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公開番号
2024140081
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023051075
出願日
2023-03-28
発明の名称
熱供給システム
出願人
大阪瓦斯株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
F24H
1/00 20220101AFI20241003BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】熱源機の排熱を利用する省エネ性の高い排熱運転を常に適正なタイミングで行えるようにすることが可能な熱供給システムを提供する。
【解決手段】熱源機Bに、排熱発生装置50により発生した排熱を温水として蓄える貯湯タンク51と、貯湯タンク51から熱利用装置Aへ供給される温水を加熱することが可能な補助加熱装置67と、熱源機Bの運転を制御する制御部54と、が備えられ、制御部54は、貯湯タンク51に蓄えられている温水を加熱せずに熱利用装置Aに供給する排熱運転を実行可能な排熱運転モード、に切り換え可能に構成され、かつ、排熱発生装置50の運転状況に基づいて排熱運転の実行に適した適正タイミングを判定し、その適正タイミングにて排熱運転モードを自動設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
温水の熱を利用可能な熱利用装置と、前記熱利用装置に温水を供給する熱源機と、が備えられ、
前記熱源機に、運転動作により排熱を発生する排熱発生装置と、前記排熱発生装置により発生した排熱を温水として蓄える貯湯タンクと、前記貯湯タンクから前記熱利用装置へ供給される温水を加熱することが可能な補助加熱装置と、前記熱源機の運転を制御する制御部と、が備えられ、
前記制御部は、前記貯湯タンク内の湯水を前記補助加熱装置により加熱して前記熱利用装置へ供給可能な加熱運転モードと、前記貯湯タンクに蓄えられている前記温水を加熱せずに前記熱利用装置に供給する排熱運転を実行可能な排熱運転モードと、に切り換え可能に構成され、かつ、前記排熱発生装置の運転状況に基づいて前記排熱運転の実行に適した適正タイミングを判定し、その適正タイミングにて前記排熱運転モードを自動設定する熱供給システム。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
手動操作にて前記熱利用装置の運転の入り切りを指令する指令手段が備えられ、
前記制御部は、前記加熱運転モードが設定されている状態で前記指令手段にて運転開始が指令されると、前記貯湯タンク内の湯水を前記補助加熱装置により加熱して前記熱利用装置へ供給する加熱運転を実行し、前記排熱運転モードが設定されている状態で前記指令手段にて運転開始が指令されると、前記排熱運転を実行するように構成されている請求項1に記載の熱供給システム。
【請求項3】
前記熱利用装置が浴室暖房乾燥機にて構成され、
前記浴室暖房乾燥機は、前記温水の熱により加熱された空気を浴室内に供給するとともに、浴室内の空気を外部に排気する乾燥運転を実行可能に構成されている請求項1又は2に記載の熱供給システム。
【請求項4】
前記排熱発生装置が熱電併給装置であり、
前記制御部は、前記熱電併給装置の時系列的な予測熱負荷を予測し、当該予測熱負荷量を賄える熱量を前記熱電併給装置で発生する熱主運転を実行するように構成され、かつ、前記運転状況として、前記熱主運転を実行しているときの前記貯湯タンクに蓄えられる湯水の熱量が設定量よりも多くなるタイミングを、前記適正タイミングとして設定するように構成されている請求項1又は2に記載の熱供給システム。
【請求項5】
前記制御部は、前記運転状況として、前記排熱運転に適した天気であることが予測されるタイミングを、前記適正タイミングとして設定するように構成されている請求項1又は2に記載の熱供給システム。
【請求項6】
