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公開番号2024177755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096078
出願日2023-06-12
発明の名称流量計
出願人愛知時計電機株式会社,東京瓦斯株式会社,大阪瓦斯株式会社,東邦瓦斯株式会社,株式会社竹中製作所
代理人弁理士法人ネクスト
主分類G01F 3/22 20060101AFI20241217BHJP(測定;試験)
要約【課題】複数の計測ユニットを備える流量計において、計測精度の低下を抑制することが可能な流量計を提供することを目的とする。
【解決手段】流量計100は、複数の計測ユニット20A~20Dを備えている。複数の計測ユニット20A~20Dは、計測流路26の延設方向を、側壁92の放出面96の向く方向と交差する方向に向けた状態で、放出面96の向く方向と交差する方向で、所定の離間距離だけ離れ、かつ、放出面96の向く方向で配列した状態で、チャンバ内に配置されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
本体流入口と本体流出口とが形成された天井部と、前記天井部に対向する底部と、前記天井部と前記底部との間で延設する側壁と、を有し、前記天井部と前記側壁と前記底部とにより囲まれた空間であるチャンバが形成された本体ケースと、
前記本体ケースの前記チャンバ内に配置されており、前記チャンバ内の被計測流体の流量を計測するための複数の計測ユニットと、
前記本体流入口から流入する前記被計測流体を、前記チャンバ内に放出する流路であって、前記チャンバ内において前記側壁の内面である放出面に向けて前記被計測流体を放出する放出流路と、
を備え、
複数の前記計測ユニットは、
所定方向に延設した計測流路と、前記計測流路の延設方向の一方側に位置する計測流入口と、前記計測流路の延設方向の他方側に位置する計測流出口とを有する計測器ケースと、
前記計測流路を流れる被計測流体の流量に応じた値を計測するセンサと、を有し、
複数の前記計測ユニットは、
前記計測流路の延設方向を、前記放出面の向く方向と交差する方向に向けた状態で、前記放出面の向く方向と交差する方向で、前記放出面から離れており、かつ、
前記放出面の向く方向で配列して、前記チャンバ内に配置されている、ことを特徴とする流量計。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
複数の前記計測ユニットは、
前記計測流入口を、前記放出面側に向けて、前記チャンバ内に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の流量計。
【請求項3】
前記本体ケースには、
前記チャンバとして、前記本体流入口に連通する流入側チャンバと、前記本体流出口に連通する流出側チャンバとがあり、
前記計測ユニットは、
前記計測流入口側で、前記計測流路と前記流入側チャンバとが連通し、前記計測流出口側で、前記計測流路と前記流出側チャンバとが連通することで、前記本体流入口と前記本体流出口との間の流路を形成しており、
前記放出面は、前記流入側チャンバを形成する前記側壁の内面であり、
複数の前記計測ユニットは、
前記計測流入口を、前記放出面側に向けた状態で、前記流入側チャンバ内に配置されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の流量計。
【請求項4】
前記本体ケース内に配置され、前記流出側チャンバを形成する流出側チャンバ形成部を備え、
前記本体ケースの前記側壁は、
前記放出面を内面に有する第1側壁と、前記放出面の向く方向で前記第1側壁に対向する第2側壁と、前記第1側壁と前記第2側壁との間において、前記放出面の向く方向と交差する方向で対向して位置する第3側壁、及び第4側壁とを有し、
前記放出面は、前記第1側壁における、前記放出面の向く方向と交差する方向で前記第3側壁側に位置しており、
前記流出側チャンバ形成部は、
前記流入側チャンバ内において、前記放出面の向く方向と交差する方向で、前記放出面よりも前記第4側壁側に位置しており、
複数の前記計測ユニットは、
前記流出側チャンバ形成部の複数の装着開口に前記計測流出口側の端が挿入することで、前記計測流路の延設方向を、前記放出面の向く方向と交差する方向に向けた状態で、前記放出面の向く方向と交差する方向で、前記放出流路から所定の第1離間距離だけ離れ、かつ、前記放出面の向く方向で配列して、前記流入側チャンバ内に配置されており、
前記流出側チャンバ形成部は、
前記放出面の向く方向と交差する方向で、前記第4側壁から所定の第2離間距離だけ離れて配置されている、ことを特徴とする請求項3に記載の流量計。
【請求項5】
前記計測ユニットにより計測された前記被計測流体の流量に応じて、前記本体流入口から前記チャンバへの前記被計測流体の流入を可能にする開状態と、前記本体流入口から前記チャンバへの前記被計測流体の流入を遮断する遮断状態とに切り替わる遮断弁ユニットを備え、
