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公開番号
2024140890
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023052254
出願日
2023-03-28
発明の名称
音発生ユニット
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
個人
主分類
B60Q
5/00 20060101AFI20241003BHJP(車両一般)
要約
【課題】所望の方向に音を発する新たな音発生ユニットを提供する。
【解決手段】音発生ユニット22は、スピーカユニットと、スピーカユニットを保持する筒状の筐体と、を有する音発生装置と、音発生装置に装着され、該音発生装置が音を発する前面を覆うカバー26と、を備える。カバー26は、前面を囲むように本体部26dに形成されている第1の開口部26aと、第1の開口部26aから入った音が出る第2の開口部26cであって、第1の開口部26aと異なる向きに本体部26dに形成されている第2の開口部26cと、を有する。第2の開口部26cは、音が出る方向にスリット36が形成されるように複数のリブ38が設けられている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
スピーカユニットと、前記スピーカユニットを保持する筒状の筐体と、を有する音発生装置と、
前記音発生装置に装着され、該音発生装置が音を発する前面を覆うカバーと、を備え、
前記カバーは、
前記前面を囲むように本体部に形成されている第1の開口部と、
前記第1の開口部から入った音が出る第2の開口部であって、前記第1の開口部と異なる向きに前記本体部に形成されている第2の開口部と、を有し、
前記第2の開口部は、音が出る方向にスリットが形成されるように複数のリブが設けられていることを特徴とする音発生ユニット。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記スリットは、前記第2の開口部の開口面積の25%以上であることを特徴とする請求項1に記載の音発生ユニット。
【請求項3】
前記第2の開口部は、前記第1の開口部を含む面に沿った一辺が長い矩形形状であり、
前記複数のリブは、前記第2の開口部の長辺方向に間隔をおいて設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の音発生ユニット。
【請求項4】
前記複数のリブは、前記スリットの向きが揃うように円弧状に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の音発生ユニット。
【請求項5】
前記複数のリブは、前記第1の開口部の縁部から前記第2の開口部に向かって設けられていることを特徴とする請求項4に記載の音発生ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、音発生ユニットに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ハイブリッド車や電気自動車のようにモータを走行駆動源とする車両では、低速時におけるモータ音が静粛であるため他車両や歩行者が自車両に気づき難い。そこで、モータ音とは別の疑似音を発生させ、この疑似音を他車両や歩行者に対する警告音とする技術が提案されている。
【0003】
例えば、光源と、車両用灯具を構成するアウタレンズに固定され、電気信号を受けて振動によりアウタレンズを発音させる振動子と、を備える車両用灯具が考案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-241156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の振動子は、音を発生させるアウタレンズに直接固定する必要がある。そのため、振動子を取り付ける位置が限定されるため、振動子のレイアウトによっては所望の方向に報知音を発することが難しい。
【0006】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、所望の方向に音を発する新たな音発生ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の音発生ユニットは、スピーカユニットと、スピーカユニットを保持する筒状の筐体と、を有する音発生装置と、音発生装置に装着され、該音発生装置が音を発する前面を覆うカバーと、を備える。カバーは、前面を囲むように本体部に形成されている第1の開口部と、第1の開口部から入った音が出る第2の開口部であって、第1の開口部と異なる向きに本体部に形成されている第2の開口部と、を有する。第2の開口部は、音が出る方向にスリットが形成されるように複数のリブが設けられている。
【0008】
この態様によると、複数のリブによって所望の方向に音を発することができる。
【0009】
スリットは、第2の開口部の開口面積の25%以上であってもよい。これにより、第1の開口部から入った音の多くがある程度方向を揃えて第2の開口部から出ることができる。
【0010】
第2の開口部は、第1の開口部を含む面に沿った一辺が長い矩形形状であり、複数のリブは、第2の開口部の長辺方向に間隔をおいて設けられていてもよい。これにより、第2の開口部の長辺方向への音の広がりを抑制しつつ、音の出る方向を制御できる。
(【0011】以降は省略されています)
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