特許ウォッチ

公開番号2024140005
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023050986
出願日2023-03-28
発明の名称椅子
出願人コクヨ株式会社
代理人個人
主分類A47C 7/40 20060101AFI20241003BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】背支持フレームに対して背板を支持させる好適な構成を有した椅子を提供する。
【解決手段】椅子は、背支持フレームDが、上下方向に延びてなる左右一対の起立フレーム部4を備えたものであり、背板Eが、起立フレーム部4の内側部に対して添接又は近接するように背板本体6から後方に突設された連結壁部8とを備えたものである。連結壁部8には、ねじv1を横方向から挿通し得るねじ挿通孔h1が設けられ、当該連結壁部8には起立フレーム部4に沿うように湾曲した沿曲部分81を備えている。連結壁部8は、起立フレーム部4に対してねじv1により固定されている。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項１】
背板とこの背板を支持する背支持フレームとを備えた椅子であって、
前記背支持フレームが、上下方向に延びてなる左右一対の起立フレーム部を備えたものであり、
前記背板が、板状をなし前面を背凭れ面とした背板本体と、前記起立フレーム部の内側部又は外側部に対して添接又は近接するように前記背板本体から後方に突設された連結壁部とを備えたものであり、
前記連結壁部に止着具を横方向から挿通し得る止着具挿通孔が設けられたものであり、当該連結壁部の先端側部分が前記起立フレーム部に沿うように湾曲したものであり、
前記止着具挿通孔に挿通された止着具により、前記連結壁部が前記起立フレーム部に対して固定されている椅子。
続きを表示（約 930 文字）【請求項２】
前記連結壁部が、上下方向に延びてなるものであり、前記起立フレーム部の内側部に対して添接するように前記背板本体から後方に突設されている請求項１記載の椅子。
【請求項３】
前記背支持フレームが、前記起立フレーム部の上部間を繋ぐ横延フレーム部を備えたものであり、
前記背板が、前記背板本体から後方に突設され、少なくとも前記横延フレーム部の上側を覆う庇部を備えている請求項１記載の椅子。
【請求項４】
前記連結壁部及び前記庇部が互いに離間するように前記背板本体に設けられている請求項３記載の椅子。
【請求項５】
前記庇部に、前記横延フレーム部に対して挿入される突起が設けられている請求項３記載の椅子。
【請求項６】
前記突起が、前記庇部における左右方向中央部の一箇所のみに突設されている請求項５記載の椅子。
【請求項７】
前記背板が合成樹脂製のものであり、
前記背支持フレームが、円筒状をなす金属製のパイプ材により形成されたものである請求項１記載の椅子。
【請求項８】
前記起立フレーム部が、前記背板の側端縁よりも内側方に位置するように当該背板の背面に添設されている請求項１記載の椅子。
【請求項９】
前記背板の側端縁と前記起立フレーム部との左右方向の離間距離は、少なくとも、前記起立フレーム部における左右幅寸法の二倍よりも長く設定されている請求項８記載の椅子。
【請求項１０】
脚体と、この脚体に支持された座と、前記背支持フレームを介して前記脚体に支持された前記背板とを備えてなる椅子であって、
前記背支持フレームが、前後方向に延びてなり前記座の下面側に配設された左右一対のベースフレーム部と、これらベースフレーム部の後端部に連設された前記起立フレーム部と、前記起立フレーム部の上部間を繋ぐ横延フレーム部とを備えたものであり、
前記ベースフレーム部、前記起立フレーム部、及び、前記横延フレーム部が、円筒状をなす金属製のパイプ材により一体に形成されたものである請求項１記載の椅子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、椅子に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、学校等の教育施設において好適に使用される種々の椅子が知られている（例えば、特許文献１を参照）。
【０００３】
ところで、この種の椅子では、背板を金属製の背支持フレームに支持させてなるものが存在する。かかる構成の椅子の背板は、リベットにより、背支持フレームに対して取り付けられたものとなっていた。
【０００４】
ところが、かかる構成のものでは、リベットの頭部が背板の前面側に配設されるものとなるため、背板に貫通孔を設ける必要があり、背凭れ面の連続的な面一性や外観を損ねやすいだけでなく、リベットの頭部近傍に汚れが堆積し易いものとなっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
実用新案登録第３１１４９１０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、以上のような事情に着目してなされたもので、少なくとも、背支持フレームに対して背板を支持させる好適な構成を有した椅子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
【０００８】
請求項１に記載の発明は、背板とこの背板を支持する背支持フレームとを備えた椅子であって、前記背支持フレームが、上下方向に延びてなる左右一対の起立フレーム部を備えたものであり、前記背板が、板状をなし前面を背凭れ面とした背板本体と、前記起立フレーム部の内側部又は外側部に対して添接又は近接するように前記背板本体から後方に突設された連結壁部とを備えたものであり、前記連結壁部に止着具を横方向から挿通し得る止着具挿通孔が設けられたものであり、当該連結壁部の先端側部分が前記起立フレーム部に沿うように湾曲したものであり、前記止着具挿通孔に挿通された止着具により、前記連結壁部が前記起立フレーム部に対して固定されている椅子である。
【０００９】
請求項２に記載の発明は、前記連結壁部が、上下方向に延びてなるものであり、前記起立フレーム部の内側部に対して添接するように前記背板本体から後方に突設されている請求項１記載の椅子である。
【００１０】
請求項３に記載の発明は、前記背支持フレームが、前記起立フレーム部の上部間を繋ぐ横延フレーム部を備えたものであり、前記背板が、前記背板本体から後方に突設され、少なくとも前記横延フレーム部の上側を覆う庇部を備えている請求項１記載の椅子である。
（【００１１】以降は省略されています）

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