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公開番号2024157436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-07
出願番号2023071805
出願日2023-04-25
発明の名称オイル状態判定システム、及び、オイル状態の判定方法
出願人株式会社PILLAR,大阪瓦斯株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 27/06 20060101AFI20241030BHJP(測定;試験)
要約【課題】オイルの部分的な交換、又は、オイルの注ぎ足しが行なわれた場合であっても継続してオイル状態を判定可能なオイル状態判定システム、及び、オイル状態の判定方法を提供する。
【解決手段】オイル状態判定システムは、測定部と、判定部とを備える。測定部は、オイルの抵抗値を周期的に測定する。判定部は、抵抗値に基づいてオイルの状態を周期的に判定する。判定部は、抵抗値の極大値を記憶し、極大値と抵抗値との差分が第1閾値以上となった場合にオイルの状態が変化したと判定し、抵抗値の単位時間当たりの変化量が第2閾値以上となった場合に極大値を初期化すると共に第1閾値を更新する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
オイルの抵抗値を周期的に測定する測定部と、
前記抵抗値に基づいて前記オイルの状態を周期的に判定する判定部とを備え、
前記判定部は、
前記抵抗値の極大値を記憶し、
前記極大値と前記抵抗値との差分が第1閾値以上となった場合に前記オイルの状態が変化したと判定し、
前記抵抗値の単位時間当たりの変化量が第2閾値以上となった場合に前記極大値を初期化すると共に前記第1閾値を更新する、オイル状態判定システム。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記変化量が前記第2閾値以上となった場合に、前記変化量に基づいて前記第1閾値を更新する、請求項1に記載のオイル状態判定システム。
【請求項3】
前記判定部によって前記オイルの状態が変化したと判定された場合に前記オイルの交換が必要である旨をユーザに通知する通知部をさらに備える、請求項1又は請求項2に記載のオイル状態判定システム。
【請求項4】
前記判定部は、
前記極大値と前記抵抗値との差分が前記第1閾値以上となった場合に、
前記抵抗値の低下が所定期間継続しているときは、前記オイルの状態が変化したと判定する一方、
前記抵抗値の低下が前記所定期間継続していないときは、前記オイルの状態が変化したと判定しない、請求項1又は請求項2に記載のオイル状態判定システム。
【請求項5】
前記判定部は、前記極大値と前記抵抗値との差分が第1閾値以上となり、かつ、前記抵抗値の変化傾向が反転した場合に前記オイルの状態が変化したと判定する、請求項1又は請求項2に記載のオイル状態判定システム。
【請求項6】
オイルの抵抗値を周期的に測定するステップと、
前記抵抗値に基づいて前記オイルの状態を周期的に判定するステップとを含み、
前記オイルの状態を周期的に判定するステップは、
前記抵抗値の極大値を記憶するステップと、
前記極大値と前記抵抗値との差分が第1閾値以上となった場合に前記オイルの状態が変化したと判定するステップと、
前記抵抗値の単位時間当たりの変化量が第2閾値以上となった場合に前記極大値を初期化すると共に前記第1閾値を更新するステップとを含む、オイル状態の判定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オイル状態判定システム、及び、オイル状態の判定方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特開昭61-20848号公報(特許文献1)は、潤滑油の劣化度判定装置を開示する。この劣化度判定装置においては、潤滑油と接触する一対の電極に交流電圧が印加され、電極に生じる電流に基づいて潤滑油の劣化度が判定される(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭61-20848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オイルの抵抗値に基づいてオイルの状態を判定する方法が考えられる。しかしながら、オイルの部分的な交換、又は、オイルの注ぎ足しが行なわれると、オイルの抵抗値の推移が変化する。抵抗値の推移が変化すると、オイルの部分的な交換、又は、オイルの注ぎ足しが行なわれる前と同一の基準でオイル状態を適切に判定することができない場合がある。上記特許文献1は、このような問題の解決手段を開示していない。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、オイルの部分的な交換、又は、オイルの注ぎ足しが行なわれた場合であっても継続してオイル状態を判定可能なオイル状態判定システム、及び、オイル状態の判定方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある局面に従うオイル状態判定システムは、測定部と、判定部とを備える。測定部は、オイルの抵抗値を周期的に測定する。判定部は、抵抗値に基づいてオイルの状態を周期的に判定する。判定部は、抵抗値の極大値を記憶し、極大値と抵抗値との差分が第1閾値以上となった場合にオイルの状態が変化したと判定し、抵抗値の単位時間当たりの変化量が第2閾値以上となった場合に極大値を初期化すると共に第1閾値を更新する。
【0007】
オイルの部分的な交換、又は、オイルの注ぎ足しが行なわれると、オイルの抵抗値が急激に変化し得る。このオイル状態判定システムにおいては、抵抗値の単位時間当たりの変化量が第2閾値以上となった場合に、極大値の初期化及び第1閾値の更新が行なわれる。すなわち、オイルの部分的な交換、又は、オイルの注ぎ足しが行なわれることによって抵抗値が急激に変化すると、オイル状態の判定基準が適切に変更される。したがって、このオイル状態判定システムによれば、オイルの部分的な交換、又は、オイルの注ぎ足しが行なわれたとしても、継続してオイル状態を適切に判定することができる。
【0008】
上記オイル状態判定システムにおいて、判定部は、上記変化量が第2閾値以上となった場合に、上記変化量に基づいて第1閾値を更新してもよい。
【0009】
オイルの部分的な交換、又は、オイルの注ぎ足しが行なわれた場合に、オイルの抵抗値の推移は、オイルの交換量又はオイルの注ぎ足し量に応じて変化する。このオイル状態判定システムによれば、オイルの交換量又はオイルの注ぎ足し量と相関を有する上記変化量に基づいて第1閾値が更新され、オイル状態の判定基準がより適切に変更されるため、オイル状態をより適切に判定することができる。
【0010】
上記オイル状態判定システムは、判定部によってオイルの状態が変化したと判定された場合にオイルの交換が必要である旨をユーザに通知する通知部をさらに備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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