前記放出流路は、前記遮断弁ユニット内に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の流量計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被計測流体の流量を計測する流量計に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、本体流入口と、本体流出口とを有する本体ケースと、本体ケース内に配置され、被計測流体の流量を計測する複数の計測ユニットとを備える流量計が記載されている。流量計では、各計測ユニットにより、本体ケースの本体流入口から流入した被計測流体の流速を計測し、計測した各流速の平均流速を用いて、所定時間での流量を算出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-208583号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記構成の流量計において、各計測ユニットに流入する被計測流体の流量にばらつきが生じる場合がある。例えば、各計測ユニットが配置される本体ケース内のチャンバの形状や、このチャンバ内での被計測流体の流れに応じて、各計測ユニットに流入する流量がばらつき、計測精度が低下することが懸念される。
【0005】
本発明は、上記課題を鑑みたものであり、複数の計測ユニットを備える流量計において、計測精度の低下を抑制することが可能な流量計を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本実施形態で開示された流量計は、本体流入口と本体流出口とが形成された天井部と、天井部に対向する底部と、天井部と底部との間で延設する側壁と、を有し、天井部と側壁と底部とにより囲まれた空間であるチャンバが形成された本体ケースと、本体ケースのチャンバ内に配置されており、チャンバ内を流れる被計測流体の流量を計測するための複数の計測ユニットと、本体流入口から流入する被計測流体を、チャンバ内に放出する流路であって、チャンバ内において側壁の内面である放出面に向けて被計測流体を放出する放出流路と、を備えている。複数の計測ユニットは、所定方向に延設した計測流路と、計測流路の延設方向の一方側に位置する計測流入口と、計測流路の延設方向の他方側に位置する計測流出口とを有する計測器ケースと、計測流路を流れる被計測流体の流量に応じた値を計測するセンサと、を有し、複数の計測ユニットは、計測流路の延設方向を、放出面の向く方向と交差する方向に向けた状態で、放出面の向く方向と交差する方向で、放出面から離れ、かつ、放出面の向く方向で配列した状態で、チャンバ内に配置されている。
【0007】
上記構成では、放出流路から放出された被計測流体は、本体ケースの側壁の一部である放出面で反射することで、チャンバ内を拡散する。チャンバ内では、複数の計測ユニットが、計測流路の延設方向を、被計測流体が放出される放出面の向く方向と交差する方向に向けた状態で、放出面の向く方向と交差する方向で、放出面から離れ、かつ、放出面の向く方向で配列している。そのため、チャンバ内を拡散した被計測流体は、各計測ユニットの計測流入口に達し易くなり、各計測ユニットへ流入する被計測流体の流量のばらつきを抑制することができる。その結果、複数の計測ユニットを用いる場合でも、被計測流体の計測精度の低下を抑制することができる。
【0008】
複数の計測ユニットは、計測流入口を、放出面側に向けて、チャンバ内に配置されている。
上記構成では、複数の計測ユニットは、計測流入口を、放出面側に向けているため、放出面を反射して拡散する被計測流体が、計測流入口に達し易くなる。これにより、各計測ユニットの計測流入口に流入する被計測流体の流量のばらつきを抑制し、ひいては計測精度の低下を抑制することができる。
【0009】
本体ケースには、チャンバとして、本体流入口に連通する流入側チャンバと、本体流出口に連通する流出側チャンバとがあり、計測ユニットは、計測流入口側で、計測流路と流入側チャンバとが連通し、計測流出口側で、計測流路と流出側チャンバとが連通することで、本体流入口と本体流出口との間の流路を形成しており、放出面は、流入側チャンバを形成する側壁の内面であり、複数の計測ユニットは、計測流入口を、放出面側に向けた状態で、流入側チャンバ内に配置されている。
上記構成では、流入側チャンバと流出側チャンバとが別々に設けられた構成において、流入側チャンバに流れる順方向の被計測流体に対して、計測精度の低下を抑制することができる。
【0010】
本体ケース内に配置され、流出側チャンバを形成する流出側チャンバ形成部を備え、本体ケースは、側壁として、放出面を内面に有する第1側壁と、放出面の向く方向で第1側壁に対向する第2側壁と、第1側壁と第2側壁との間において、放出面の向く方向と交差する方向で対向して位置する第3側壁、及び第4側壁とを有し、放出面は、第1側壁における、放出面の向く方向と交差する方向で第3側壁側に位置しており、流出側チャンバ形成部は、流入側チャンバ内において、放出面の向く方向と交差する方向で、放出面よりも第4側壁側に位置しており、複数の計測ユニットは、流出側チャンバ形成部の複数の装着開口に計測流出口側の端が挿入することで、計測流路の延設方向を、放出面の向く方向と交差する方向に向けた状態で、放出面の向く方向と交差する方向で、放出流路から所定の第1離間距離だけ離れ、かつ、放出面の向く方向で配列して、流入側チャンバ内に配置されており、流出側チャンバ形成部は、放出面の向く方向と交差する方向で、第4側壁から所定の第2離間距離だけ離れて配置されている。
上記構成により、流入側チャンバ内で、計測ユニットが、放出面の向く方向と交差する方向で、放出流路から第1離間距離だけ離れて位置し、流出側チャンバ形成部が、放出面の向く方向と交差する方向で、第4側壁から第2離間距離だけ離れて位置している。これにより、放出面を反射して拡散した被計測流体は、流入側チャンバ内において、第1離間距離及び第2離間距離に応じた空間内を対流して拡散することができるため、流入側チャンバ内での、各計測ユニットの計測流入口に流入する被計測流体の流量のばらつきを抑制し、ひいては計測精度の低下を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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