前記制御部は、通信回線を介して天気予報の情報を入手可能に構成されている請求項5に記載の熱供給システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、浴室暖房乾燥機等のように温水の熱を利用可能な熱利用装置と、例えば、熱電併給装置のように電気だけでなく排熱を発生する熱源機と、が備えられている熱供給システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の熱供給システムにおいて、従来では、熱源機から発生される排熱を利用して貯湯タンクに温水を蓄え、この貯湯タンクに蓄えられた温水を浴室暖房乾燥機に供給して浴室の乾燥を行うようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の熱供給システムにおいては、補助加熱装置により高温に加熱した温水を供給して浴室暖房乾燥機に供給する通常乾燥処理だけでなく、手動操作スイッチ(エコ乾燥運転スイッチ)にて使用者が指令することにより、貯湯タンクに蓄えられている温水をそのまま加熱することなく浴室暖房乾燥機に循環供給して浴室の乾燥を行う排熱運転を行うことにより省エネ性を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-167404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来構成では、使用者が任意のタイミングで手動操作スイッチ(エコ乾燥運転スイッチ)を操作することが可能であるから、例えば、貯湯タンクに十分な熱量の温水が蓄えられていないにもかかわらず、使用者がそのことを知らずにエコ乾燥運転スイッチにより排熱運転が指令された場合には、熱源機から浴室暖房乾燥機に対して十分な熱量を供給することができず、浴室乾燥処理が行えないおそれがある。特に、浴室に衣類等を吊るした状態で衣類乾燥を行う場合においては、衣類の乾燥が十分に行えないという不利な面があった。
【0005】
本発明の目的は、熱源機の排熱を利用する省エネ性の高い排熱運転を常に適正なタイミングで行えるようにすることが可能な熱供給システムを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る熱供給システムの特徴構成は、温水の熱を利用可能な熱利用装置と、前記熱利用装置に温水を供給する熱源機と、が備えられ、前記熱源機に、運転動作により排熱を発生する排熱発生装置と、前記排熱発生装置により発生した排熱を温水として蓄える貯湯タンクと、前記貯湯タンクから前記熱利用装置へ供給される温水を加熱することが可能な補助加熱装置と、前記熱源機の運転を制御する制御部と、が備えられ、前記制御部は、前記貯湯タンク内の湯水を前記補助加熱装置により加熱して前記熱利用装置へ供給可能な加熱運転モードと、前記貯湯タンクに蓄えられている前記温水を加熱せずに前記熱利用装置に供給する排熱運転を実行可能な排熱運転モードと、に切り換え可能に構成され、かつ、前記排熱発生装置の運転状況に基づいて前記排熱運転の実行に適した適正タイミングを判定し、その適正タイミングにて前記排熱運転モードを自動設定する点にある。
【0007】
熱源機の運転を制御する制御部は、排熱発生装置の運転状態を制御するものであるから、その運転動作により発生する排熱の発生状況も自己で管理することが可能である。そこで、本発明によれば、制御部が、排熱発生装置の運転状況に基づいて、貯湯タンクに蓄えられる温水の熱量を監視しながら、貯湯タンクに蓄えられている温水を加熱せずに熱利用装置に供給する排熱運転を実行可能なタイミングを判別して、適正タイミングにて排熱運転モードを自動設定するようにした。
【0008】
その結果、使用者が任意のタイミングで行うのではなく、予め自動設定された適正タイミングで排熱運転を実行することができ、熱源機の排熱を利用する省エネ性の高い排熱運転を常に適正なタイミングで行えるようにすることが可能となった。
【0009】
本発明に係る熱供給システムの別の特徴構成は、手動操作にて前記熱利用装置の運転の入り切りを指令する指令手段が備えられ、前記制御部は、前記加熱運転モードが設定されている状態で前記指令手段にて運転開始が指令されると、前記貯湯タンク内の湯水を前記補助加熱装置により加熱して前記熱利用装置へ供給する加熱運転を実行し、前記排熱運転モードが設定されている状態で前記指令手段にて運転開始が指令されると、前記排熱運転を実行するように構成されている点にある。
【0010】
本構成によれば、加熱運転モードが設定されている状態であれば、使用者が指令手段を操作して加熱運転を指令することにより、熱利用装置による熱利用が可能となる。そして、排熱運転モードが設定されている状態であれば、使用者が指令手段を操作することにより、排熱運転を指令することができる。その結果、操作誤りの無い良好な状態で、排熱運転モードが設定されている適正タイミングにて省エネ性の高い排熱運転を実行することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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