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公開番号2024141662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023053441
出願日2023-03-29
発明の名称バッテリ冷却装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類H01M 50/204 20210101AFI20241003BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】バッテリを効率よく冷却することができるバッテリの冷却装置を提供する。
【解決手段】バッテリBを冷却液Cに浸漬させて冷却するバッテリ冷却装置Aであって、前記バッテリB及び前記冷却液Cを収容するバッテリ収容部50を有するバッテリケース5と、並設されて前記バッテリBを構成する複数のセル1と、隣り合う前記セル1の間に配置され、前記セル1の一側面1cに接触する断熱部6及び前記セル1の他側面1dに接触する伝熱部2を有する介在部材Kと、を備えたバッテリ冷却装置A。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリを冷却液に浸漬させて冷却するバッテリ冷却装置であって、
前記バッテリ及び前記冷却液を収容するバッテリ収容部を有するバッテリケースと、
並設されて前記バッテリを構成する複数のセルと、
隣り合う前記セルの間に配置され、前記セルの一側面に接触する断熱部及び前記セルの他側面に接触する伝熱部を有する介在部材と、を備えたバッテリ冷却装置。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記伝熱部は、前記バッテリケースに接触しており、
前記断熱部は、前記伝熱部よりも表面積が小さい請求項1に記載のバッテリ冷却装置。
【請求項3】
前記セルの前記一側面に接触する前記断熱部の側面の面積は、前記一側面の面積以下である請求項2に記載のバッテリ冷却装置。
【請求項4】
前記断熱部は、前記セルの前記一側面に点在して接触している請求項1又は2に記載のバッテリ冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリを冷却液に浸漬させて冷却する冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、走行駆動源としてモータを備えた自動車(ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等)が普及している。これらの自動車(以下、「電動車」と総称する)はモータを駆動させるためのバッテリ(以下、単にバッテリともいう)を搭載している。
【0003】
通常、電動車に搭載されるバッテリは複数のセルを容器に収容したバッテリパックとして構成されている。そのため、バッテリを使用すると、発熱により容器の内部に熱がこもって高温になる。バッテリが高温になると劣化が進みやすくなるので、バッテリを冷却しながら使用して温度上昇を防いでいる。バッテリを確実に冷却するためには、容器内のバッテリのセルを冷却液に浸漬することが効果的である。
【0004】
特許文献1に記載のバッテリ冷却装置は、バッテリのセルを冷却液に浸漬させて冷却するものである。このバッテリ冷却装置は、複数のセルを夫々金属シールドで囲み、夫々のセルの間隔を空けて生まれた空間に冷却液を流通させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2017-536658号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら特許文献1に記載のバッテリ冷却装置は、セル全体に冷却液を浸漬させているため、多量の冷却液を必要とし、その重量が重くなる。また、夫々のセル全体を金属シールドで囲んでいるため、装置全体の重量が重くなると共に、コストアップに繋がる。
【0007】
そこで、少量の冷却液にバッテリを浸漬させた場合でも、バッテリを効率よく冷却可能なバッテリ冷却装置が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るバッテリ冷却装置の特徴構成は、バッテリを冷却液に浸漬させて冷却するバッテリ冷却装置であって、前記バッテリ及び前記冷却液を収容するバッテリ収容部を有するバッテリケースと、並設されて前記バッテリを構成する複数のセルと、隣り合う前記セルの間に配置され、前記セルの一側面に接触する断熱部及び前記セルの他側面に接触する伝熱部を有する介在部材と、を備えた点にある。
【0009】
本構成では、バッテリを冷却液に浸漬させて冷却するバッテリ冷却装置において、セルの一側面に接触する断熱部及びセルの他側面に接触する伝熱部を有する介在部材を備えている。このため、隣り合うセル間では断熱部により伝熱が抑制され、セルの温度が上昇した場合には、伝熱部により冷却液等に熱を逃がすことが可能となる。その結果、セル間で熱移動が連鎖的に発生してバッテリ全体が熱暴走を起こすことがなく、あるセル温度が上昇した場合でも、伝熱部を介して放熱することができる。
【0010】
このような介在部材を備えることにより、少量の冷却液にバッテリを浸漬させた場合でも、効率よくバッテリを冷却可能なバッテリ冷却装置となっている。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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