受台昇降機構の状態変化となる前記荷受台が受ける所定の荷重を検知可能に構成され、
前記制御部は、前記所定の荷重が閾値となる荷重を超えるか否かを判定する判定部を有し、
前記判定部の出力信号に基づいて、前記報知部はその駆動状態を変化させる
ことを特徴とする請求項1に記載の荷受台昇降装置。
【請求項6】
前記第1検知部または前記第2検知部は、前記荷受台または前記荷受台昇降機構の状態変化となる前記荷受台の所定の姿勢を検知可能に構成され、
前記制御部は、前記所定の姿勢が所望する水平姿勢と一致するか否かを判定する判定部を有し、
前記判定部の出力信号に基づいて、前記報知部はその駆動状態を変化させる
ことを特徴とする請求項1に記載の荷受台昇降装置。
【請求項7】
前記報知部は、前記荷受台の上方側に向かって報知するように設けられるとともに前記駆動状態の変化を前記荷受台または前記荷箱の内方で作業する作業者が把握可能となるように設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の荷受台昇降装置。
【請求項8】
地面と車両の荷箱床面との間で昇降可能な荷受台を有する荷受台昇降装置が架装された車両であって、
前記荷受台を昇降させる荷受台昇降機構と、
前記荷受台の昇降に際し、前記荷受台の状態変化を検知する第1検知部または前記荷受台昇降機構の状態変化を検知する第2検知部の少なくともいずれかを有する検知部と、
前記検知部の出力信号に基づいて報知する報知部と、
前記検知部および前記報知部に接続されて、前記検知部の出力信号を受けて前記報知部の駆動制御を行う制御部と、
を備えており、
前記報知部は、前記制御部からの出力信号によってその駆動状態を変化させる
ことを特徴とする荷受台昇降装置が架装された車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、荷受台昇降装置および荷受台昇降装置が架装された車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、荷受台を昇降させることにより、地面と荷箱床面との間で荷物の積み下ろしを行う車両が知られている。特許文献1には、荷受台と、昇降装置と、第1検出装置と、第2検出装置と、制御装置と、を備えた安全装置付荷受台昇降装置が開示されている。荷受台の昇降は、操作スイッチにより行われる。操作スイッチを上昇側へ操作しているとき、荷受台が上昇し、操作スイッチを下降側へ操作しているとき、荷受台が下降する。係る安全装置付荷受台昇降装置では、荷受台が上昇端まで到達すると第1検出装置が検出状態となる。また、荷受台の下方空間内に障害物が存在すると、第2検出装置が検出状態となる。第1検出装置および第2検出装置が共に検出状態のとき、作業者が荷受台を下降させようとしても、制御装置により荷受台の下降が禁止される。したがって、制御装置の下方に障害物が入り込んでも、荷受台の下降に障害物を巻き込むことが無く、安全性が増している。
【0003】
また、安全の面では、さらに車両に近づく周囲の人への注意喚起の手段として、荷受台にLEDランプなどが取り付けられた構成も知られている(たとえば特許文献2や特許文献3など)。荷物の積み下ろし中に接近する周囲の人が気付きやすいように、キャスタストッパや荷受台の側部に設けられたLEDランプが発光するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許4480420号公報
特許6548505号公報
特許7090990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、こうした従来の構成においては、昇降動作を行う荷受台が存在すること、または荷受台が昇降動作を開始することなどの単一情報を通知することしか実現されていない。そのため、様々な機能を備える荷受台昇降装置およびそうした荷受台昇降装置が架装された車両において、それらの機能を十分に活用できていない点で未だ改善の余地があることに本発明者らは注目した。
【0006】
たとえば荷受台昇降装置を実際に利用する作業者の立場であれば、荷受台を利用すること、具体的には荷受台が展開された状態(略水平姿勢になっていること、または収納された状態から略水平状態に姿勢変更しようとすること)は既に認識している。その一方で、作業中に荷受台がどのような状態であるか、具体的には、昇降動作直前や昇降動作中に荷受台が受けている負荷がどのような状態であるか、展開された荷受台が荷物を載置することでその姿勢に微視的な変化の有無、または昇降動作中の荷受台の高さ位置など、作業者が知ることで有用な情報については認識できていない可能性がある。こうした情報を作業者が知ることができれば、さらに安全面が向上し、作業効率の向上にもつながることが期待できる。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、周囲の人だけでなく作業者にとっても安全面や作業効率の向上につながる実作業において有益な荷受台昇降装置およびその荷受台昇降装置が架装された車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、車両の荷箱の後部に備えられる荷受台昇降装置およびこの荷受台昇降装置が架装された車両を対象としている。
【0009】
荷受台昇降装置に関しては、荷箱の後方に設けられる荷受台と、前記荷受台を昇降させる荷受台昇降機構と、前記荷受台の昇降に際し、前記荷受台の状態変化を検知する第1検知部または前記荷受台昇降機構の状態変化を検知する第2検知部の少なくともいずれかを有する検知部と、前記荷受台または前記荷受台昇降機構に設けられて報知する報知部と、前記検知部および前記報知部に接続されて、前記検知部の出力信号に基づいて前記報知部の駆動制御を行う制御部と、を備えており、前記報知部は、前記制御部からの出力信号によってその駆動状態を変化させる(駆動パターンを変化させる)ことを特徴とする。なお、駆動状態の変化に関しては、たとえば光を用いた作業者や周囲の人の視覚を対象とした注意喚起の場合、消灯状態から点灯状態への変化だけでなく、点灯状態から点滅状態への変化や一の色の発光状態から前記一とは異なる色の発光状態への変化なども含んでいる。
【0010】
検知部の出力信号に基づいて報知部の駆動制御を行う構成を備えていることで、その報知の種類を検知状態に応じて適宜変更することができる。つまり、作業者や周囲の人に対して、様々な種類の報知を行うことができるため、安全面の向上や作業者の作業効率の向上、さらには荷受台昇降装置の部品点数の抑制にもつながる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
車両
10日前
個人
電池交換式自動車
3か月前
個人
自動車運転補助装置
3日前
個人
空気圧調節式ホイール。
1か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
3日前
日本精機株式会社
運転支援装置
2か月前
東レ株式会社
車両用エアバッグ
2か月前
日本精機株式会社
表示システム
2か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
2日前
エムケー精工株式会社
洗車装置
1か月前
日本精機株式会社
車外表示装置
1か月前
個人
連結式、キャンピングカー
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
24日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
16日前
株式会社SUBARU
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
24日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
24日前
ダイハツ工業株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2日前
ダイハツ工業株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
26日前
スズキ株式会社
車両制御装置
3か月前
豊田合成株式会社
車両
2か月前
豊田合成株式会社
車両
2か月前
日本化薬株式会社
ガス発生器
1か月前
ダイハツ工業株式会社
バッグ
18日前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
1か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
1か月前
株式会社アイシン
車高調整装置
18日前
個人
ブレーキ踏み間違い救済システム
2か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
2か月前
三菱マヒンドラ農機株式会社
作業車両
3か月前
ダイハツ工業株式会社
搭載構造
1か月前
ダイハツ工業株式会社
搭載構造
1か月前
日本精機株式会社
車両用撮影システム
16日前
株式会社FUTU-RE
車両制御装置
3日前
続きを見る