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公開番号2024139793
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023050696
出願日2023-03-28
発明の名称ポリイミド樹脂組成物及びその硬化物
出願人日本化薬株式会社
代理人
主分類C08L 79/08 20060101AFI20241003BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】硬化物が基材接着性、耐熱性に優れ、プリント配線板に好適に用い得る樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】ウレア基含有(メタ)アクリロイル化合物(A)、可溶性ポリイミド樹脂(B)、マレイミド樹脂(C)及び硬化促進剤(D)を含む樹脂組成物が上記課題を解決することを見出し、本発明を完成させた。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記構造の化合物(A)、可溶性ポリイミド樹脂(B)、マレイミド樹脂(C)及び硬化促進剤(D)を含む樹脂組成物。
TIFF
2024139793000011.tif
35
153
(式(1)中R

はそれぞれ独立に水素もしくはメチル基を表す。)
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
可溶性ポリイミド樹脂(B)が、炭素数6乃至36の脂肪鎖を含む、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記炭素数6乃至36の脂肪鎖がダイマージアミン由来である、請求項2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記可溶性ポリイミド樹脂(B)の重量平均分子量が、30,000以上である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記マレイミド樹脂(C)が、下記式(1)乃至(3)である、請求項1に記載の樹脂組成物。
TIFF
2024139793000012.tif
54
153
(式(2)中、R

は炭素数1乃至5のアルキル基又はフェニル基を表し、R

が複数存在する場合、それらは互いに同じでも異なってもよい。lはそれぞれ独立に0乃至3の整数を表す。n

は繰り返し数の平均値であって1以上10以下の実数を表す。)
TIFF
2024139793000013.tif
56
153
(式(3)中、R

は炭素数1乃至5のアルキル基又はフェニル基を表し、R

が複数存在する場合、それらは互いに同じでも異なってもよい。kはそれぞれ独立に0乃至3の整数を表す。n

は繰り返し数の平均値であって1以上10以下の実数を表す。)
TIFF
2024139793000014.tif
46
153
(式(4)中、R

及びR

はそれぞれ独立に水素原子、メチル基又はエチル基を表す。)
【請求項6】
硬化促進剤(D)が熱ラジカル開始剤である請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項7】
請求項1に記載の樹脂組成物の硬化物。
【請求項8】
請求項7に記載の硬化物を備えた物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリイミド樹脂を含有する樹脂組成物及びその硬化物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
スマートフォンやタブレット等のモバイル型通信機器や通信基地局装置、コンピュータやカーナビゲーション等の電子機器に不可欠な部材としてプリント配線板が挙げられる。プリント配線板には金属箔との密着性、耐熱性及び柔軟性等の特性に優れた各種の樹脂材料が用いられている。
また、近年では高速で大容量の次世代高周波無線用のプリント配線板の開発が行われており、上記の諸特性に加え、樹脂材料には低伝送損失であること、即ち低誘電・低誘電正接であることが求められている。
【0003】
また、接着剤やカバーレイフィルムとして多層プリント配線板に用いられる接着フィルムには、優れた誘電特性を示すことに加え、銅箔や基板(ポリイミドフィルムやPPEプリプレグ)に対する優れた接着強度を有することや、はんだ実装に耐えられる耐熱性が求められている。
【0004】
特許文献1には、ダイマージアミン骨格を含むポリイミド樹脂及び架橋剤を含有する組成物の硬化物は誘電正接が低く、誘電特性に優れることが記載されている。しかしながら、同文献の組成物は、基材に対する接着性が不充分であった。
特許文献2には、ポリイミド樹脂、変性エラストマー及びエポキシ樹脂を含む樹脂組成物の硬化物は、誘電特性、基材との接着性及びはんだ耐熱性に優れることが記載されている。しかしながら、同文献の樹脂組成物の硬化物は耐熱性が不充分でリフロー回数が増えると膨れが生じるため、より耐熱性の高いものが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-168369号公報
WO2020/071154
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、プリント配線板に好適に用い得る樹脂組成物であって、その硬化物が基材接着性、耐熱性に優れる樹脂組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは鋭意検討を行った結果、ウレア基含有(メタ)アクリロイル化合物(A)、可溶性ポリイミド樹脂(B)、マレイミド樹脂(C)及び硬化促進剤(D)を含む樹脂組成物が上記の課題を解決することを見出し、本発明を完成させた。
即ち本発明は、以下(1)~(8)に関する。
(1)下記構造の化合物(A)、可溶性ポリイミド樹脂(B)、マレイミド樹脂(C)及び硬化促進剤(D)を含む樹脂組成物。
【0008】
TIFF
2024139793000001.tif
31
154
【0009】
(式(1)中R

はそれぞれ独立に水素もしくはメチル基を表す。)
(2)可溶性ポリイミド樹脂(B)が、炭素数6乃至36の脂肪鎖を含む、(1)に記載の樹脂組成物。
(3)前記炭素数6乃至36の脂肪鎖がダイマージアミン由来である、(2)に記載の樹脂組成物。
(4)前記可溶性ポリイミド樹脂(B)の重量平均分子量が、30,000以上である、(1)~(3)のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
(5)前記マレイミド樹脂(C)が、下記式(1)乃至(3)である、(1)~(4)のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
【0010】
TIFF
2024139793000002.tif
55
153
(【0011】以降は省略されています)

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