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公開番号2024177850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096215
出願日2023-06-12
発明の名称ガスメータ
出願人株式会社竹中製作所,東京瓦斯株式会社,大阪瓦斯株式会社,東邦瓦斯株式会社,愛知時計電機株式会社
代理人個人,個人
主分類G01F 3/22 20060101AFI20241217BHJP(測定;試験)
要約【課題】流出側口金に接続されたガス配管が地震や地盤沈下などによって歪が生じても、この歪による内機ケースユニットの破損を防止することができるガスメータを提供する。
【解決手段】本発明のガスメータ1は、内機ケースユニット30を樹脂材で形成し、内機ケースユニット30には、流出側口金60の内部に挿入される排気筒33を形成し、排気筒33の端部には、上流側Oリング止め35と下流側Oリング止め36とを形成し、上流側Oリング止め35と下流側Oリング止め36とによって、Oリング37を配置するOリング溝38を形成し、上流側Oリング止め35の上流側外周縁に上流側テーパー面35uを形成し、下流側Oリング止め36の下流側外周縁に下流側テーパー面36dを形成したことを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
ガス流量計測ユニットと、
前記ガス流量計測ユニットで計測したガスを流出側口金に導く内機ケースユニットと
を内部に有する筐体が鉄材で形成されるガスメータであって、
前記内機ケースユニットを樹脂材で形成し、
前記内機ケースユニットには、前記流出側口金の内部に挿入される排気筒を形成し、
前記排気筒の端部には、上流側Oリング止めと下流側Oリング止めとを形成し、
前記上流側Oリング止めと前記下流側Oリング止めとによって、Oリングを配置するOリング溝を形成し、
前記上流側Oリング止めの上流側外周縁に上流側テーパー面を形成し、
前記下流側Oリング止めの下流側外周縁に下流側テーパー面を形成した
ことを特徴とするガスメータ。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記筐体の内部には、前記筐体に取り付けられる内機固定板を有し、
前記内機ケースユニットをゴムブッシュによって前記内機固定板に取り付ける
ことを特徴とする請求項1に記載のガスメータ。
【請求項3】
前記ガス流量計測ユニットの下流側端部を前記内機ケースユニットに固定し、
前記ガス流量計測ユニットの上流側端部を変位可能とした
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスメータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス流量計測部を内部に有するガスメータに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
ガス流量計測ユニットで計測したガスを流出側口金に導く内機ケースユニットを樹脂材で形成する場合には、流出側口金に接続されたガス配管が地震や地盤沈下などによって歪が生じると、この歪によって内機ケースユニットが破損してしまう。
ところで、特許文献1は、ガス流量計測ユニットで計測したガスを流出側口金に導く連通部材に筒状の蛇腹部材を設けることで、部材間での位置ずれを吸収することを提案している。
特許文献2は、ガスメータの交換時に生じる口金とメータ本体との位置ずれを吸収するためにベローズを設けることを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-124653号公報
特開2014-169958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1や特許文献2で提案している蛇腹部材やベローズを用いることでも、口金に接続されたガス配管からの歪が内機ケースユニットに伝わることを緩和することができるが、内機ケースユニットを樹脂材としたものではない。
【0005】
本発明は、内機ケースユニットを樹脂材とした場合に、流出側口金に接続されたガス配管が地震や地盤沈下などによって歪が生じても、この歪による内機ケースユニットの破損を防止することができるガスメータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の本発明のガスメータ1は、ガス流量計測ユニット20と、前記ガス流量計測ユニット20で計測したガスを流出側口金60に導く内機ケースユニット30とを内部に有する筐体40が鉄材で形成されるガスメータ1であって、前記内機ケースユニット30を樹脂材で形成し、前記内機ケースユニット30には、前記流出側口金60の内部に挿入される排気筒33を形成し、前記排気筒33の端部には、上流側Oリング止め35と下流側Oリング止め36とを形成し、前記上流側Oリング止め35と前記下流側Oリング止め36とによって、Oリング37を配置するOリング溝38を形成し、前記上流側Oリング止め35の上流側外周縁に上流側テーパー面35uを形成し、前記下流側Oリング止め36の下流側外周縁に下流側テーパー面36dを形成したことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載のガスメータ1において、前記筐体40の内部には、前記筐体40に取り付けられる内機固定板80を有し、前記内機ケースユニット30をゴムブッシュ90によって前記内機固定板80に取り付けることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載のガスメータ1において、前記ガス流量計測ユニット20の下流側端部20dを前記内機ケースユニット30に固定し、前記ガス流量計測ユニット20の上流側端部20uを変位可能としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、上流側Oリング止めの上流側外周縁に上流側テーパー面を形成し、下流側Oリング止めの下流側外周縁に下流側テーパー面を形成しているので、排気筒の仮想排気筒軸心に対して流出側口金の仮想口金軸心が所定角度傾くことができる。従って、流出側口金に接続されたガス配管が地震や地盤沈下などによって歪が生じても、この歪による内機ケースユニットの破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施例によるガスメータの外観斜視図
同ガスメータの流出側口金と排気筒とを示す要部拡大図
図2に示す流出側口金と排気筒とが傾いた状態を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第1の実施の形態によるガスメータは、内機ケースユニットを樹脂材で形成し、内機ケースユニットには、流出側口金の内部に挿入される排気筒を形成し、排気筒の端部には、上流側Oリング止めと下流側Oリング止めとを形成し、上流側Oリング止めと下流側Oリング止めとによって、Oリングを配置するOリング溝を形成し、上流側Oリング止めの上流側外周縁に上流側テーパー面を形成し、下流側Oリング止めの下流側外周縁に下流側テーパー面を形成したものである。
本実施の形態によれば、上流側Oリング止めの上流側外周縁に上流側テーパー面を形成し、下流側Oリング止めの下流側外周縁に下流側テーパー面を形成しているので、排気筒の仮想排気筒軸心に対して流出側口金の仮想口金軸心が所定角度傾くことができる。従って、流出側口金に接続されたガス配管が地震や地盤沈下などによって歪が生じても、この歪による内機ケースユニットの破損を防止できる。
【0010】
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態によるガスメータにおいて、筐体の内部には、筐体に取り付けられる内機固定板を有し、内機ケースユニットをゴムブッシュによって内機固定板に取り付けるものである。
本実施の形態によれば、流出側口金に生じる歪が更に大きく、内機ケースユニットに負荷が加わった場合には、内機ケースユニットをゴムブッシュによって内機固定板に取り付けているため、ゴムブッシュが変形することで、内機ケースユニットの破損を防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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